宮崎秋人×荒木宏文×白又敦 - D★DAYS Vol.98 | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

vol.98

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」に出演する宮崎くん&荒木くん&白又くんが登場♪

宮崎秋人×荒木宏文×白又敦

撮影/草刈雅之 取材・文/根岸聖子

宮崎秋人
宮崎秋人
「『FAIRY TAIL』は男のコが観て熱くなる作品。舞台版でも、ファンタジーとして夢のある作品にできたら」
――ライブ・ファンタジー『FAIRY TAIL』で共演する3人ですが、まずは、これまでのお互いの印象を教えてください。
白又敦「僕は去年、舞台『もののふ白き虎』で、荒木さんと共演させていただいたんですけど、自分の世界をしっかり持っていて、芝居をしていても風格がある。観ていて自然に引き込まれてしまうんです。しかも、とても美しいんですよ! 一見、話しかけにくいのかな…と思いきや、すごく丁寧で明るくて、神対応なのも嬉しかったです。(宮崎)秋人くんは、ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』で共演したのと、あとは出演作品を観に行った印象からだと、とにかく役に入り込む人だなって。芝居に入ると、急に人柄がガラッと変わるんですよね。普段は“陽”の雰囲気を持っていて真っ直ぐな人。先のことも、まわりのことも、ちゃんと見えているんだなって思いました」
荒木宏文
荒木宏文
宮崎秋人「ありがとうございます! 白又は“イタキス”のときがはじめましてで、特に芝居での絡みはなかったので人としての印象になりますが、いい意味でおバカで、愛される子という印象でした(笑)。年下だけど事務所に入ったのは白又が先だから先輩なんだけどね。その後、『仮面ライダー鎧武/ガイム』つながりで、松田凌から白又の話を聞いたり、白又の舞台を観に行ったりして思ったのは、リクエストやオーダーに対して、とことん正直に突き進むんだなって。いろんな人から、『あいつ、バカがつくぐらい真っ直ぐでいいんだよ〜』って聞いたよ(笑)。荒木さんは、普段から“荒木宏文”っていう存在感がダダ漏れで、もちろん、お芝居でも吸引力があるから、みんなの輪の中にいるキャラクターというよりは、そこからハズれた役どころに置きたくなる人だなって。1対100でも戦えるような、絶対的な空気感があるから。これは、身につけようと思って身につけられるものじゃない。荒木さんの自己プロデュース力は、本当にプロとしてのそれなので、“一体、どこでユルむんだろう、この人は!?”って思っています」
白又敦
白又敦
――後輩からはそんな風に思われているみたいですが……。
荒木宏文「今、だいぶユルんでるよ?(笑)」
宮崎「いやいや、だって全然スキがないじゃないですか。ヌケ感がまったく感じられないですよ(笑)」
荒木「自分ではリラックスしているんだけどね。でも、言われてみれば、確かに僕は舞台上でひとりでいることは多いな。二幕の頭にひとりだけ登場とか、場面転換してひとりだけ出てきたりとか……」
宮崎「みんながそれを求めてるんですよ!」
――そんな先輩から見て、2人の印象は?
荒木「2人に共通して言えるのは、一生懸命で真っ直ぐなこと。ただ、一生懸命な中には微妙な違いがあって、秋人は、(瀬戸)康史や(柳下)大に近い感じで、我慢しなきゃっていう思いが強い頑張り方なんですよ。白又は(堀井)新太とか寄りで、無理をせずに事前に“これをやりたいです”とか“これをやったら危ないです”とかって自己申告ができる。秋人はそこで無理しちゃうんだよね。我慢をしてしまうと、あとで周りに迷惑をかけてしまうこともあるし、全部を口にしてしまうと、逆に“かまってちゃん”になってしまう可能性もある。まぁ、この辺はゆとり世代とさとり世代の違いなのかな」
宮崎「あ〜確かに。当たってます。無理そうでも『できない』って言えないですもん」
