『刀剣乱舞』、『A3!』と話題の2.5次元舞台に出演! - 三津谷 亮×陳内 将 D★DAYS Vol.123 | Deview-デビュー

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vol.123

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、6月に話題の2.5次元舞台に出演する、三津谷亮くん&陳内将くんの同い年コンビが登場♪

三津谷 亮×陳内 将

撮影/大槻志穂 取材・文/根岸聖子

三津谷 亮×陳内 将
「スタートした時期も近いし、お互い地方出身だし、事務所の中でも一番近い存在だから話しやすい」
――まずは、この2人の関係性のお話から。お互い、最初はどういう印象だったのか、どう変化したかなど教えてください。
三津谷 亮「関係性と言われてまず思い浮かぶのは、お互いが28歳のときに、キャラメルボックスさんとの舞台『また逢おうと竜馬は言った』で同じ役をやったことかな」
陳内 将「そういう話、年表にできるくらい、たくさんあるよね。まず、“21歳で出会う”から始まって。そして“21歳、2人一緒に役を降ろされる”と(笑)」
三津谷「あったねぇ(笑)。稽古3日目で、『お前たち、全然ダメだ』って言われて」
陳内「2人同時にね。のちに、前説で返り咲いたんだけど」
三津谷「なんとかね(笑)」
三津谷 亮×陳内 将
三津谷 亮
――苦い経験も一緒に経験していると。
陳内「そうなんです。それで、22歳でミュージカル『忍たま乱太郎』があって、23歳でミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで共演だよね。そのあとはDステの『TRUMP』か。あれは24歳のときだっけ。そこから少し期間があいて、28歳で『また逢おうと竜馬は言った』で久しぶりに共演したんだよね」
三津谷「その間、陳ちゃんはいろんな作品に出ていたし、同じ役をやるのがすごく怖かったのは覚えています」
――比較されるのが怖かった?
三津谷「1つの舞台で同じ役をやるという発想が、本当に頭の片隅にも全くなかったんです。当時、僕は後ろ向きに考えがちな期間に突入していて。いろんな作品を経験して成長しているだろう陳ちゃんに比べて、自分はまだまだな気がしていたから、同じ役をやることで如実に差が出てしまうんじゃないかっていう不安が大きかった。でも陳ちゃんが前向きに背中を押してくれたから、共演できたんです」
三津谷 亮×陳内 将
陳内 将
――そういう心情を全部話していたと。
陳内「うん、2人でがっつり話し合ったよね」
三津谷「そう。『僕は出来ないかもしれない』って。自分に自信が無かったのもあって、陳ちゃんのこと、ライバル視するようになったらイヤだなって思っていたから」
陳内「せっかく仲良くやってきたのにねって」
三津谷「僕は20代前半の頃に、いろいろとヘコむことがたくさんあって、それでもこれまで何とか乗り越えてきた。やっと自分の地盤が固まってきたかなっていうときに、(陳ちゃんとの)関係性が崩れたらどうしよう!?っていう。でも、そんな不安を取り除いてくれるくらい、陳ちゃんは僕のことを信頼してくれていた。ここで自分が信頼しないのはどうなんだ!?って思って。僕はマイナス面にばかり目がいっていたんだけど、陳ちゃんはポジティブな面を冷静に話してくれたんだよね。『お互いにリスペクトしながら作っていこうよ』って言ってくれて。“もともとの性格も、歩んできた人生も違うんだから、自然にそうなっていくよな”って思って、なんで自分はあんなに後ろ向きだったんだろうと反省したんです」
三津谷 亮×陳内 将
陳内「あのときのみっちゃんは、後ろを振り返ることに前向きだったよね(笑)。こっちは前を向いて一直線だったから、後ろを見ているみっちゃんの首を前に向ければいいだけ。『そうじゃないでしょ』って言ったら、すぐ納得してくれた」
三津谷「本当にね。あのときのダブルキャストが陳ちゃんでよかったなってすごく思う」
陳内「なんかさ、お互い気持ちがヘコんでいるときに、連絡取り合ったりするよね。悩んでるから飲もうって言うわけじゃなくて、二人で飲んでいるときに、実はね……って話したりすることが多くて。みっちゃんはスタートした時期も近いし、お互い地方出身だし、事務所の中でも一番近い存在だから話しやすいんだよね」
三津谷 亮×陳内 将
――お互いの役者としての在り方、役への向き合い方などはどのように感じていますか?
三津谷「陳ちゃんは頭がいいし、知識が豊富だから、引き出しがすごく多い。『また逢おうと竜馬は言った』はダブルキャストでお互い2役を演じたんですけど、色の使い分けが本当に上手いなと。主人公の岡本はちょっとヘタレなキャラクターなんだけど、もう一方の土方はしっかり者で。そういうキャラの違いをしっかりと表現できているのがすごいなと思っていた」
