武田玲奈 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「武田玲奈」

2015/10/21

「これからも自分なりのペースで演技もモデルもグラビアも、それぞれ極めていきたい」

武田玲奈

『第2のくみっきー!発掘オーディション』でグランプリを受賞し、『Popteen』モデルとしてデビューした武田玲奈ちゃん。今年3月には映画『暗殺教室』で女優デビューを果たし、10月スタートのドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』(MBS・TBS)への出演が決定!さらに『ハロウィンナイトメア2』(10月24日公開)では主演を務めるなど、次世代を担うニューヒロインの彼女に直撃インタビュー!

武田玲奈
そもそも2013年に開催された『第2のくみっきー!発掘オーディション』を受けたきっかけはなんだったんですか?
「元々、洋服とメイクが大好きだったので、オーディションを受けるずっと前から、雑誌のモデルさんに憧れていたんです。特に『Popteen』はよく読んでいました。だから、くみっきー(舟山久美子)さんはその頃の私にとっては神的な存在で、オーディションの公募を見て、受けてみようかなって思ったんです」
グランプリに決まったときはどんな気持ちだった?
「ビックリしました。周りのみんながすごく可愛くて、受かる自信はなかったので。でも、ステージに上がって、くみっきーさんから直接『おめでとう』って言ってもらえたときは嬉しくて。頭が真っ白になりました」
2014年から『Popteen』のレギュラーモデルとしてスタートしましたが。初めての撮影はどうでした? 『Popteen』は読モ同士の仲が良いから、その輪の中に入るのは結構、大変だったと思うけど。
「そのときは制服の撮影で志田友美ちゃんと2人っきりだったので、そんなに緊張せず落ち着いてできました。私の中ではずっと憧れていた現場で、“自分が『Popteen』モデルをやってる!”っていう興奮が大きくて、楽しい気持ちのほうが強かったんですよね。初めて掲載誌を見たときも、とにかく嬉しくて、ずっと眺めてました」
最初に自分が載った掲載誌を見たときって、セルフイメージとのギャップで落ち込むモデルさんも多いらしいですけど、玲奈ちゃんは大丈夫だったんだ。
「初回はそうでもなかったですけど、2度目3度目になると、だんだん“私、ダメだな”って思うようになりました。表情やポージングもとかも難しかったし。でも、落ち込んでいてもしょうがないから、他の雑誌とかも見ながら研究して、自分なりに勉強しました」
ちなみにくみっきーと現場で一緒になったことは?
「ちょうどくみっきーさんが『Popteen』モデル卒業間近だったので、なかなかお会いできなくて。でも、やっと同じタイミングでお仕事できたときは、自分がここにいていいのかな?って思いました、もう眩し過ぎて!(笑)」

武田玲奈
完全にファン目線ですね(笑)。その後、映画『暗殺教室』で女優デビューもしますが、演技の仕事にも興味があったんですか?
「『暗殺教室』は元々原作のファンだったので、その実写に出られたらすごい!って思って、オーディションを受けたんです。だから、女優さんになりたいっていうよりも、とにかく『暗殺教室』に出たい!って気持ちが強かったんです。でも、雑誌モデルのお仕事とはまた全然違う世界で新鮮でした」
演技経験は、そのときが初めてですよね。
「そうです。だから現場では演技指導の先生に一から教わりました。例えば倒れる芝居をするときは、力を入れないようにするとか、動作のひとつひとつを指導していただく感じですべてが初めて。知識を取り入れることで精一杯でした。でも、撮影中は1ヵ月近く地方のホテルで泊まり込みだったので、共演者の方とも仲よくなって。こういう世界もあるんだなって思ったし、みんなの話を聞いているうちにだんだん演技にも興味が湧いてきたんです」
演技の面白さを感じたと。
「そのときはそこまで余裕はなくて、演技の面白さを感じたのはそのあと出演させていただいた、舞台『四谷怪談』です。演出家さんが優しくて面白い方だったこともあって、演じることが楽しくなっていったんです」
でも、お客さんの目の前で演技して緊張しなかった?
「そんなに緊張しなかったかも(笑)。お稽古をしっかりしていたので、自信がついていたのかもしれないです。それに私、元々そんなに緊張しないタイプなんです」
確かにこうやって話していても、落ち着いてます。肝が据わっているというか(笑)。
「そうですね(笑)。普段からそんなにはっちゃけることもないし。焦ることもあまりない。きたものを受け入れてやっていくっていう感じというか……」

