柾木玲弥 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「柾木玲弥」

2013/11/08

映画『ガチバンZ代理戦争』で初主演

柾木玲弥

『第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で審査員特別賞の受賞をきっかけに芸能界入りした柾木玲弥くん。今回映画初主演&初ヤンキー役に挑戦するという『ガチバンZ代理戦争』についてインタビューしてきました!

『ジュノン・スーパーボーイコンテスト』を受けたときはまだ中学生。その当時って学校ではどんな感じだったの?
「“JUNONボーイ”になってから高校入学だったので、学校では『JUNONボーイが来たぞ』って言われてたみたいで、上級生とか見に来たりもしたんですけど、僕のことを見つけられないんですよ。あまりにも僕にオーラがなくて。実際に『あのコだ』ってわかっても『え?そうなの?』って興味を失われるというか。それもどうなのかなって思っちゃいますね(笑)。田舎の高校だったので、普通に過ごしてましたね」
それから数年を経て。様々なドラマや舞台での経験を積んで今回『ガチバンZ代理戦争』で初主演! 決まったときはどんな感情になった?
「初主演…。決まったときに僕、本屋にいたんですね。そのときに電話が鳴って、主演のお話を聞いたんですけど。冷静を装っていたんですけど、実は手元で見もしない雑誌をペラペラめくってしまうくらいに驚いていて。きっと電話の向こうにいたマネージャーさんは『冷静だなぁ』って感じてたと思うんですが、そんなことないくらいに驚いてましたね」
柾木玲弥

柾木玲弥

予想していなかったってこと?
「……というか、すごくタイムリーだったんです。『ガチバン』という作品を知った直後くらいだったんです。その作品で主演っていう話だったので『え?主演ですか!?』って驚いて、緊張もしていましたね。実際に現場に入ってみたら、主演の緊張どうこうっていうことではなかったですね」
ほかにも大変だった?
「とにかくヤンキー役っていうのが大変だったんです。『ガチバン』に出てくるようなヤンキーは地元にもいたし、そういう人たちに触れて生きてはきていたんですけど、僕自身はそうではなかったんです。ヤンキーの友達は『ケンカしてるオレってカッコイイ!』って陶酔していたし、イメージはすごく掴めたんですよね。ただやっぱり難しい。僕世代はイメージしやすいとは言え、『最近の中学生ならどう表現したら伝わるんだろう』とかってことまで考えちゃったんですよね。ヤンキーって世代によって、その雰囲気とか考え方も変遷していくものなんだってことを改めて考えさせられた作品でした」
確かに。世界観的に『ガチバン』は昭和っぽいよね。現代っぽいと言えばむしろ映画『クローズ』とか。スタイリッシュで。
「むしろ『ガチバン』はすごく『ヤンキー』然としているからこそイメージはしやすいとは思うんです。長ラン、短ラン、ボンタンっていうところで、イメージはしやすい。それをどう現代に…それと自分自身を投影しての役作りにするかっていう部分でしたね」
自分を投影するのが大変だった?
「まったく違うんですよね。僕自身が持っている素地としての部分と。だから監督が僕という役者で表現しようとした部分と、僕がイメージしたものとの違いが生まれてきてしまう。そこを監督と作っていったのがこの作品ですね。アクションや動きをつけてしまえば投影はしやすかったんですけど、セリフとなると声やしゃべり方で表現をしなければいけない。動きが外側の表現だとすると、セリフで表現するのは内側からのものなんですよね。そこは発声や体の構造みたいなものも関わってきて。どんなに自分が演じる人物としてこういう声を出したいと思っても、そこに追いつかない場合もあったり。伝えているつもりでいたら伝わらない。どんなに自分でイメージをしても、自分を越えられないんだってことを感じました」
背伸びできないってこと?
「そうですね。結局は自分でしかないです。“柾木玲弥”でしかなくて。だから“柾木玲弥にしかできない“、“柾木玲弥の演技をすればいいんだ”ってことを演じていく中で掴んだ作品でしたね。演技についての考え方が変わったり、目標の定め方にも影響を受けた作品だと思います」

柾木玲弥

柾木玲弥

アクションはいかがでしたか?
「アクションに関しては9割、柾木玲弥として出していると思います。自分だからこその動き、アクションを表現できたと思います」
今回は『ガチバン』のスピンオフ作品。長く続くシリーズですが、佐野くん演じる紋児がいない間に凶悪な若者がやってきて、それをレギュラー陣が迎え撃つ展開のストーリーですが。
「暴れるだけ暴れてます。色が白いですが(笑)。アクションしてるときの僕はめちゃくちゃいい顔をしていると思いました。演技に対する考え方もこの作品のおかげで変わったなって思います。これまでとは違う顔を見せられたと思います」
これから先、どんな役者になっていけるのが楽しみになりますね。
「これまで『こういう役をやりたい』って思うと、それが叶っているんです。なので、言葉にしていくのも大事だなって思います。でもまだまだ僕自身はやったことのないような役も、普通の人の役でも様々な役に出会いたいです」
今回の『ガチバン』を通しても演技論や表現について考えられて……。
「そうですね。演技って、外側はどんな風にだって表現できると思うんです。でもやっぱり中身の演技。内面を出していく演技っていうのは、練習とかではなく、自分自身で様々な役に出会うことでも出せるようになるんじゃないかなって感じたんですね。今回の映画での経験もあって。内面を表現させるといい役者だなって言われるようになりたいですね。内側の演技を出していくのってフラストレーションも溜まるんです。だけどそれを表現しきったときに掴めるものを、見たい。追求している最中なので、その答えを見つけながら役者として鍛えられていきたいですね」

インタビュー・終
撮影/北山美穂子 取材・文/えびさわなち


Profile

まさきれいや●ヒラタオフィス所属。2009年『第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で審査員特別賞を受賞。2011年にはミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン 青学vs聖ルドルフ・山吹の壇太一役を演じ、その後もドラマ『高校入試』の田辺淳一役や、『みんな!エスパーだよ!』の矢部直也役などを好演。ドラマや舞台、映画で印象的な演技を見せる。映画『ガチバンZ代理戦争』で初主演。初のヤンキー役に挑む。

INFORMATION

ガチバンZ代理戦争

映画『ガチバンZ 代理戦争』
11/9〜11/14までヒューマントラストシネマ渋谷にて公開


劇場版やオリジナルビデオで長い人気を誇るヤンキーアクション『ガチバン』シリーズ。2代目番長・森紋児が全国制覇の遠征に出て不在の衣笠高校に、北関東愚連隊『飛羅睨悪(ピラニア)』の狂犬と恐れられる渋若剛毅が現れ暴れまわる。暴走を止めることができない後輩は伝説のヤンキー軍団につながる電話番号を見つけ助けを求めることに。自称・幻の2代目番長“出口大河”、剛毅を追いかけてきた飛羅睨悪の初代総長・天野光圀も現れ、もう1人の狂犬・黒永勇人を呼びだそうとするが……。

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