Unknown Number!!!(宮崎秋人×松田凌×北村諒) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「Unknown Number!!!(宮崎秋人×松田凌×北村諒)」

2016/05/25

「まさか歌をやらせていただけるとは思っていなかったから、ドッキリかなと思った(笑)」

Unknown Number!!!

撮影/草刈雅之 取材・文/舘野玲果

2.5次元ミュージカルをはじめ、舞台・ドラマ・映画等で活躍中の人気若手俳優・宮崎秋人&松田凌&北村諒による音楽ユニット・Unknown Number!!!(アンノウン・ナンバー)。 ヒャダインこと前山田健一氏が音楽プロデュースした、デビューシングル『キボウノヒカリ』がついに5月25日に発売! 音楽活動という新たな一歩を踏み出した彼らに、楽曲制作話から、普段から仲の良い3人の関係性についてなど、たっぷりと語ってもらった。
Unknown Number!!!
――まず、この3人で音楽ユニットを結成すると聞いて、最初どう思われました?
北村諒「ドッキリかなと(笑)」
松田凌「確かに。驚きももちろんあったし、この3人だってことにふいに笑っちゃった。“ホントなのか?”って。にわかに信じ難かったです」
宮崎秋人「人って本気で驚くと笑うよね(笑)。僕もとにかく驚いた。音楽プロデューサーについても、出てきた名前がヒャダインさんであまりにビッグだったから、余計に“冗談だろう?”って」
北村「まさか歌をやらせていただけるとは思ってもいなかったことだったので。歌詞が出来たり、骨組みが見えてきて、徐々に実感がわいてきた感じです」
――3人は舞台作品等でそれぞれの共演はありますが、3人揃っての共演は意外とないんですよね。ちなみに、それぞれ第一印象って覚えていますか?
3人「え〜。第一印象……」
宮崎「(北村を指差して)イケメン、(松田を指差して)イケメンって感じよ、僕から見たら(笑)」
Unknown Number!!!
宮崎秋人
北村「顔〜〜!? 雑だよ〜〜!」
宮崎「だって、これだけカッコ良かったら、どんだけ性格悪くてもいいって思ったんだもん。この二人は」
北村「ところがどっこい、性格がいいから困っちゃうよね〜(ドヤ顔)」
宮崎「(笑)」
松田「第一印象か……。きたむーに関しては、誌面で観ていたからね。初めて共演したとき、こっちは知っているからドキドキしてた。しかも、弟がすごい好きで、当時のフライヤーにサインしてもらった記憶がある!」
――今の3人の関係性ってどんな感じなんですか?
北村「(三兄弟とすると宮崎が)長男じゃないですか。次男は僕かな〜?」
松田「僕はダントツで末っ子」
北村「そうね、ダントツで末っ子だね(笑)。自然とそうなっているよね」
宮崎「MV撮影のときが、各々一番性格が出たんじゃない?」
北村「出たね」
宮崎「一人ずつのカットを撮っていくってなったときも、とりあえず俺がやりますって、一番最初に行って」
北村「そこでも長男らしく、秋人が先陣切ってくれて、土台を作ってくれたよね」
松田「僕、最後がいいって言ってたな〜(笑)」
北村「僕はどこでも良かったからね」
Unknown Number!!!
松田 凌
――頼れる長男、マイペースな次男、周りを見る三男みたいな感じですかね(笑)。そんな3人が歌うデビュー曲『キボウノヒカリ』はどんな曲に?
北村「最初聴いたときに、“ヒャダインさんっぽいな〜”って思いました。もともとヒャダインさんが好きで、楽曲も聴かせていただいていたので。ポップでキャッチーで明るくなれる曲だなって思いました」
宮崎「歌詞の一発目に“絶望の海”ってくるのは、すごいなと。絶望っていう言葉で始まるって、斬新過ぎる!って、それに度肝を抜かれました。ここからどう曲が展開していくのかなって思っていたら、いきなりバーンって明るくなって、ドンドンサビに向かってアガっていく構成がすごい好きです」
――しかも今回アニメ『遊☆戯☆王 ARC-V』のオープニング曲に抜擢。MVとはまた異なってアニメ映像といい感じで合わさっていますよね。
宮崎「アニメの映像と自分たちの歌が一緒に流れているっていうことに、すごく感動しました」
松田「信じられなかったよね。『遊☆戯☆王』やで!! 世界的に人気のある作品で、アニメの映像が流れている中から、自分たちの声が聞こえてて、逆に実感なくなったもん」
北村「分かる! “これ歌ってるの俺らなの??”みたいな。急に人ごとみたいになっちゃった」
松田「今は取材とかで『Unknown Number!!!です』って普通に言えていますけど、それこそデビューを目指してここの世界に入ろうとして頑張っているみんなもいる中で、こういう話は絶対にシンデレラストーリーだと思うんですよ。でも、『キボウノヒカリ』の歌詞にもあるけど、“不可能を決めるのは 誰にも不可能”ってその通りだと思って。自分たちがUnknown Number!!!としてやっていくことを、僕たちも不可能と思わないし、誰に不可能って言われても、実際に今、Unknown Number!!!としてアニメの主題歌になっているわけで。それはすごく思うな」
Unknown Number!!!
北村 諒
――その分、苦労したことも多かったのでは?
