三上真史×山田悠介×西井幸人×大久保祥太郎 - D★DAYS Vol.103 | Deview-デビュー

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vol.103

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、10月14日より開幕するDステ19th『お気に召すまま』に出演する4人が登場♪

三上真史×山田悠介×西井幸人×大久保祥太郎

撮影/mika 取材・文/根岸聖子

三上真史
三上真史
「一緒に仕事をしたことは、ほとんどないんですが、個人的に、すごく落ち着くメンバーなんですよね」
――今回は、Dステ19th『お気に召すまま』で共演するみなさんの関係性に迫りたいと思います。出会った頃の印象や、どういう間柄なのかということを教えてください。
三上真史「一緒に仕事をしたことは、ほとんどないんですが、個人的に、すごく落ち着くメンバーなんですよね」
山田悠介「三上さん、僕もです!」
西井幸人「無言でいても、気を遣わないでいられます。僕と山田くんは同期なんですけど。『第5回D-BOYSオーディション』で一緒だったので、出会いは8年前です」
三上「出会った頃のこととかは、あんまり覚えてないなぁ。いつの間にか、仲良くなっていたメンバーなので」
西井「山田くんは、最初はだいぶトガッてました。ね?(笑)」
大久保祥太郎「そうなんですか!?(笑)」
――今の雰囲気からは想像もつきませんが(笑)。どんな感じだったんですか?
山田悠介
山田悠介
西井「僕は、当時13歳だったんですが、オーディションの前に床に寝そべっている人、初めて見ましたもん。写真を撮るときも、距離を少し開けていたから、話しかけづらい雰囲気はありました」
大久保「そのとき、悠介さんは何歳ですか?」
山田「二十歳。大学の演劇部のほうも忙しくて、本当に疲れて寝ていただけなんだよ! オーディションにも寝ないで行ってたからね。ホント、それだけだから!トガってたわけじゃないよ!!」
大久保「僕は、事務所に入って初めて参加したイベント『春どこ2011』が、悠介さんとの初対面だったと思う」
三上「僕と祥太郎は、いつのまにか楽屋でいじり合うような間柄になった感じ」
山田「何で共演したんですか?」」
三上「いや、がっつりの共演というわけではないんだけど、D2のメンバーがメインで出ていた『TV・局中法度!』のときに少し絡んだぐらいなんだけど、気がついたら、すごい話すようになっていたんだよね。というか、祥太郎、まだ21歳なんだって!? すごい落ち着いてるから、25歳ぐらいかと思ってたよ(笑)」
西井幸人
西井幸人
大久保「はい、まだ21歳です(笑)。D-BOYSでいうと、西井、阿久津(愼太郎)、根岸(拓哉)が同い年です」
――その他、何か覚えていることはありますか?
三上「あとは山田以降、D-BOYSに加入するメンバーがしばらくいなかったから、山田は“最後の後輩”ってイメージが強かった。ずっと一番下で、大変だったでしょ?」
山田「そうですよ! やっとできたと思った後輩は(堀井)新太だし」
三上「大物来た!(笑)」
山田「大物ですよ! すごくいいヤツなんですけど、全然、言うこと聞かないし、自由だし。新太は、あのキャラだから、何をやってもみんなに許されるんですよね。“あれ、俺のときは怒られたのに、なんで!?”って(笑)」
――それぞれ役者として、お芝居の印象はいかがですか?
大久保祥太郎
大久保祥太郎
山田「僕、祥太郎の芝居を観たことなかったなと思って、この間、観に行ったんですよ! でも、祥太郎目的で行っているから、“頑張れ!”とか、いろんな想いが交錯しちゃって、まともに芝居を鑑賞できなかった……(笑)。最後にバッと出てくるだろうなってところで、“ここで来るか!?”って前のめりになっていたのに、出てこなかったんです。“なんで!?”“もっとうちの祥太郎出して!”って、完全に親みたいになっていましたね。祥太郎はお芝居がとても上手なんですよ。僕みたいに、出たとこ勝負ではなく、しっかりプランを立てる子なんだろうなと」
大久保「いや、全然ですよ(笑)」
西井「山田くんとは最近、よく電話をしてお互い悩み事とかを話したりしていて。それもあって、この前出演していた『また逢おうと竜馬は言った』も観に行ったんですが、すごい悩んでいた過程を知っているだけに、楽しく観られました。山田くんは器用なタイプではないけど、その分、すごくアツいんです」
三上「四者四様というか、それぞれ、みんな違うよね」
山田「いや〜、みんな役者は不器用でしょ」
三上真史×山田悠介×西井幸人×大久保祥太郎
三上「山田とはDステでは何度か共演しているけど、初めて芝居を観たのは、D-BOYS STAGE vol.3『鴉〜KARASU〜04』で。滑舌もいいし、声もよく出ていて、すごいなって思った印象は残ってる。そのあと、Dステ11th『クールの誕生』で共演したときは、芝居も自然だし、“素の山ちゃん”な感じも活かされていてね。不器用さが、山田のいい味になっているんだと思う」
山田「なんか三上さんに褒められるの、恥ずかしいですね。僕にとっての三上さんのすごいところは2つありまして。まずは役者としては、すでに完成度が高いのに、そこからさらに4段階くらい、変貌を遂げていくんです。あの突き詰め方は、D-BOYSの中では唯一無二だと思います。もうひとつは園芸家、文化人として、相当バージョンアップしてるところ。しゃべりもすごくて、去年の『D-LIVE』にゲストで出演されていたときも、“こんなにおもしろい人がいるんだ#ってくらい、引っかき回して帰っていったんです。それを目の当たりにして“この人の頭の中、どうなっているんだろう!?”って思いました」
