早見あかり(ももいろクローバー) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「早見あかり」

2011/03/18

見どころはシュールな笑いがいっぱいあるところ

早見あかり
アイドルグループ・ももいろクローバーの“クールビューティー”早見あかりちゃんが、映画『市民ポリス69』でヒロイン役で出演。酒井敏也さん、津田寛治さんら実力派が出演する、シュールな笑い満載のアクション映画(?)で本格女優デビューを果たすあかりちゃんが、映画の撮影エピソードから、女優への想い、そして4月10日に迫ったももクロ脱退までを語ってくれました!



Q 『市民ポリス69』の脚本をもらったときの印象は?

℃-ute

早見あかり

「すごい世界だなと思って。全く今の現実とはかけ離れた世界だけど、『全くあり得ない話』が『普通にあり得ているような世界』だから面白いなと思いました、逆に。」

Q 善良な市民から無作為に選出されて、30日間麻酔銃を片手に市民犯罪を取り締まる『市民ポリス』。こんな制度が現実世界にあって、例えばあかりちゃんにその任務が回って来て力を持ったとしたら、どうする?

「全く想像できないんですけど、この世界にいたら、できれば市民ポリスにはなりたくない!!  市民ポリスになって殺されてる人とかいたじゃないですか? そうはなりたくないので、普通の国民として生きていきたいなっていうのがあります。重大任務みたいなのはちょっと嫌です。もしなったとしても、多分あんまり活動しないと思う。怖いです…」

Q 市民ポリスに選ばれてしまうさえないサラリーマンの主人公・芳一(酒井敏也)が恋心を抱いて奮闘することになる、ヒロインの“桃ちゃん”ってどんな役?

「芳一さんからしたら、表の桃ちゃんしか見えてなくて、芳一さんの前では白いオーラで何色にも染まってない、すごく純粋な何も知らない女のコのイメージ。そして、お兄ちゃんに対する桃ちゃんはちょっと黒い部分が見えかくれする。そういう二面性のある役だから、そこは演じたいなと思いました。良かったのは、監督が思い描いてたものと、私が脚本を読んで感じたものがズレてなかったことですね」

Q 「裏」と「表」の演じ分けで気をつけたところは?

「芳一さんと桃ちゃんはいつも笑ってて、可愛いイメージだから、やっぱり、声も普通の高さ。でもお兄ちゃんが来たときには、無表情で、結構声が低めになるっていうのは、気にしたんですけど。映画を観た人にはどう見えるのか気になるんですけど…」

Q 実際現場に入って、酒井さんと共演してみてどうだった?

早見あかり

映画『市民ポリス69』より一場面。右が酒井敏也。
2011トランスフォーマー/オフィス桐生

「すごく優しい方でした。撮影の前に共演の方を教えてもらったとき、普通に視聴者として観てる方たちと共演するというのが、もうビックリで、どうしよう、大丈夫かなって思ったんですけど。酒井さんは撮影に入ったら演技のことを教えてくれたり、カットがかかったら、普通に“ももクロ”の話をしてくれたり、優しかったです!」

Q ももクロの話を?

「最初は“いくつなの?”って聞かれて、“15です”っていう話から、“普段どういうお仕事をしているの”って聞かれて、“ももいろクローバーっていうアイドルをやってます”っていったら、“どういうことをやっているの?”とか“どことかいくの?”みたいに積極的に話しかけてくれて。だから“現場でどうしてればいいんだろう自分”みたいな不安があったんですけど、全くそんなことはなくて優しかったし。あと、桃が働いているコンビニの店長役の佐藤二朗さんがすごい面白い方でした」

Q 佐藤さんとのコンビニでのやり取りは笑えたね!

「すごくくだらないことを真剣にやっているじゃないですか? でも、私が言ったら面白くないであろうことが、佐藤さんがいうと何でも面白く聞こえるっていう。だから一緒に演じてて、笑わないようにしなきゃみたいな。自分がセリフを言っているときも、“ふーん、ふーん”って言いながら、顔を近づけて来たりとか、“ヤバイ! 笑わないようにしないと、笑わないようにしないと……”って思いながら演技するのはちょっと大変でした(笑)」

早見あかり

映画『市民ポリス69』より一場面
2011トランスフォーマー/オフィス桐生

Q やっぱり現場ではベテランの方に助けられたという感じ?

「酒井さんと二人で買い物カゴに品物を楽しそうに詰めるシーンで、“物を入れるとき対角線の手で入れたほうが、カメラからは女らしく見える”っていうのを教えてくれたりとか、そういう細かいところまで、クイズみたいに出してくれたりして。“じゃ、ここにあるものは、どっちの手でやったほうがいいと思う?”って聞かれて、“こっち”って言ったら、“正解!”とか、当てっこで教えてくださって。押し付けるわけじゃなくて、優しく教えてくれたので、すごく分かりやすかったです」

Q 演技派の俳優さんばかりで、たくさん刺激を受けみたいだね。そういえば津田寛治さんはかなりカッコイイ感じで出ていましたね。

「すごくカッコよかったです、私の中で津田さんの印象的なシーンは、缶コーヒーを一気に飲むところで、良く飲めるなぁって思いながら演技してました。私、飲み物の一気飲みがすごく苦手で、ホントにノドが乾いているときはできるんですけど、すぐお腹が痛くなるので。私もこういう役が来たとき頑張らなきゃなってね(笑)」

Q 飲み物を一気飲みできる男性はカッコイイ?

「それはまた別なんですけど(笑)。その姿がカッコイイなと思って」

Q でもクライマックスの銃撃戦のシーンではあかりちゃんもカッコ良かったね。

「火薬で“バン!”って大きな音のする銃を背中に向けられて追いかけられる撮影があって、監督に“演技しようとしなくても、ビックリすると思うからそのままとにかく逃げて”って言われて。実際見事に大きな音がして、“アッ!”ってなってからは、普通に逃げ回りました(笑)。通路みたいなところではカメラと追いかけっこだったんですけど、撃たれたと思ったら、自分のタイミングで頭隠したり、逃げたり、撃ち返したりして。ダダダダダーって逃げ回って、持っている銃を弾き飛ばされる感じも自分で考えて頑張りました。で、実際編集された映像を見たら、緊迫のシーンになってたので良かったなと」

ももいろクローバー

ももいろクローバーのシングル「ミライボウル」

Q でも緊迫の銃撃戦の間に酒井さんの○○○シーンが(※ネタバレ)。そう来るのか、と笑っちゃいました。

「この映画は、大きくめちゃくちゃ笑えるというよりは、なんか“あれっ!?”みたいなちょっとした笑いのほうが多いじゃないですか。そういうところを楽しんでほしいです。見どころは、シュールな笑いがいっぱいあるところなんです(笑)」

インタビュー・Part.2へ続く



はやみあかり●1995年3月17日生まれ、東京都出身。
2010年にメジャーデビューを果たしたアイドルグループ「ももいろクローバー」の中心的メンバー。ニックネームは“ももクロのクールビューティー”。2010年8 月には、グループで主演した映画『シロメ』が公開。同作品はドキュメンタリーホラーであったため、『市民ポリス69 』が本格的な女優デビュー作となる。『市民ポリス69 』は3月19日、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次ロードショー公開。そして2011年1月、突然のグループ脱退を表明。フリーライブ『3.21 上野大感謝祭 ももテン』に出演し、4月10日のライブ『4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ―眩しさの中に君がいた―』をもって、ももクロを脱退する。


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