松田「僕は特に、MV撮影が苦労しました。歌って踊ることが(笑)。お芝居じゃなく個人として、松田凌として歌い踊るっていうのは、今までと違う表現方法というか。カメラを前にして、体でどう体現していくのかっていうのはすごい難しかったです。あと、今回の楽曲制作のなかで、思ったより自分が臆病だってことも気づきました。撮影とかレッスンとか、レコーディングのときとかに毎回、ちゃんとしなきゃいけないって、すごく臆病になっていました。だから頑張っているっていうのもありましたけど、本当に真剣に真摯に向き合わないといけないって」
宮崎「僕らはこれまで歌をやっていたわけじゃなければ、ダンスをやってきたわけでもないので。作品では歌ったり踊ったりすることもありますけど、どっちかを掘り下げてきたわけでもないので、それを同時にやるっていうのは単純に難しかったです」
北村「慣れてないっていうのもやっぱりあったよね。今回は自分自身の素が出てくるから、急にどうしたらいいかわからなくなる。普段は役としてどう動くかを考えながらやっているから」
――実際ヒャダインさんとのレコーディングはいかがでした?
宮崎「とにかくヒャダインさんが乗せてくれてね!」
北村「言い方はあれですけど、もう“ヨイショ”です(笑)。乗せるのが本当にうまくて」
松田「アメばっかくれるよね(笑)。アメとムチの“ムチ”が一切ないんですよ」
宮崎「レコーディングしている最中だけ、宇宙一の天才3人が集められたんじゃないかって勘違いするくらい(笑)」
北村「それぐらいの気持ちにはなったよね(笑)」
宮崎「一番嬉しかったのは、『3人の声のバランスが奇跡的にいいね』って言ってくれたこと。イチ個人を言われるよりも、3人で集まったときのことを褒めてもらえるのはすごく嬉しかったです」
松田「確かに3人声質というか、色が違うもんね」
Unknown Number!!!
――今回のプロジェクトを経て、より密な関係性になったんじゃないかと思うのですが、ご自身から見て他の二人のここがすごいとか、尊敬するところって、どんなところですか?
宮崎「なんでもいいんですよね?」
松田「顔はもうなしね!」
宮崎「わかった、わかった(笑)」
北村「秋人の頼れる感はカッコイイ。今回MV撮影のときもそうだったんですけど、秋人の頼れるどっしり構えた感っていうか。表にあまり出さないけど、それがまたすごい頼りにしたくなる」
松田「きたむー(北村)も秋人もいっぱいあるんですよ〜。そのなかで今どれを挙げようかなって感じなんですけど、羨ましいなって思うのは何かな〜。……ちょっと話してて」
宮崎北村「え!?(笑)」
松田「あ! きたむーは意外と3人の中で、一番野心を持っているかもしれないですね」
宮崎「そうかもね」
北村「ないないない!」
松田「だってメラメラしたときすごいもん! 爆発力があるんですよ。ガッとなったときのパワーは人一倍あります。もう手に届かないような力出すから、そこは羨ましい。それ持ってへんわ、くれよって思う(笑)」
北村「持ってるでしょうよ〜」
宮崎「凌は、何より今回思ったのが、責任感がすごいなと。こうやって一緒に取材を受けさせてもらったりして、そのときの発言を聞いていてもそうだし、MV撮影のときもそうだけど、自分ではさっき臆病だったとか言っていたけど、臆病っていうよりも責任感があるから中途半端なものを出せないとかって、自分で背負ってるからなんじゃないかなって。しばらく見ないうちに強くなってるいなって思った」
北村「自分に厳しい感じだよね」
松田「うわ〜! なんかコレ、すごい、何この気持ち(赤面)。3人とも知ってるからさ、こういうの改めて聞くとね。なんか、嬉しいな……今日の取材(笑)」
Unknown Number!!!
――『キボウノヒカリ』は、デビューを目指す読者にも刺さる楽曲だなと思うのですが、皆さんの役者人生にとっての“キボウノヒカリ=欠かせないもの”って?
宮崎「僕は単純ですけど、お客さんです。応援してくれている、自分に目を向けてくれる人たちすべてがヒカリだと思います」
北村「それこそ“Unknown Number!!!=未知数”というグループ名にもなっているように、無限に未知の世界があって、役やキャラクター、世界観は無限にあるから、一生やっていても全部を知ることはできない。それが僕にとってはすごいキボウで。それがあるからこそ、もっとやっていきたいって思うし、突き進んでいきたいなと思います」
松田「もうこの仕事は、キボウノヒカリしかない! やりがいを感じるのも、悔しい、楽しい、本当にやっていてよかったなって思うのが、これしかないんです。だからお芝居していたりとか、今回歌を歌わせてもらったりとかしているとき、自分が生きて行くなかでもキボウノヒカリはそれしかないです!」
CDデビューを果たす“Unknown Number!!”の宮崎秋人・松田凌・北村諒から、夢に向かって頑張るみんな向けて、温かい応援メッセージ!!!
Profile
宮崎秋人(みやざき・しゅうと)●1990年9月3日生まれ、東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属。ミュージカル『薄桜鬼』や舞台『弱虫ペダル』など、2.5次元の人気シリーズに多数出演。主演舞台『FAIRY TAIL』の上海公演が7月に上演。また8月には舞台『青の祓魔師 京都紅蓮編』で北村諒と兄弟役での共演が決定している。

