聞いたときに“エッ!?”って思えるタイトルを付けたいな。

特撮ドラマ『仮面ライダーキバ』（テレビ朝日系）では主人公を見守る女子中学生を、主演ドラマ『不思議少女　加藤うらら』（テレビ東京）ではユニークな小学生の女のコを演じている小池里奈ちゃん。写真集も大ヒットを連発するなど幅広い分野で活躍している彼女が、仕事に対する意識やDVDタイトルに関する秘話などを明かしてくれました。

Ｑ　里奈ちゃんのブログを見ると、学校でのお話もいっぱいあってすごく充実してそうだね。

「でも最近テストがあったんです〜。あまり勉強してなくてテスト前日も撮影だったから、こりゃ本当にヤバイなって思って、(撮影から)帰ってすぐ駅から塾に直行しました。先生に“お願い! 助けて下さい! 本当にヤバイんです〜!!”って言って(笑)。集中的にワァーって叩き込んだけど、範囲が広かったので“ここが出る”って懸けたら、全く出なくて撃沈しました〜(笑)」

Ｑ　(笑)。ブログには、最近沖縄県に行ったことも書いてあるね。

「グラビアの撮影で行きました。最終日がメチャクチャ寒かったけど、すごく楽しかったですね。撮影が終わった後に『沖縄美ら海水族館』に連れて行ってもらったんですよ。初めて行ったので、ジンベイザメの大きさとかにもう感動しちゃって。近くにいた幼稚園児たちと一緒に騒いでました(笑)」

Ｑ　動物好きなんだね。ペットも飼ってるんだよね。

「犬を飼ってます。でも主におじいちゃんが面倒を見て、私はほとんどノータッチなんです(苦笑)。私が七五三の時におじいちゃんが買ってくれたんですよ。屋台で犬やウサギが売られていて、私がそこで犬を触っていたら、いつの間にかおじいちゃんが違う犬を抱っこして来て“買ったよ!”って言うから、“ええ〜!?”って驚いちゃって(笑)」

Ｑ　優しいおじいちゃんだね。きっと里奈ちゃんを喜ばせるために買ってくれたんだよ。

「でもビックリしましたよ!　私はまだ“欲しい”とも言ってないのに(笑)。何も準備をしてないから、それこそ犬を抱いたままで犬小屋を買ったりして…(苦笑)」

Ｑ　(笑)。ところでグラビアの話に戻るけど、撮影で今後行ってみたい場所はある?

「(フランスの)リヨンです。ちょうどスタッフさんからの写メに“キレイだよ”ってその街が写ってて。ロマンティックな場所に行ったことがないので、そういう所に憧れがあるんですよ。どの辺りにあるのか詳しく分からないんですが(笑)、リヨンって名前だけはきちんとインプットしました(笑)」

Ｑ　そう言えば、DVDや写真集のタイトルは里奈ちゃん自身が決めているんだってね?

「はい。『りなっつ☆』(ワニブックス)とかも“☆”を付けるのまで考えました。DVDって結構似たようなタイトルが多いから、すごく変わっていて、聞いたときに“エッ!?”って思うようなタイトルを付けたいんです。『里奈。誕生してから12年』(エアコントロール)も私が考えたんですよ!」

Ｑ　インパクトあるタイトルだよね!　タイトルのアイデアはどうやって考え付くの?

「普段から(アイデアをメモ帳などに)書き留めたりすることはないんですけど“DVDのタイトル案をお願いします”って言われたら、その撮影の時のことを思い出したり、これは何冊目の写真集だからこうしたいなあ、とか自分の中でいろいろ考えて付けています」

Ｑ　インパクトといえば現在放送中の主演ドラマ『不思議少女　加藤うらら』は、ちょっとシュールで今までにない作品だよね？

「新たな感じで楽しくやらせていただいてます。でも、イヌ用の歯磨きガムに歯磨き粉を付けて歯を磨くシーンの撮影は、しんどかったです。実際に“ガチ”でイヌ用のを使ったんですよ！　ビックリしちゃって“ちょっと待って、これですか？”って確認しちゃいました(笑)。それにこのガムがメチャクチャ臭かったんです（苦笑）。私、デパ地下も苦手なほどニオイに弱いので大変でした（笑）」

Ｑ　これからやってみたいお仕事は？

「とにかくこれってこだわらずに、本当にいろいろなものをやってみたいです。ただ今度は『うらら』の役とは逆に、物静かでセリフはないんだけど存在感があるような役に挑戦してみたいなと思います」

Text／日刊編集センター