三上「普段、(場を)回すことが多いから、そういうところではボケたくなっちゃうクセがね(笑)」
三上真史×西井幸人
三上真史×西井幸人
大久保「あとは幸人ね。彼は器用なほうだと思います。なんでもできちゃうから。共演したのはDステ12th『TRUMP』が最後だけど、あのときは大変だったよね。二役やっていたし。でも、観る度に違うお芝居をしているのは、本当にすごいと思う」
三上「確かに、幸人の芝居を観たときに、器用だなって思ったな」
山田「いいな〜器用」
三上「僕の中では、山田も器用に見えるよ!」
――そんな4人が出演する『お気に召すまま』は、オールメールで、女性キャラクターも男性がやるということもあり、全体的にビジュアルのインパクトがあります。みなさんの役柄について、教えていただけますか?
三上「僕は、今回二役やるんですが、最初に出てくるオリバーは、本当にイヤなやつなんです。人に助けられたら、すぐに改心するわ、好きになっちゃうわと、本当に人間臭くて、わかりやすい人物。そしてもう一役、羊飼いのコリンがね、いい味出してるんですよ。道化のタッチストーン(牧田哲也)との掛け合いも、すごく楽しみです」
西井「僕は、シーリアという女のコの役なんですが、“それ、普通だったら落ち込むところだよね”というようなところで、なぜかプラスに捉えるコで。“なんで、そう動くの!?”って、つっこみどころもあるキャラクターなんです。どこか、ぶっとんでいる女のコだって言われたので、どんなふうにやろうか、模索中です」
山田悠介×大久保祥太郎
大久保祥太郎×山田悠介
三上「普段の幸人を活かして、いい感じの天然さ、可愛らしさを出していけばいいんじゃない?(笑)」
西井「あ〜、ちょっと近い部分もありますかね? わからないことも適当に受け流して生きてきたし(笑)。ロザリンド(前山剛久)との会話も、リズムよくやっていきたいです」
大久保「僕は、とにかくフィービー(山田悠介)が好きで仕方がない、シルヴィアスっていう役です。その愛は中途半端じゃ伝わらないと思うので、好き100%……いや120%ぐらい出していこうと思います!」
山田「その惚れられるフィービーが僕です。ここは笑いどころだっていう前提がある分、ハードルが高いんですよね。だからこそ、キャラを濃く出していきたい。舞台での祥太郎の芝居がすごくよかったから、これはおもしろくなりそうだなって、ワクワクしています」
三上真史×山田悠介×西井幸人×大久保祥太郎
――交錯した恋愛模様を描く喜劇ですが、実際に、“こんなアプローチされたら弱い”っていう、みなさんの恋愛感を教えてください。
西井「僕は追われるより、追いかけたいタイプ。振り向かない状態がいいっていうか、想いが通じたら、つまらなくなりそうで……」
三上「魔性だね(笑)。でも、あんまり積極的過ぎるのは苦手かも。山田は? 大学時代、めっちゃモテてたんでしょ?」
山田「いやいや。僕もグイグイ来られるのは苦手ですよ」
西井「僕の追い方としては、サプライズしたりして、喜ばせたい。そのために、とにかくひたすら、好きな子の情報収集に務めます。すべて知っておきたいから」
3人「えぇ〜!?」
大久保「そこまではしなくても、僕なら、まず共通点を探して、話す機会を増やして、仲良くなりますね」
三上「リアルだね(笑)。まぁ、それが一番、理想的だよ」
三上真史 三上真史
みかみ・まさし
1983年6月20日生まれ、新潟県出身。俳優として活躍する一方、NHK Eテレ『趣味の園芸』MC、tvk『猫のひたいほどワイド』水曜レギュラーMCなどを務める。
山田悠介 山田悠介
やまだ・ゆうすけ
1987年7月29日生まれ、埼玉県出身。主な出演作に、シス・カンパニー『草枕』、舞台『ホテル・カルフォリニア』、キャラメルボックスfeaturing D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』など。
西井幸人 西井幸人
にしい・ゆきと
1995年6月14日生まれ、埼玉県出身。主な出演作に、映画『鈴木先生』、ドラマ『35歳の高校生』(日テレ系)、舞台『寝盗られ宗介』 など。
大久保祥太郎 大久保祥太郎
おおくぼ・しょうたろう
1995年8月27日生まれ、東京都出身。主な出演作に、舞台『三匹のおっさん』、『GEMCLUB』、悪い芝居vol.18『メロメロたち』など。
俳優集団D-BOYS三上真史&山田悠介&西井幸人&大久保祥太郎が、最近“デビューしたいこと、したこと”を大発表!
お気に召すまま
Dステ19th『お気に召すまま』
【東京公演】10月14日(金)〜30日(日)本多劇場
【山形公演】11月12日(土)、13日(日)シベールアリーナ
【兵庫公演】11月19日(土)、20日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
青木豪×シェイクスピア×Dステでは、これまでシェイクスピアの『ヴェニスの商人』(2011年)、『十ニ夜』(2013年)をオールメール(全員男優)で上演。そして、第3弾として、今秋、東京・山形・兵庫にて『お気に召すまま』を上演する。シェイクスピア没後400年にあたる本年、青木豪演出では「シェイクスピアも当時そうしていたに違いない」と戯曲から読みとった1人2役キャスティングで、松尾貴史・石田圭祐・鈴木壮麻といった豪華な面々がDステに初参戦。
それぞれの事情で贅沢な都会暮らしを抜け出しやってきたアーデンの森で、軽妙酒脱な恋模様に彩られながら権力争いや兄弟の確執ものりこえ辿りつく真実の愛を描く、抱腹絶倒の本格コメディ。
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