本大会中は暑くて、足元に水たまりが！

藤原紀香さんらを輩出した格式高いコンテスト『ミス日本コンテスト』の、栄えある2009年度グランプリに輝いた宮田麻里乃ちゃん。10年ぶりの高校生受賞で注目を浴び、現在さまざまな場所で活躍中の麻里乃ちゃんに、受賞の瞬間や高校生活、将来の目標について聞きました！

Ｑ　『ミス日本』には、お母さんが内緒で応募されたとか。麻里乃ちゃん自身は前から興味があったの？

「聞いたことはあったんですけど、まさか自分が出ることになるとは思っていませんでした。そんなすごいところに私が応募していいのかな、という気持ちがありましたし。でも審査が進むにつれ“みんなが頑張ってるのに私はこんなにマイペースでいいんだろうか”という思いが芽生えて、ちゃんと意識するようにしました」

Ｑ　どんなところを意識したの？

「まずは候補生の方々と仲良くなろうというのと、あと普段の私はGパンにTシャツで済ませちゃったりと、あまりに外見がみすぼらしかったので(笑)、このままじゃいけないなと思って、せめて外出するときだけでもキレイな服を着ようと心がけました」

Ｑ　本大会で一番印象に残っているのは？

「思ったよりもずっと体力勝負だったということでしょうか。12センチのヒールを履いて、さらに前が見えないくらいライトがたかれる中でずっと姿勢に気をつけながら立っていなければいけなかったんですが、暑くて汗で足元に水たまりができるくらいなんです！ 中には足が震えたり、気が遠くなってしまう人もいたり。その上で質問に対して、ちゃんと自分の考えを言わなければならないわけですから。精神力勝負でもありましたね、本当に(笑)」

Ｑ　麻里乃ちゃんは気は遠くならなかった？

「遠くはならなかったんですけど、今までそんな高いヒールを履く機会がなかったので、本大会で質問に答えている最中に足がつってしまって。“あっ、これはヤバイ！”と思ったんですけど、いざ歩いてみると意外と大丈夫だったので、ホッとしました」

Ｑ　受賞した瞬間はどんな感じだった？

「それが結構客観的でしたね。“10番、宮田さん”て言われたときも“あっ、宮田さんなんだ”と(笑)。もともと、度胸はある方なんです。どちらかというと、当日の朝の方が大変でした。胃が痛くなって、好きな音楽で気分を盛り上げたりして。逆に大会が始まってからの方が淡々というか、意外と冷静だったと思います」

Ｑ　いつも冷静なタイプ？

「舞台に上がった時点で気持ちが静まるタイプなんですよね。特にピンチになればなるほど冷静で、“あ、ちょっとヤバイな”というときが一番緊張している気がします。それが吹っ切れると、全然平気になっちゃいます。“あっ、いよいよピンチになっちゃったよ”みたいな感じで、落ち着いて考えられちゃってますね(笑)」

Ｑ　『ミス日本』になってからはいろんなイベントに出席。4月からは小学生向け教育バラエティ番組『We Can☆』(BSフジ)の司会にも挑戦してるね。

「司会は初めてなので最初は緊張しました。どうしていいのか分からず初めは結構自由にやっていたんですけど、その後に見返してみると反省点が出てくるんです。それで、その反省点を次の収録で直そうとするんですが、そうすると逆にやり過ぎちゃったり(笑)。うまく軌道に乗れるようになるには、もう少し時間がかかるかなぁと思います」

Ｑ　今の小学生と自分を比較してギャップを感じてしまうことは？

「好きな給食や本や教科については私たちのころと変わらなくて、“あっ、やっぱり”と思います。でも、小学生がしょっちゅう原宿に行くというのには驚きました(笑)。私が小学生の頃は遊ぶとしたら近くの公園で、原宿なんてほとんど行かなかったので」

Ｑ　学校との両立が大変そうだけど、体力面は大丈夫？

「仕事は放課後や土日が中心なので、それは大丈夫です。プレッシャーだとすれば、精神面ですね。“日本”という名の付く肩書きを頂いたわけですから、それ相応のことはやらなければいけないなと思うし、今までとは違って、やっぱり身の回りにも……まあ言うほど構ってはいないんですけど(笑)、お仕事のときなどは身の回りに構わなくてはいけないし。そういうことを考えたりする面では大変になったと思います」

Ｑ　でもそうすることで幅が広がっていく感じがするね。

「そうですね。実際に仕事でその事柄にかかわることで自分で調べたりすることも増えますし、そういう点では本当に幅が広がったと思います」

PART2につづく…

Text／松木智恵(日刊編集センター)