宮澤佐江(AKB48) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「宮澤佐江」

2009/08/28

AKB48の劇場公演はずっと大切にしていきたい

宮澤佐江
8月20日にファーストソロ写真集『彼女』を発売する、AKB48チームKの元気&笑顔担当、宮澤佐江ちゃん。選抜メンバーとなった13thシングル『言い訳Maybe』のリリースや、初の武道館公演とてんこ盛りのこの夏、19歳になったばかりの彼女に「AKB48」にかける熱い思いや将来の夢について語ってもらいました。



Q 「AKB48」のオーディションを受けたきっかけは?

「中3で部活を引退して、受験勉強が始まる夏休みの前に1回だけオーディションを受けようってずっと決めてたんです。これでダメだったらあきらめようって。実は『デ☆ビュー』もずっと買ってたんですが、ちょうどその頃に『AKB48オープニングメンバー』のオーディションが載ってたんですよ」

Q そのオーディションには合格しなくて、チームKを選ぶ『追加オーディション』で受かったんだよね。

「『オープニングオーディション』の書類を送ったのがギリギリだったからか、届いた時点で締切を過ぎちゃってたみたいなんです。なので“次のオーディションに回るかも…”とは言われていて。そこからしばらく連絡が無かったので、本当に連絡が来るとは思わなくて。その頃には受験も迫ってたんですが、最後のチャンスだと思ってたから一発勝負してみるか! という気持ちで受けました」

Q 受験とオーディション、同時に二つの勝負に挑んでたんだ。

「今考えるとすごい集中してたなって思います。あんな緊張した毎日はもうムリ(笑)。結果的にどちらにも受かったんですが、受験番号とオーディションの番号がどっちも“47”だったんですよ。“48”だったらホントにキセキだったんですけど(笑)」

Q それだけ頑張って入っただけに、AKB48への思い入れは人一倍強い?

「めちゃめちゃあります。追加オーディションの連絡が来る前も、先に活動を始めていたチームAのブログを“こういうコが受かったんだなあ”って思いながらずっと見てましたし。だから今でもオープニングメンバーにはかなわないって感じますね。オーラが違うんですよ。私はがむしゃらにやらないとファンの方に気持ちが伝わらないと思ってるので振りもデカいんですけど(笑)、チームAさんはサラリと踊っててもキレイなんです。やっぱり劇場にお客さんが4人とか5人の頃から、満員になるまで引っ張ってきただけのことはあるなぁって。チームKはそれなりにお客さんが付いていた時点で始まってるので、チームAさんへの感謝は忘れちゃダメだってすごい思ってますね」

ファースト写真集『彼女』
(メイキングDVD付き /講談社
/4200円)

Q チームに対してのライバル心みたいなのはあるの?

「ライバル心というよりチームの団結力かな。チームKの最初の頃はやっぱりまだ劇場も満員にならないことも多かったので、早くチームAに追いつこう! チームKのファンを増やそうってことで頑張ってこれたんです。私にとって劇場公演ってどんなお仕事よりも大切なもので、唯一自信が持てるものなので、できれば一生やめたくないんですよ」

Q その公演も、8月22日にはついに武道館という大きなステージに進出!

「そうなんですよ〜。メンバーみんなと一緒だから大丈夫っていう感じで特に緊張はなくて、とにかく楽しみで仕方ないですね。絶対に一日中、笑顔になっちゃう気がします。早くこのワクワクした気 持ちをファンのみなさんと分かち合いたいです!」

Q そして8月26日には新曲「言い訳Maybe」がリリース。 歌うメンバーは、ファン投票で選ばれたんですよね。

「最初に“選挙でAKB、SKE合わせて100人以上いる中で上位21名が選抜されます”って聞いたときは『選挙ぉ? すごいこと考えるなぁ(苦笑)』と思ったんですが、自分からは選挙に触れないでおこうって決めたんです。日々の活動が結果に出るんじゃないかなって。選ばれたことはうれしいけど、14位という順位に満足してるわけではなく、順位が上の人には自分にないものがあると思うし。もっと上に行けるように努力しなきゃって思いました。何より投票で選ばれたという自覚を持って、ほかのメンバーの分も全力を出し切ろうって気持ちが強くなりましたね」

Q 8月13日に19歳になったばかり。10代ラストイヤーの始まりは、初写真集、初武道館、選抜シングルと盛りだくさんになったけど。20歳に向けての決意は?

「背伸びするのではなく、ありのままの自分をもっと磨いていきたいです。私、AKBの中でボーイッシュ担当らしいんですよ。自分では普通にしてるつもりなんですが、いつも笑ってるよね、元気じゃないときってないよね、って言われてて。AKBに入ってそんな自分のキャラに気づかせてもらったので、そこはいくつになっても大事にしていきたいですね」

Q 宮澤佐江個人としては、将来はどんな活動をしていきたい?

「ソロで演技の仕事をさせていただいて、楽しいと思うようになりました。私、演じることをしない女優になりたいんです。ウソがつけない性格なので、演技するというよりも、その作品に出ている間は役になりきって生きるくらいの女優さんになりたい。それと同時にすごく贅沢なんですけど、AKB48の活動はずっと大事にしていきたいんですよね。歌って踊ってると疲れとか悩みも吹き飛んじゃうくらい大好きだから。どっちもまだまだ勉強することはいっぱいあるし、ゴールのない仕事だと思っているので、自分を磨けるすごくいい環境にいることに感謝して成長していきたいです」

Text/児玉澄子
【Profile】みやざわさえ●1990年8月13日生まれ、東京都出身。06年4月、第2期AKB追加メンバーオーディションより、AKB48のチームKのメンバーとしてデビュー。以降全てのAKB48シングルCDに参加、中心メンバーとして公演、TV、雑誌で活動。08年にはドラマ『鉄道むすめ』、『恋空』『正しい王子の作り方』などドラマにも出演している。8月26日発売のAKB48の13thシングル「言い訳maybe」に選抜メンバーとして参加。8月22日23日にはAKB48として初の武道館公演『AKB104 選抜メンバー組閣祭り』のステージに立つ。
(オフィスフォーティーエイト所属)

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