パンツが見えないように気をつけました(笑)

9月7日からauで配信されるLISMOオリジナルドラマ第6弾『婚前特急-ジンセイは17から-』で主演を務める吉高由里子ちゃんが登場。撮影秘話や日常生活の中で起きたオモシロ体験などを、笑顔満載で語ってくれました！ 途中、その笑顔を振りまきつつ突然逆取材を行う一幕も。たじろぐ聞き手の様子と共にインタビューの模様をどうぞ！

Ｑ　『婚前特急-ジンセイは17から-』は、５人の恋人がいる主人公・池下チエの純粋だった女子高生時代の物語。台本を読んだときの第一印象は？

「セリフとかもすごく自然で、よくありそうな言葉だし説明くさくない感じがして、今どきの女子高生の“ダベる”っていう感じがうまく表現されてるなって思いました。競うように大人になりたがってる女のコたちのちょっと無理した恋と友情のお話だと思います」

Ｑ　実際に女子高生役を演じる上で気をつけたことは？

「久しぶりに制服を着たんで、パンツが見えないように気をつけました(笑)。制服を着ることには抵抗はなかったけど、今思うと女子高生のスカートってこんなに短かったんだなってハッとします。でもうまいこと見えないように階段を上ったり、走ったりしていたんですよね。今回、撮影で久々に走ったら、スタッフさんに“気をつけて”って言われちゃいました(笑)。この作品で私の制服姿が最後になるかもしれないので、そこも見どころかも(笑)」

Ｑ　女子高生役を演じて懐かしさもあった？

「“〜つったっしょ？”みたいな砕けた言葉が台本に書かれていて、久しぶりにこんな言葉を言ったなっていう懐かしさはありましたね。堅苦しい言葉みたいに覚えにくいセリフではないけど、砕けた言葉の方が逆に難しいというか。でも、女子高生は言いますもんね。すごい細かいところを見てるんだなって思いました」

Ｑ　撮影現場はどんな雰囲気だった？

「女子高生役のメンバーとは山手線ゲームとかをしてました。負けたら恥ずかしかった話をしたり(笑)。撮影期間は５日間という短期集中でしたけど、だからこそスタッフさんも気持ちに余裕があったと思うし、すごく和やかでみんなが仲良しな現場だったんですよ。そういえば、プロデューサーの方にいたずらをしました。現場にゴムでできたトカゲのおもちゃがあったんですけど、こっそりプロデューサーの肩に乗っけたら本当に気づかなくて(笑)。現場のみんなは“ウワ〜”って見るじゃないですか？ そうしたら、プロデューサーが私の所に来て“何か付いてる？”って聞くんですよ(笑)。その慌て方が面白かったですね。次の日には木でできたカニのおもちゃを私の頭の上に乗っけられるっていう仕返しを受けましたけど(笑)」

Ｑ　ケータイドラマは初挑戦だけど、今までと勝手は違った？

「モニターにケータイ画面とパソコン画面、それぞれの大きさの線が引かれてあって、それは初めて見ましたね。でも演技面ではほとんど変わらなくて、どちらかというと映画を撮っているような感じでしたね」

Ｑ　同じく新しい挑戦として、新進気鋭のイラストレーターの作品を朗読する『恋時雨』にも出演するけど、朗読って難しい？

「ドラマとか映画のナレーションをやったことがあるんですけど、人の話を読んだり相手の役まで読んだりするのは初めてなので緊張しましたね。私は本当に滑舌が悪いんですよ、お察しの通り(笑)。自分の声を聞いたときは衝撃を受けましたけど(笑)、自分の嫌いな部分を糧にするというか、弱みを強みに変えたいなと思って頑張りました」

Ｑ　緊張するタイプ？

「テレビで見てた人と共演するのは変な感じがします。顔合わせは緊張するから一番嫌いです(笑)。でも、始まったらもう終わるのを目指して走るしかないと思ってやってます」

Ｑ　デビューして成長したと思うことは？

「前はいちいち突っかかってたり、憎たらしい言葉とかを言ってたりしてたんですけど、人に触れる機会が多くなったので、そういうのが無くなったことが成長した部分かなと思います。あとは、朝起きられるようになったことです。仕事で初めて遅刻したときにすごく怒られて……。やっぱり学校とは違うと実感しました。今は遅刻が怖いですもん……。それからは苦手は苦手ですけど、学校と仕事は違うから起きるようになったんです。“子供か！”って思うんですけど(笑)」

Part2に続く

Text／藤岡真司(日刊編集センター)