陳内「でも僕は、考え過ぎて頭でっかちになっちゃうところもあって。感覚で感じる前に、頭の中で作ったものを持っていったにすぎないってなると、良くない場合もあるんですよね。だから逆に、みっちゃんの行き当たりバッタリだけど、全力でやるところがすごいと思っていたよ。“そんなの出してくるか!”って。これは考えてやっているんじゃなくて、今この瞬間に思いついたなと(笑)。それがめちゃくちゃおもしろかったりするから、みっちゃんの発想力と度胸は尊敬していた。お互い、無いものねだりじゃないけど、自分にはないところを相手が持っているっていう感じだったから、あの現場では本当にいいデコボコ関係があったのかなって思います」
三津谷 亮×陳内 将
陳内 将
三津谷「僕も前もって(役に関して)組み立てようと頑張るんだけど、途中でわけがわかんなくなっちゃって。とりあえず稽古場で実際に芝居をしてみて、相手からの刺激で出てくるだろうっていうスタンスでやってきたんです。でも、今やっている舞台『レバア』の稽古場で、演出の寺十吾さんには『とりあえず、考えてこようか』って言われました(笑)」
陳内「あははは! これからデビューしたいっていう人に聞かせていい話なのか!?(笑)」
三津谷 亮×陳内 将
三津谷 亮
――いろんなタイプがいるということで(笑)。
陳内「確かに、人と芝居をすることで変わるっていうのはあります。だから、すべてを構築して臨むのが正しいとは限らない。僕も、その場で出てきたものを大事にするっていうときもあるから。あと現場での共演者との関係性で言えば、みっちゃんはみんなに愛されるよね」
三津谷「イジってもらえているのかな。シャイな部分をすぐ見抜かれているのか、そこを突いてもらうことで、馴染ませてもらっています。そうそう、ミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』で共演したときに、陳ちゃんが素敵だなと思ったのは、別の作品の本番中だったこともあって、稽古に遅れて参加していたのに、すぐに周囲にとけこんでいたこと。コミュニケーション能力が高くて、自分だけじゃなく、そこに僕も巻き込んでくれたんだよね。それはお芝居でも同じで、芝居からはずれている人がいたら、自然に巻き込んでくれる。陳ちゃんのそういうところ、すごいなぁって思っていたよ」
陳内「(コミュニケーション能力)高いかな?」
三津谷「高いよ! あとギャップがいいんですよ。陳ちゃんって、黙っているとちょっと怖い印象があるでしょ?」
三津谷 亮×陳内 将
陳内「それはみっちゃんもでしょ? 僕はイカつそうだなっていう怖さだろうけど、みっちゃんはちょっと狂気的な怖さね(笑)」
三津谷「えぇ、ウソ!?(笑)。ま、まぁいいや。ギャップの話に戻るけど、陳ちゃんは見た目ちょっと怖そうに見えるけど、話すと意外と優しい人なんだっていうのがわかる。一時期、僕も陳ちゃんみたいなイカついタイプの人間に憧れていたけど、10年やってきても無理だった。いつかヤンキー系の役もやってみたいって思っていたけど、僕は役柄的にも、イジられるほうだなって諦めたよ(笑)。でも、まったく違うタイプだからこそ、喰いあわずにやってこれたのかなって」
三津谷 亮×陳内 将
――そして最新作のお話も。三津谷くんは舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰、陳内くんはMANKAI STAGE『A3!』〜SPRING & SUMMER 2018〜と、お二人とも人気作の舞台化作品に出演が決まっています。
三津谷「今は2.5次元作品の数が増えたから、観る側がたくさんの作品の中から選べるようになっているんですよね。だからこそ、お客さんの目も肥えてきているし、演技はもちろん、2.5次元作品は見た目のクオリティも上げなければいけないなと思っていて」
陳内「再現度とかね」
――2.5次元作品をやる上で、お二人が意識していることは?
三津谷「ストレート舞台のときは、気持ち先行で体、動きが後からついてくる感じなんだけど、2.5次元舞台のときは、アニメとか原作にたくさん触れて所作をまず近づける。形から性格を構築するというやり方を意識しています」
陳内「僕は声色かな。これまで演じたキャラクターを比べてみても、ぜんぜん声が違うから。舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』のときは、スネ夫の声を出す用のボイトレに通ったし。鼻の奥に声をあてるというか、スネ夫用の発声で声が枯れないようにね」
三津谷 亮×陳内 将
――そういう技術面でも求められるものが多いと。
陳内「2.5次元作品では特に、そういう技術面を意識しています。あとは、そのキャラが飛び出してきた感も大切にしています。このキャラだったらそう言うだろうなという、観る側の想像さえも飛び越えたいなと。台詞と台詞の間の呼吸に至るまで、キャラクターとして膨らませていきたいです」
