仮面ライダーさんのオーラはすごかったです(笑)

現在放送中のドラマ『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)に出演中の飛鳥凛ちゃん。1月27日には演じている園咲若菜名義でCDデビューも決定。撮影のエピソードや憧れの柴咲コウさんとの仕事、2010年の目標を、聞き手にも楽しさが伝わる満面の笑みで語ってくれました。

Ｑ　『仮面ライダーW』で演じている園咲若菜ちゃんは二面性のある女のコだけど、演じるのは難しい？

「悪役ということだったんですけど、最初はただ悪い女のコを演じることが難しいなと思ったので、いろいろ考えました。監督さんが“お姉さん(園咲冴子=生井亜実)と比べてまだまだ子供だ”とおっしゃってたのを聞いて、自分にすごい素直な女のコを演じています」

Ｑ　若菜ちゃんがする舌打ちは印象的(笑)。

「思いきり顔を動かしているので、最初は難しかったです。現場では舌打ちの音も一緒に撮るので、1日に何十回も舌打ちをすることになるんです。そうすると普段の生活でも出てしまいそうで……。友達相手に思わず“チッ”って出てしまったときは、一瞬シーンとなっちゃいました(笑)。友達も分かってくれていたので、良かったんですけど、“若菜ちゃんが出てヤバイ”と思いました」

Ｑ　演技をする上で気をつけていることは？

「喜怒哀楽が激しい役なので、そのメリハリに気をつけてます。お父さん(園咲琉兵衛)が寺田農さんなんです。メリハリやイントネーションなど言葉の強弱をいろいろ教えてくださるので、毎回それに気をつけてうまく伝わるようにと一生懸命やっています」

Ｑ　13、14話(2009年12月6、13日放送)は若菜ちゃんがメインの回だったね。普段と撮影への臨み方は違った？

「いや、一緒です。私はアガリ症なので、いつも100%でやらないと緊張しちゃうんです。だから、メインの回をやらせていただいたときも、精いっぱいのことを一生懸命やりました。実際に映像で見て“これからどうなるんだろう”って気になりました。台本を読んでいるから先のことは知ってるんですけど(笑)。若菜ちゃんの小さいころのエピソードもあったので、本当の部分が皆さまにも伝わったかなって思ったりしました」

Ｑ　今後の展開がますます気になる(笑)。

「今の段階では全く先が読めなくて……。でも、若菜ちゃんは家族が大好きなので、家族で仲良くなれたらいいなと思います。あと、仮面ライダーさんにもう1回会いたいな(笑)。桐山(漣)さん、管田(将暉)さん、山本(ひかる)さんはメイクとか撮影で会うんですけど、変身後の仮面ライダーさんは1回しか見たことないんで。初めて見たときはすごい感動しました。あの衣装は思ったより光沢感があってピカピカしてるんです。そこにライトが当たると反射して、オーラがすごかったです、仮面ライダーさんは(笑)」

Ｑ　そんな仮面ライダーさん(笑)が活躍する劇場版が現在公開中。

「『ディケイド』と『W』がリンクしてるっていう映画の作りを初めて見たので、すごい感動しました。現場の雰囲気はいつもとそんなに変わらなかったんですけど、若干ピーンと空気が張り詰めていた気がします(笑)」

Ｑ　劇場版のイベントでは歌を披露していたよね。

「1月27日に若菜ちゃん名義で出させてもらう『Naturally』を歌ったんですけど、お客さんの楽しそうな顔を見て、私も幸せでした。とても良い曲を作ってもらったので、これがみんなに気に入ってもらえたらいいなと思って一生懸命歌いました。歌は大好きなんです！ 今度は自分の曲を買って聴いてもらえるなんて、ちょっとドキドキです。ほかの人の生活に自分の歌が入っていくんだって思うと不思議な感じがします」

Ｑ　さらにイベントの一環で、インターネットラジオ番組『ヒーリングプリンセス』の公開録音にも挑戦！

「『ヒーリングプリンセス』は私がMCなんですけど、口下手なのでグダグダになってしまいました。思いっきり素の部分が出てしまったと思います(苦笑)。この収録で、初めて本当のフリートークを経験しました。台本に“フリートーク”としか書いていなくて(笑)。いろいろ考えてやったんですけど、難しいとあらためて思いました。若菜ちゃんもラジオを始めたばっかりという設定だったので、私も若菜ちゃんと一緒に成長できるかなと思いながらやっています(笑)」

Part.2に続く

Text／藤岡真司(日刊編集センター)