武田玲奈
では、最近は『ヤングジャンプ』で初登場で初表紙を飾るなど、グラビアでも注目されていますが、初グラビアも特に気負わずにできた?
「そうですね。“どんな感じなんだろう?”って興味のほうが大きかった感じです。でも、『Popteen』のときはモデルなのでお洋服がメインだけど、グラビアは自分がメインじゃないですか。ポージングも全然違うし、セットとかもまったくない中で、“自分を見せる”ってところが難しくて、現場ではひとつひとつ教えてもらいながら頑張りました」
グラビアとなると、モデルとはまた違うボディケアも必要ですよね?
「特に何もやらなかったです。ただ、最初の頃は水着はやっぱり恥ずかしかったです。撮影中はまだ大丈夫だったんですが、本屋さんとかで自分の水着姿が表紙になって並んでいるのを最初に見たときは、思わず目をそむけちゃいました(笑)」
でもそこから3回も表紙を飾るようになって。“ヤンジャン”で1年に5回グラビア登場するのは最多だとか。
「そうみたいですね。発売された後は男性陣からも女のコからも『見たよ』ってすごく言われました。恥ずかしいので詳しい感想は聞かなかったけど、『可愛かったよ』って言ってもらえて良かったです」
武田玲奈
そして、さらに10月からは初の連ドラ『監獄学園-プリズンスクール?』がスタートします。
「撮影はもう全部終わっているんですが、共演者がみんな濃い方ばかりで楽しかったです。主人公役の中川大志さんだけ私より1個下だけど、あとはみなさん20代で年上だったので、お兄さんお姉さん的な感じですごく優しくて」
この作品も原作がコミック。玲奈ちゃん演じる千代は主人公キヨシが想いを寄せる“相撲好きな女のコ”というキャラですが、役作りはどのように?
「まずお話をいただいてから、マンガを読み込みまして。原作ファンを裏切らないように千代ちゃんがどんな女のコなのか徹底的に研究しました」
玲奈ちゃんから見て、千代ちゃんの魅力は?
「真っすぐなところ。曲がったところが嫌いで突き通すところはすごくステキだなと思います」
自分と似てる?
「一見、おとなしそうなところは似てるかも(笑)。でも正義感があって、しっかりと自分の信念を突き通すところは違いますね。私はそこまで主張しないタイプなので、ズバッ言える千代ちゃんが羨ましいです。演技レッスンのときも、先生から『とにかく一生懸命にやって』って言われまして。あえて声とか表情は作らず素のままで、千代ちゃんの“必死感”を出すようにしました」
そんな千代ちゃんとドラマの見どころは?
「まずは、全体的に(原作の)ビジュアル再現度が高いところ。よくネットとかでマンガをどこまで実写化できるか?って言われるけど、ギリギリまでできていると思います。千代ちゃんの再現度も……自分的には100%で頑張ったので、注目してもらえたら嬉しいです」
武田玲奈
このドラマも含め、モデル、女優、グラビアと、活動の幅がどんどん広がっていくことに対してはどう感じていますか?
「いろいろ経験して自分の好きなことが見つかっていくのは嬉しいです。私、初めてのことでも“何とかなる”って思っちゃうB型人間なんですよ(笑)。だからこれからも自分なりのペースで、演技もモデルもグラビアも、それぞれ極めていきたいです」
具体的な目標ってあります?
「マンガを実写化した、青春モノのラブストーリーに出てみたい。特にやりたいのは『ニセコイ』っていうマンガで、ちょっとコメディ的な部分もあってすごく面白いんですよ!!」
その中で演じてみたいキャラは?
「小野寺小咲ちゃん。とにかく可愛くて純粋で、ちょっと抜けているっていうステキな子なので、もし実写化することがあったら、ぜひやってみたいです!」

インタビュー・終

撮影/booro(BIEI)取材・文/若松正子

Profile

武田玲奈
たけだ・れな●1997年7月27日生まれ、福島県出身。ヴィズミック所属。2013年にAmeba Candy Collection 第2のくみっきー!発掘オーディション』でグランプリを受賞し、翌年『Popteen』レギュラーモデルとしてデビュー。2015年3月に公開された映画『暗殺教室』で女優デビューを果たす。映画『罪の余白』(10/3公開)、『のぞきめ』(2016年公開)に出演。主演作『ハロウィンナイトメア2』が10月24日に公開。

INFORMATION

『監獄学園』

ドラマ『監獄学園−プリズンスクール−』
MBS 10月25日(日)スタート 毎週日曜 深夜24:50〜25:20
TBS 10月27日(火)スタート 毎週火曜 深夜25:11〜25:41

平本アキラによる人気コミックを実写ドラマ化! 全寮制の元女子高・私立八光(はちみつ)学園に入学してきた男子生徒は、藤野清志(キヨシ)らわずか5人。1000人を超える女子生徒たちを前に、甘い学園生活に胸躍らせるキヨシたちだったが、ある日、女子風呂をノゾこうとした罪で学園を掌握する「裏生徒会」に拘束されてしまう。そして罰として懲罰棟(通称:プリズン)と呼ばれる監獄での1ヵ月間の謹慎生活を強いられることに……。クラスメートの千代とのデートのため、脱獄を試みるキヨシだったが、裏生徒会の会長、副会長、書記も、あの手この手でキヨシたちを退学に追い込もうとする……。男子生徒5人は、裏生徒会による支配に屈せず、無事にプリズンから脱獄することができるのか!?

(C)平本アキラ・講談社/「監獄学園」製作委員会・MBS

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