朝起きたら、祭が私のお腹の上で寝てました

松山メアリちゃん、桜庭ななみちゃん、宮武美桜ちゃん、高月彩良ちゃん、宮武祭ちゃんによる美少女ユニット・bump.y(バンピー)が出演する『怪談新耳袋　百物語』(BS-TBS)が5月2日に放送される。身も凍るような10本の怪談をつづったホラードラマに出演する心境は？ 撮影の裏話はもちろん、本格始動する歌手活動の話からメンバーの(秘)エピソードまでたっぷり聞いちゃいました。5人の仲良しトークに注目！

Ｑ　みんなのデビューのきっかけは？

松山「地元の神戸でスカウトされました。まさか自分が芸能界に入るとは思ってもいなかったので、事務所に入るって決まったとき、お母さんが勉強用に私に雑誌を買ってくれたんです。それが『月刊デ☆ビュー』でした(笑)」

桜庭「中学の夏休みに友達とプリクラを撮っていたら、事務所の方が声を掛けてくださって。芸能活動を職業として考えたことがなかったので最初は戸惑いましたが、やっぱりチャンスなのでやってみたいなって思いました」

美桜「私は事務所の方が家に来ました。最初は、お母さんに用事がある人だと思って、知らんぷりしていたら(笑)、呼ばれて写真撮影やいろんな質問をされて、“東京に来て下さい”って」

祭「そこに私もいて“祭も来る？”って聞かれました」

Ｑ　姉妹ふたりでとはいえ、鹿児島を離れての生活は心細かったでしょう？

美桜「最初は寂しくて、ななみさんの部屋にメアリさんと4人で泊まったりしました。でも、私と祭がすっごい寝相が悪くて(笑)。けど朝起きたら布団がちゃんとかけてあって。聞いたら、メアリさんがかけてくれていたんです。優しいなって思いました」

松山「ふたりの寝相はすごかったです。夜中に美桜の手がガーンってぶつかってきて“痛〜イ”と思ったら、次の日の朝、今度はかなしばりにあったのかと思うくらい体が重くて、祭が私のお腹の上で寝てました(笑)。祭と美桜は最初は２人とも妹みたいだったけど、だんだん美桜がお姉ちゃんらしくなって、しっかりしてきたと思います」

祭「でも、電車に乗る時は……。祭はメアリさんたちが教えてくれたことを思い出して、出口もすぐに分かるんです。なのに、お姉ちゃんについて行くとたまに違う所へ行っちゃう」

美桜「ちょっと方向音痴なんです(笑)」

祭「だから祭がケータイで行き方を調べたりして、美桜が違う方向に行ったら、こっちだよって言います(笑)」

Ｑ　(笑)。彩良ちゃんのデビューは、ちょっと変わったきっかけだったとか。

高月「スイミングスクールの帰り道、自転車を押して歩いていたら、たまたま歩いていた事務所の方とぶつかっちゃったんです。それで“すいません”と言って、自転車に乗って慌ててその場を去ろうとしたんです(笑)。坂道だったんですけど自転車をこいで。そうしたら後ろから“スイマセン！ スイマセン!”って声がして(笑)。結局、その方とお話をすることになって、説明をしていただいて、入ってみたいなって思ったんです」

松山「すっごい出会いだよね(笑)」

高月「デビュー作はメアリさんの妹役でした。メアリさんからのアドバイスは今も覚えています。台本を覚えるときは、役になりきるようにって」

松山「私、そんなこと言ったんだ、恥ずかしい(笑)」

桜庭「メアリさんは勉強もできて優しくて運動もできて完璧な“はんなり”タイプ。って思ってたんですけど、最初の印象から一番変わったのは、メアリさんかもしれない。ここ2年一緒に暮らしてきて……(笑)」

松山「(いきなり関西弁で)何が言いたいんよ！」

桜庭「すぐ突っ込んでくるから、面白いんですよね」

松山「前は私がすぐ関西弁になるので、ななみちゃんたちがマネしてたよね。“何でやねん”って」

高月「私、関西弁に憧れてて、カッコイイなあと思ってました」

松山「なぜかほめられちゃいました(笑)。彩良は見た目と年齢のギャップにビックリしました。見た目はすごい大人っぽいのに、共演した時はまだ小学校5年生だったんだよね」

桜庭「たしかに大人っぽいですよね。だけど、話すことは面白いんですよ。クールそうなんですけど……」

松山「天然キャラな感じ(笑)」

高月「違いますよ！」

美桜「急に変なことを言い出したり。クールで大人っぽいイメージの彩良からは言いそうもない言葉が出てきたときは、“熱でもあるんじゃないか”ってビックリしました」

Ｑ　みんなは女優として仕事を始めたわけだけど、bump.yでは遂に歌手デビューすることに！

桜庭「友達とカラオケに行っても、積極的に歌うタイプじゃなかったから、自分が歌っていいのかなとも思いました。でもレコーディングでは“こういう気持ちで、ここの歌詞を歌って”って、お芝居をするみたいに指導してくださったので、すごくやりやすかったですし、楽しかったです」

祭「私はカラオケにはあまり行ったことがないんですけど、好きな歌を覚えて歌ったりしたことがよくあったんです。レコーディングのときは、スタッフさんが“強く歌わなくていいよ”と言ってくれたので普通に歌うことができて、すごい楽しかったです」

高月「私はレコーディングを経験してから、音楽の聴き方が変わってきて。以前は“これ楽しい曲だな”って思うだけだったけど、最近は“ここはすごい気持ちがこもってていいな”とか、“こういう風に歌ってみよう”って思えるようになってきました」

美桜「私も歌は最初は苦手だったけど、やってみると意外と楽しくて、みんなで協力し合って、ライブやイベントでお客さんに喜んでもらえたらなって思います」

松山「レッスンは１年前ぐらいから始めていたけど、本格的にデビューも決まると意識も全然違ってきます。自分たちの曲を皆さんにお届けできるんだって。ライブをたくさん経験して大きなコンサートもやってみたいです！」

Text／新保克哉(日刊編集センター)