三津谷「今回の『刀剣乱舞』に関してだと、僕は二代目の骨喰藤四郎になるので、前作の骨喰藤四郎が好きだったという方にも、“今回は今回ですごく良かった”と思ってもらいたい。自分を通して見終わったあとに、キャラクターが心に残ってもらえるように頑張りたいなと。あと、ビジュアル撮影の時に、スタッフさんたちのこの作品に対する熱をすごく感じたので、きっと稽古場もすごく熱くなるんじゃないかなと。それが舞台に乗った瞬間にどう化学反応が起こって、お客さんに届くのかなっていうのは今からすごく楽しみです」 
――陳内くんのMANKAI STAGE『A3!』〜SPRING & SUMMER 2018〜は、待望の舞台化第1弾作品ですね。
陳内「『A3!』の夏組・リーダー、皇 天馬役をやるんですが、僕は夏組チームの中で最年長キャストなんです。役柄としても唯一、演技経験のあるキャラクターでもあって。僕がこの10年間の役者人生で培ってきたものを全部使って、みんなを引っ張っていくというより、支えたいという気持ちが強くて。もちろん、役者一人としては全員ライバルですけど、その中の受け皿じゃないけど、みんなを下から持ち上げるリーダーになりたいなって思っています。そういう課題をもって臨めたらなと。キャラクターが俺様タイプのグイグイ系だからこそ、役が抜けたときは、みんなを包み込むような存在でいたいです」
三津谷亮 三津谷亮
みつや・りょう
1988年2月11日生まれ、青森県出身。近年の主な出演作は、舞台『真田十勇士』、學蘭歌劇『帝一の國』、大河ドラマ『真田丸』(NHK)、ミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』、舞台『柔道少年』、テッペン!水ドラ!!『3人のパパ』(TBS)、劇団□字ック『滅びの国』、舞台『パタリロ』★スターダスト計画★、劇団西瓜糖『レバア』など。8月25日より上演されるミュージカル『マリーゴールド』に出演決定。
陳内 将 陳内 将
じんない・しょう
1988年1月16日生まれ、熊本県出身。主な出演作に、初主演映画『ガチバン NEW GENERATION 1&2』、舞台『東海道四谷怪談』、『露出狂』、ミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』、舞台『遠い夏のゴッホ』、映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2・3』、舞台「テイク・ミー・アウト2018」など。
D-BOYS三津谷亮&陳内将が、2.5次元舞台の魅力を語る
「刀剣乱舞」
舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰
明治座特別公演:6月2日(土)〜6日(水)明治座
京都:6月14日(木)〜7月1日(日)京都劇場
福岡:7月4日(水)〜6日(金)北九州ソレイユホール 
東京:7月19日(木)〜22日(日)日本青年館ホール
東京凱旋:7月25日(水)〜29日(日)天王洲 銀河劇場
名立たる刀剣が刀剣男士(とうけんだんし)と呼ばれる個性豊かな男性キャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆けめぐりながら部隊を編成・育成していく人気ゲームを原案とした舞台『刀剣乱舞』。「刀ステ」シリーズの集大成として、満を持して刀剣男士 十二振りで「悲伝 結いの目の不如帰」を上演。三津谷は骨喰藤四郎役で出演。

©舞台『刀剣乱舞』製作委員会
「A3!」
MANKAI STAGE『A3!』〜SPRING & SUMMER 2018〜
東京:6月28日(木)〜7月8日(日)天王洲 銀河劇場
京都:7月13日(金)〜7月16日(月)京都劇場
東京凱旋:10月26日(金)〜11月4日(日)天王洲 銀河劇場
劇団の主宰兼『総監督』となり、イケメン劇団員たちをキャスティングして、青春ストーリーが楽しめるイケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』が初の舞台化。さまざまなメディア展開をみせる中、2018年、東京・京都にて上演決定。陳内は、夏組のリーダー・皇 天馬役で出演。

©Liber Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©MANKAI STAGE『A3!』製作委員会2018
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三津谷 亮×陳内 将
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