松田凌(まつだ・りょう)●1991年9月13日生まれ、兵庫県出身。キャストコーポレーション所属。主な代表作にミュージカル『薄桜鬼』シリーズや舞台『メサイア』シリーズなど。ほか、ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』やドラマ『ニーチェ先生』など映像面でも活躍。舞台『曇天に笑う』(5/27〜)、舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』(9/1〜)等、出演作が続く。

北村諒(きたむら・りょう)●1991年1月25日生まれ、東京都出身。アイズ所属。主な出演作は、舞台『RE-INCARNAtION RE-VIVAL』、『四谷怪談』、『ひと夏のアクエリオン』のほか、ゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!』など、多方面で活躍中。今後も『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』(6/18〜)、『大正浪漫探偵譚〜君影草の設計書〜』(7/6〜)と舞台への出演が決定している。
デビューシングル『キボウノヒカリ』
5月25日発売/マーベラス
『キボウノヒカリ』
【初回限定盤】LIMITED A
DVD付(Music Video)1800円+税

『キボウノヒカリ』
【初回限定盤】LIMITED B
DVD付(Special Movie)1800円+税

『キボウノヒカリ』
【通常盤】<CDのみ>1200円+税
宮崎秋人、松田凌、北村諒による音楽ユニット・Unknown Number!!!のデビュー曲は、ポップでキャッチーな応援ソング! テレビ東京系列にて現在放送中のテレビアニメ『遊☆戯☆王ARC-V』のオープニングテーマ曲としてオンエア中。アニメの世界観はもちろん、夢に向かって突き進む彼らにもリンクする楽曲だ。カップリング曲『beatdown』は、曲調をガラリと変えたヘヴィーチューンで、ライバルとも、自身とも戦うような歌詞は聴く人の心を奮起させる。表題曲・カップリング曲ともに、ヒャダインこと前山田健一氏がサウンドプロデューサーとして参加。数々の話題舞台に出演する、人気・実力を兼ね備える若手俳優が音楽という新たなジャンルに挑む1作目、“彼らの未知数=unknown number”な才能が光る。
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