甲斐翔真 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「甲斐翔真」

2019/11/01

「口に出すことは大事。僕もことあるごとに『歌うことが好きで、ミュージカルに興味がある』と言ってきました」

甲斐翔真

――ミュージカル自体にも興味があったということですが、それはいつぐらいから?

「初めて観たミュージカルは劇団四季の『ライオンキング』で、確か小学生くらいのときだったんですが、面白かったという印象は、ずっと心に残っていました。もちろん、その頃は自分もやってみたいなんて思っていなかったですが、事務所に入ってから観劇する機会が増えたこともあり、“いつか、僕もミュージカル作品に出演できたら……”と思うようになりました。まさか、こんなに早く叶うとは思ってもいませんでしたが」

――本番までに、どのようなことを身に着けたい、意識したいと思っていますか?

「いろんなミュージカルを観て、“どうして、この人のことをすごいと思うのか!?というのを自分なりに考えたときに、場馴れ感というのは大事だなと思ったんです。“この人がいれば間違いない”と安心できるのは、場馴れ感があるからなのかなと。歌舞伎を観たときも思たんですが、長い間、日々鍛錬を積み重ねてきたこその説得力がある。僕は場馴れ感どころか、初めてのミュージカルだから、お客さんに“大丈夫かな?”と思わせてしまうかもしれない。だからこそ、本番までに様々なレッスンや練習、稽古をしっかりやって、その不安感を取り除いておきたいです」

甲斐翔真

――歌はもともと独自に練習していたとか。

「歌うことが好きだったので、一人カラオケで好きな曲を5回連続で歌ったりしていました(笑)。ずっと歌っていると、前は出なかった音が出るようになるんです。気合で音域を広げていましたね。今は喉の使い方のメソッドも学びつつ、練習に励んでいます。声の出し方、体の使い方について理論的に勉強するのも楽しくて。僕はずっとサッカーをやってきましたが、体が資本という意味では役者もアスリート的な要素がある。事務所の先輩たちからも『体調管理をしっかりやったほうが良い!』と言われているんです。まずコンディションが100%じゃないと、培ってきた力が出せない。1ヵ月以上の公演になるので、体力作りも大きな課題です。チケット代も決して、安くはないですから。その金額を払って来てくださるお客さんたちをガッカリさせたくないので、全力で臨みたいなと思っています」

甲斐翔真

――先輩たちとはよく交流しているんですか?

「今回は初ミュージカルということもあって、事務所の先輩でもある三浦春馬さんとご飯に行っていろいろなお話を聞かせていただいたり、初演・再演と夜神月を演じた浦井健治さんにご挨拶して、連絡先を交換させてもらったりと、とても素敵な機会をいただいています。あと、今回はWキャストで夜神月役の村井(良大)さんという、ものすごく頼りがいのある先輩も近くにいますしね! 稽古場では村井さんの背中を見ながら、追いかけていきたいです」

――“ダブルキャスト”のプレッシャーはない?

「僕が張り合うような、そんなレベルの方じゃないですから。素直に頼りつつ、僕らしい夜神月を作り上げていければいいかなと。ライバルという目では見られないですね。絶対に負けたくないという闘争心より、むしろ、僕も早く村井さんの夜神月が観たい。僕と村井さんとでは、まったく違う夜神月になると思うので、それぞれ楽しんでもらいたいですし、ミュージカルというものをまだ観たことないという人にこそ、観に来ていただきたいです」

甲斐翔真

――では最後に。芸能界を夢見る『デビュー』読者に向けて、甲斐さんが思う、“夢を実現させる秘訣”はどんなことだと思いますか?

「僕は、やりたいことは周りに言うことが大事だと思います。周囲に伝えておくことで、縁を引き寄せることもあるだろうし、言霊、いわゆる口に出すことで実現することも、本当にあると思うんです。僕もことあるごとに『歌うことが好きで、ミュージカルに興味がある』と言ってきました。みなさんも恥ずかしがらずに、どんどん、やりたことを周りに宣言していきましょう!」

Special Movie

甲斐翔真、『デスノート THE MUSICAL』で初ミュージカル・初舞台・初主演に挑む!

PROFILE

甲斐翔真(かい・しょうま)●1997年11月14日生まれ、東京都出身。アミューズ所属。主な出演作は、『仮面ライダーエグゼイド』パラド/仮面ライダーパラドクス役、映画『写真甲子園 0.5秒の夏』、『花にけだもの』、『覚悟はいいかそこの女子。』、『ゼロ 一攫千金ゲーム』、『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』、映画『君は月夜に光輝く』など。2020年1月24日公開の映画『シグナル100』への出演も決定。

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Information

「デスノート THE MUSICAL」

東京公演:2020年1月20日(月)〜2月9日(日)東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
静岡公演:2020年2月22(土)、23(日)清水マリナート
大阪公演:2020年2月29日(土)、3月1日(日)梅田芸術劇場 メインホール
福岡公演:2020年3月6日(金)〜8日(日)博多座

『デスノート THE MUSICAL』

『デスノート THE MUSICAL』

≪story≫
成績優秀な高校生・夜神 月(やがみライト)は、ある日、一冊のノートを拾う。ノートには、「このノートに名前を書かれた人間は40秒で死ぬ」とあった。それは、死神が退屈しのぎに地上に落とした“死のノート”(デスノート)であった。犯罪者を裁ききれない法律に、限界を感じていたライトは、ある日、テレビで幼稚園に立てこもる誘拐犯の名前をデスノートに書いてみる。すると、誘拐犯は突然、心臓発作で息絶えた。
「自分こそが神に選ばれ、犯罪者のいない世界を創る“新世界の神”だ」と、ライトはデスノートを使い、犯罪者の粛清を始めていく。世界中で犯罪者が不可解な死を遂げていく事件が相次ぐ中、インターネット上ではその犯人を「キラ」と呼び、称賛しはじめる。犯罪の数が激減する中、警察は犯人の手掛かりさえつかめないでいた。そこへ、これまであらゆる難事件を解決してきた謎の名探偵L(エル)が事件を解決すべく、捜査を開始する。

◆公式サイト:horipro-stage.jp/stage/deathnote2020/
◆Road to デスノートTHE MUSICAL 2020 PV:https://youtu.be/nxS5sIkTb8o

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