僕のためにある曲だなと思いました(笑)

昨年行われた『ヘキサゴンで歌いたい人オーディション2009』で準グランプリに輝いたまいけるくんと、審査員特別賞を受賞したはなかちゃんのユニット「まいける＆はなか」が登場。4月21日にCDデビューをする2人が、オーディションの思い出、今後の目標などを語ってくれました。

Ｑ　2人が『ヘキサゴンで歌いたい人オーディション2009』に応募したきっかけを教えて！

はなか「『クイズ！ヘキサゴン II』(フジテレビ系)が好きで毎週見ていたら、番組の最後にオーディションの告知があって。小さい頃から歌手になりたかったので、お父さんとお母さんにやりたいって言ったんですけど、お母さんにダメって言われたんです。でも、インターネットを自分で開いて調べていたら、お母さんが“そこまでやりたいなら受けるか”って言ってくれて応募しました」

まいける「僕もはなかちゃんと同じで、小っちゃい頃から大きなステージで歌えたらいいな、歌手になりたいなってずっと思ってたんです。そうしたらヘキサゴンで“歌ってみませんか？”ってあったので、お母さんに“これやりたい、受けたい”って言ったら“ホンマにできんの？ 受けたいの？ じゃあ、受けていいよ”って言われたから受けさせていただきました」

Ｑ　そんな2人が『学校へ行こう』でCDデビュー！ デビューするって聞いたときの感想は？

まいける「“こんな僕にCDデビューをさせていただけるんですか？”って、一瞬目が点になりました。うれしくてうれしくて…………(感慨深げに一拍ためる、そして急に小声で)家に帰って泣きました！(笑)」

はなか「デビューしたいっていうのは夢だったんですけど、デビューできるわけないって思ってたんです。だから、本当にいいのかなと思いました」

Ｑ　しかも先輩ユニット・フレンズの2ndシングル『Dear Friends−友へ−』のカップリング曲で！

はなか「北海道であった第二次審査に崎本（大海）さんが来てくれて、そのとき握手してもらってすごくうれしくて泣きました。“頑張ってね”って言ってくれて。だから、一緒にCDができてすっごいうれしかったです」

Ｑ　CDデビューの夢が、あこがれの先輩と一緒という形で夢がかなったんだもんね(笑)。どういう人たちに聴いてほしい？

はなか「学校が嫌いって思ってしまっている人たちに聴いてほしいですね」

まいける「学校に行く前にこの曲をかけてもらって“学校に行くの嫌やな、行きたないな”っていう気持ちから“やっぱり学校に行こう”って気持ちになっていただけたら幸せです。僕もこれまでは、朝グズグズしてたりすると、お母さんが必ず羞恥心さんの『我が敵は我にあり』をかけてくれてたんです。“自分の弱い心、ずるい心に勝たなアカン”って」

Ｑ　実際に小学校に通っている2人にピッタリな歌詞もポイントだね。

はなか「明るい曲で歌いやすいな、楽しいなって思いました。皆さんも口ずさんでくれるような曲だったので良かったです」

まいける「最初にこの曲をもらったときに“こんな曲を歌えるんや”って思いましたね。僕は学校に行くまでの時間が苦手なんですよ。めっちゃ眠かったり、宿題を忘れたりして“もう学校に行くの嫌やな”とか思うときがいっぱいあるんです(笑)。でも、この曲は“学校へ行こう!　眠い目こすって　宿題を忘れても　誰かが僕を呼んでる”っていう歌詞があるので、本当に僕のためにある曲だなと思って、余計にうれしくなりました(笑)。歌ってるときもこんな素晴らしい曲を僕が歌ってるってことで感動して…………（またまた感慨深げに一拍、そして小声で）泣いてませんよ(笑)！」

Ｑ　あれ!? 「泣きました」とくるかと思った（笑）

まいける「泣いてないけど、泣きそうにはなりました(笑)」

Ｑ　自分の歌声を聴いてみた感想は？

はなか「まだ全力を出せてないっていうか、あまり高い音とかもキチッと出てなかったんで、まだ満足してない点はありますね」

まいける「しぶいこと言いますね(笑)。でも僕も自分の歌声を点数で言ったら56.3点です。完璧に歌えたなって思ったときも、絶対に100点にはしないんですよ。常に100点を目指していこうと思うので。いっぱいたくさん歌っていって、常に上を目指して頑張ろうと思います」

Ｑ　2人とも自分に厳しいんだね。

まいける「自分に厳しく、人に優しく！」

はなか「その言葉どっかで聞いたことある(笑)」

まいける「小学校2年生のときの先生に“人に優しく、自分に厳しく”ということを言われたので……(苦笑)」

Ｑ　そんな自分に厳しい2人は、将来どんな歌手になりたいのかな？

まいける「マイケル・ジャクソンみたいに世界的なスーパースターになりたいです。“世界のまいける”って言われるぐらい有名になりたいですね」

はなか「私は大塚愛さんみたいに明るくて、歌ってるときも楽しそうで、元気な歌手になりたいです。世界的じゃなくても良いので(笑)、みんなが憧れるような歌手になりたいです」

Part2へ続く

Text／藤岡真司(日刊編集センター)