白又「俺、すぐ言っちゃいますね(笑)。“これ、俺ぶつかっちゃうと思うんですよ!”って」
宮崎秋人×荒木宏文×白又敦
――ライブ・ファンタジー『FAIRY TAIL』は、そんな人物分析にぴったりなキャスティングですね。
荒木「確かに、自分のことはおかまいなしに突き進んで大変なことを巻き起こすナツに秋人はぴったりだし、一歩引いたところから見て、『それはダメだよ』って言えるグレイも、事前に察知して報告できる白又に合ってるね」
白又「そして荒木さん演じるジェラールは、やっぱり一人(笑)」
荒木「“なぜ俺はここにいるんだ!?”っていう状態でステージに立っていたいと思います(笑)」
――この作品は“ライブ・ファンタジー”ということですが、その辺はどう解釈していますか。
荒木「台本ができ上がるよりも前に、タイトルの前に“ライブ・ファンタジー”ってついてましたからね。確実に、ナマモノで幻想的なことをやろうということは決まっていたんでしょう。魔法を使ったバトルマンガが原作なので、それをどう見せるかというところに、こだわりがあるんだろうなと」
白又「ある意味、舞台で表現できることの幅は広がりそうですよね」
宮崎秋人
宮崎秋人
宮崎「だからこそ、先入観なしに臨みたいです。演出の児玉(明子)さんは、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルトー』でもそうでしたが、“アイディアの宝庫”という印象。なので、僕らも芝居で演出に負けないくらいの熱を持って、本を読んで役を掘り下げていきたい」
荒木「台本を読んだら、ジェラールのところはセリフが少なく“……”がすごく多くて。僕は今までのお芝居のクセなのか、できるだけ尺を取らないようにという意識が強かった。観ているお客さんよりも、少し先をいく感情の流れでやってきたんです。例えば、お客さんがツッコミを入れたくなる直前にこちらが突っ込むと、観ている側はスッキリする。舞台上にいるときのリズムは、普段のリズムより少し速くなるように計算しているところがあって、無駄な“間”をそぎ落とすことに集中してきたんです。でも、今回は“……”が多いので、間延びしないような間の使い方で、緩急をつけなければなと。
――今までとは意識する部分がだいぶ変わってきそうですね。
荒木宏文
荒木宏文
荒木「いろんな意味で、今作での課題はすごく多いです。魔法を使ったバトルが一番の見せ場ではあるんだけど、そこだけを見せていたら、ただのSHOWになってしまう。ストーリーをきちんと伝えられるかどうかは、役者たちの芝居にかかっている。僕の役はアクション部分ではなく、ストーリーの軸をぶらさない、薄めないように物語を提示する役割が大きいと思うんです。華やかなアクションではなく、静かなシーンでも、惹きつけられるよう作り上げていきたいですね」
白又「常にひとりで惹きつけていく荒木さんに対して、僕らが大事にしないといけないのはチーム感だと思っています。見せ場としてのアクションシーンは派手に映るだろうけど、荒木さんが言ったように、それだけだとストーリーや感情は伝わらない。勢いに任せるのではなく、ひとりひとりが丁寧なお芝居をして、チームとして信頼し合って臨みたいです」
――『FAIRY TAIL』は正統派の少年マンガが原作ですが、座長を務める宮崎くんは、この作品の魅力についてはどう感じていますか?
宮崎「本当に、他にないくらいド真ん中の作品なんですよね。敵と戦いながら、仲間との絆や友情が生まれていく。男のコが観てアツくなる作品なので、女性の方はもちろん、ぜひ男性にも舞台版を観てもらいたいです。僕も、原作を読んでアツくなったり、魔法っていいなと、子共のときに抱いていた気持ちを思い出してワクワクしましたから。舞台版でも、ファンタジーとして夢のある作品にできたらいいなと思っています」
白又敦
白又敦
――ちなみに、“こんな魔法が使えたらいいな”というのはありますか?
宮崎「目覚まし時計なしで、気持ちよく起きられる魔法ですね」
