広末涼子 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「広末涼子」

2022/04/26

「書いていくにつれ自分の記憶を遡っていく作業になり、結果的にはこれまでを振り返って、自分と向き合ういい機会になった」

広末涼子撮影/加藤千絵(CAPS) 取材・文/永堀アツオ スタイリング/岡本純子 ヘア&メイク/倉田明美(THYMON Inc.)

14歳の頃、地元・高知の書店で見つけた雑誌『De-View(デビュー)』が、誰もが知る女優・広末涼子の始まりだった…。現在40代となり、女優として、母として、妻として、一人の女性として、何を考え、何を大切にして生きているのかについて、哲学者や尊敬する女性、家族や友人など大切な人たちの言葉に照らして綴った『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社)を上梓。『デビュー』読者の“後輩たち”の心に響く言葉、そして今夢に向かって突き進んでいる人に向けてのエールをいただいた。

広末涼子

――広末さんに最初に表紙を飾っていただいた雑誌『De-View』(1996年8月号)を持ってきました。

「うわ〜、若いですね(笑)。本当におかげさまで」

――いえいえ。こちらこそ、先日、出演された『A-Studio』(TBS)でも、「地元の本屋さんで『De-View』を見つけて、オーディションに応募した」という話をしていただき、とても感謝しております。もう一冊、14歳当時の広末さんが手にしたであろう「クレアラシルぴかぴかフェイスコンテスト」の募集記事が載った『De-View』(1994年5月号)もあって。

「あ、すごい! 表紙の撮影は覚えているけど、これは、本当に中学生の時以来です。私の記憶が確かだと、当時の応募要項は18歳以上のものが多くて。10代前半で受けられるオーディションがあまりなかったんですよね」

――『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』はどんな本ですか。

「この書籍を出版するお話をいただいたタイミングと、その時の自分のマインドがぴったりと重なって。これはチャレンジしてみようというスタートラインに立ちました。その段階ではまだどういう本にするのか決まってなかったんです。インタビュー形式にするのか、自分で書くのか。エッセイなのか、自伝なのか、はたまた暴露本なのか(笑)。作家じゃないから小説は書けないけど、自分の経験や失敗談を書くことはできる。同じ悩みを抱えている人に共感してもらえたり、笑ってもらえたり、元気になってもらえるようなことがあれば、自分にとってラッキーだなと思ったことが始まりでした。それなら、高校、大学時代に好きだった哲学者の言葉をフックにして、自分の歴史や思いを紐解いていくものにできたらいいなと。恋愛のはどこまで書くか。仕事は何を伝えたいのか。まずは、言葉の選定から始めて、書きやすいものから書いていこうという形でスタートしました。書いていくにつれ自分の記憶、思い出を遡っていく作業になり、結果的にはこれまでを振り返って、自分と向き合ういい機会になりました」

広末涼子

――『De-View』の読者だった14歳のときはどんな気持ちでいましたか。

「まさかこんなに早くチャンスが訪れるとも、オーディションに受かるとも思っていなかったんですが、夢に対する情熱や信じる気持ちは強いタイプだったので、『女優さんになる』という思いには不安も疑いもなかったです。当時はまだ中学生だから、部活動に一生懸命でした。将来の夢は女優さんと言っても、お芝居を勉強してるわけでもないし、日焼け対策をしているわけでもなかったですね(笑)」

――当時のオーディションの様子も『De-View』に掲載されていますが、真っ黒ですもんね。

「そうなんです(笑)。たぶん学生生活を満喫していたんでしょうね。でもあの頃と今の自分は変わっていないような気がします。女優さんへの憧れだったり、お芝居が好きだっていう気持ちが変わらないからこそ、今も継続して同じ仕事を続けられていると思います。ほんとにいい出会いに恵まれて、自分はラッキーですね」

――ヘッセの言葉を引用して、「叶えられない夢や願いはない」と書いてます。その信念の強さはどこからきたものですか。

「私の場合、実現力や信じる力はスポーツから培われたものじゃないかなと思います。負けん気が強かったので、やるからには勝ちたいし、勝つためには努力しないといけないし、その方法論も考えないといけない。顧問の先生やコーチにちゃんと教えてもらうことも必要だし、テクニック的なことだけじゃなく、自分なりのやり方を探したり、向き合い方も必要でした。スポーツを通して、努力は報われるとか、結果につながるんだと思えたからこそ、自己肯定感を高められたんじゃないかなと思います」

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Information

『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社刊)

ヒロスエの思考地図『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社)

ヒロスエの思考地図『特装版 ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち NFTデジタル特典付き』(宝島社)

哲学者が残した言葉や尊敬する女性たちの言葉を広末自らがセレクトし、約2年間をかけて自身の思いを綴った書き下ろしエッセイ。これまでの人生で起こった出来事や日常でのシーンを交えながら、その言葉になぜ惹かれたのか、人生にどう役立つと考えたかなど、語りかけてくるような活き活きとした筆致で描かれている。芸能界デビュー前に女優を夢見ていた時代、デビューを果たした後の超多忙な時期の舞台裏、そして「女優の仕事」についての哲学的な考察など、デビューのユーザーにも響く言葉の数々が詰まった一冊となっている。さらに自身で撮影した日常の写真や、執筆風景などの写真もカラー16ページで掲載されている。

Audition

フラーム× デビューコラボオーディション2022

フラーム×デビュー

広末涼子、戸田恵梨香、有村架純など、ドラマや映画などで主役を張る人気女優が多数在籍。タレント本人とのコミュニケーションを重視して活動の方向性を探る方針。求めるのは芯がしっかりして、明るく前向きな女性。新人には各個人に合わせた、ボイストレーニングなどのレッスンの他、ドラマ、CMなどいろいろな現場を経験させ、肌で仕事を覚えさせていく。

過去には、広末涼子(第1回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」)、有村架純(デビュー『冬の特別オーディション』)、山口まゆ(デビュー誌上オーディション『Push!』)などが、『デビュー』掲載のオーディションをきっかけに、芸能界デビューのチャンスを掴んだ。

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