白又「それって自分次第じゃないですか(笑)。もうちょっと夢を持ちましょうよ。僕は時間を自由自在に行き来したい。仮に寝坊したとしても、その能力があれば、時間を巻き戻すことができるから」
宮崎「言ってること、あんまり変わらないじゃないか(笑)」
白又「もちろん、ちょっと先の未来を覗きにも行きますよ!」
荒木「僕は回復魔法ですかね。全部の魔力を地球にかけて、汚染された地球をキレイにしたいです」
白又「世界の神だ(笑)」
宮崎秋人×荒木宏文×白又敦
――最後に、この春“デビュー”したいことについて聞かせてください!
荒木「今までやったことないので、アレルギー検査をしてみたい。アレルギーレベルって6まであるらしくて、自分で自覚できないものもあるみたいなので。原因がわからない不調もあるかもしれないし、一度ちゃんと調べてみたいですね」
白又「3月で大学を卒業したので、ひとり暮らしデビューがしたいです。自立を目指して頑張ります!」
宮崎「僕は家族サービスですね。これまで意識してこなかったけれど、そろそろ親孝行とか、何かしらしないとなって。“忙しい”とか言ってないで、どこかに連れて行ってあげたいです」
宮崎秋人 宮崎秋人
みやざき・しゅうと
1990年9月3日生まれ、東京都出身。主な出演作は、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ、舞台『弱虫ペダル』シリーズ、つかこうへい七回忌特別公演『引退屋リリー』など。松田凌、北村諒とともに、前山田健一氏プロデュースの音楽ユニット「Unknown Number!!!」のメンバーとして、『遊☆戯☆王ARC-V』4月より新主題歌を担当。
荒木宏文 荒木宏文
あらき・ひろふみ
1983年6月14日生まれ、兵庫県出身。歌劇『明治東亰恋伽〜朧月の黒き猫〜』(6/2〜12博品館劇場)に出演。舞台「もののふシリーズ第2弾」に出演が決定している。俳優活動の一方、ソロアーティストとしても活躍。松岡充プロデュース2ndシングル『STELLAR』発売中。
白又敦 白又敦
しらまた・あつし
1994年3月22日生まれ、神奈川県出身。主な出演作は、『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレ朝系)、「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」主演、少年社中×東映 舞台プロジェクト『パラノイア★サーカス』など。斬劇「戦国BASARA4 皇」本能寺の変(7/1〜10Zeppブルーシアター六本木ほか)に出演が決定。
俳優集団D-BOYSの宮崎秋人&荒木宏文&白又敦が、ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」の魅力を語る
FAIRY TAIL
ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」
4月30日(土)〜5月9日(月)サンシャイン劇場
【原作】真島ヒロ/【脚本・演出】児玉明子
出演:宮崎秋人、白又敦、郷本直也、古谷大和、山本一慶、小野健斗、小澤廉、荒木宏文ほか
真島ヒロによる大ヒットコミック「FAIRY TAIL」(講談社「週刊少年マガジン」連載)が、初の舞台化。脚本・演出は、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』や舞台『女海賊ビアンカ』などを手がけた児玉明子が担当。
国内のみならず世界中が夢中になる大人気漫画「FAIRY TAIL」。最新の映像技術を駆使しての待望の舞台化!!「妖精の尻尾(ルビ:フェアリーテイル)」が舞台で暴れまわる!!!!
闇ギルド「六魔将軍(ルビ:オラシオンセイス)」を討伐する為、ナツたち「妖精の尻尾(ルビ:フェアリーテイル)」を含む正規ギルド連合軍が、果敢な戦いに挑む! 原作でも人気の高い「ニルヴァーナ編」を完全舞台化!

(C)真島ヒロ/講談社 (C)「FAIRY TAIL」舞台製作委員会 2016


dboys
Archive
×