主演作を控える二人の意外な共通点とは!? - 柳下大×中尾暢樹 D★DAYS Vol.111 | Deview-デビュー

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vol.111

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、初組合せとなる柳下くん&中尾くんの二人が登場♪

柳下 大×中尾暢樹

撮影/宮坂浩見 取材・文/根岸聖子

柳下 大×中尾暢樹
柳下 大
「今までのD-BOYSのメンバーにはいない、“根性のある、不思議な子が来たなぁ”って思った」
――初組み合わせとなるお二人。まずは出会いの話から始めようと思っているのですが、これまであまり接点がなかった?
柳下 大「さっき話をしていたところ、実は、自分が意識していない場面で出会っていたらしくて。オーディションのときだよね?」
中尾暢樹「はい。僕がファイナリストとして出場した『D-BOYSオーディション10th』です」
柳下「D☆DATEメンバーで、そのオーディションを観にいっていたから、そのときに中尾を見ているはずなんだけど……」
中尾「トモさん、僕以外の人は覚えていたんですよね!?(笑)」
柳下「そうなんだよね(笑)。東(啓介)とかは覚えてたんだけどね。中尾の存在を知ったのは、D-BOYSに新しいメンバーが加入するっていうことを聞いた時です。“あ、新しい子が入るんだ”って、そのとき思ったんだよね。ちゃんと話したのは、去年、舞台『オーファンズ』を観に来てくれたときだと思う」
中尾「そうです。僕のほうは以前からトモさんのことは知っていたし、見ていたので、緊張しつつ挨拶に行ったんですが、すごく優しくしてくれて、嬉しかったです」
――約1年前の『オーファンズ』のときが、初接点ということですね。
柳下「そのあと、D-BOYSみんな揃ったときに、すごいヤツが入ったなって思った印象的な出来事があってさ」
中尾「えっ、なんだろう!?(笑)」
柳下 大×中尾暢樹
中尾暢樹
――何があったんですか?(笑)。
柳下「カラオケで城田(優)さんが歌って、その美声にみんな“城田さんの生歌だ〜!”って盛り上がったあとに、『僕、歌います!』って中尾が名乗りを上げたから、“歌に自信がある子なんだな”と思ったの。中島みゆきさんの『糸』を熱唱したんだけど、これがまぁ、普通で(笑)。すごく上手くもなく、すごく下手なわけでもなく、ツッコミどころがなくて。でも、本人的には、めっちゃやりきった感があってさ。あの場面で、自ら『歌います』って出てきたのはすごいなと」
中尾「あのときは、僕自身、初対面の方たちばかりだったんですけど、その場にいた誰かに、『中尾、歌いなよ』って背中を押されたんですよ。なので、勢いで『じゃ、歌います!』って、一生懸命、歌いました」
柳下「今までのD-BOYSのメンバーにはいない“根性のある、不思議な子が来たなぁ”って思ったよ(笑)」
中尾「あ、あと僕、19歳のときに写真集を出させていただいたんですけど、そのとき、トモさんの写真集を参考に見させてもらったんです。坊主だったり、金髪だったりと本当に別人みたいな写真ばかりで、僕には真似できないなと思って、参考にできませんでした(笑)」
柳下 大×中尾暢樹
――そうなんだ(笑)。
柳下「それはきっと23歳のときに出した2nd写真集ほうだね。でも、19歳のときに出した1st写真集でも、けっこう冒険してたよ。女装したりしてたからね」
中尾「えっ、そうなんですか!? 僕も2冊目の機会があったら、いろいろチャレンジしたいな」
柳下「写真集を出す時期って、ちょうど雑誌の取材も多かったりして、ビジュアル撮影をする機会が多い時期だったりするから、写真集でしかできない写真にしたかったんだよね。だから、1冊目は女装したし、2冊目のときは、髪が長いやつと、ちょうど仕事で坊主になるタイミングでもあったから、それも撮影して。プラス、髪を少し伸びたときに、ただ伸びただけじゃ面白くないから金髪にしようってことになったんだよね。半年間とか長い準備期間があったから、あの1冊ですごくいろんな髪型に挑戦できた」
中尾「そう!それを見たときに、1冊の中で、坊主もあれば髪が伸びて金髪にもしていたり、すごいなって思ったんです。僕、顔が濃いとか、昭和顔とか言われるから、女装は似合わないと思っていたんですが、ファンの方からの要望もあったりするので、普通の取材ではできないことも、いつかやってみたいです」
柳下「やれるときにやっておいたほうがいいよ(笑)」
柳下 大×中尾暢樹
――事務所に入って11年目の柳下くんと、4年目になる中尾くん。それぞれが役者を目指す前に、影響を受けた作品は?
柳下「デビュー前、高校生のときに、こういう作品に出たいなって思っていたのは、『海猿』でしたね。単純に、男として鍛えているところとか、すごいな、カッコイイなって。あとは『ごくせん』とかも好きでしたね」
中尾「僕も『ごくせん』や、『クローズZERO』とかのヤンキーものには憧れていました。中学・高校時代は男くさい作品が好きだったんです。そこは今も変わらずで、機会があれば、そういう作品に出たいなって思っています」
――男の子はみんなそういう作品に憧れますよね。
中尾「あと、この世界に憧れた直接のキッカケは、Dステなんです。『チョンガンネ』を観たときに、舞台を初めて生で観たんですが、“こんな世界があるんだ!? 自分もやってみたい”って思ったんです」
柳下「舞台で影響を受けたと言えば、僕は『髑髏城の七人』(2011年)が大きかった。“こういう作品に出てみたい!”って、すごく刺激を受けたから。桁違いの技術の差を見せつけられて、憧れとともに、自分には無理だなって感じたのも覚えている。でも、僕もいろんな舞台に出させていただいて、いろんな経験を積んで、その距離が年々、少しずつ縮んでいっているかなという感覚もあって。ただの憧れから、明確な目標に変わってきている感じです」
柳下 大×中尾暢樹
柳下 大
――実際に役者の現場で活動してみて、やりがいを感じるのはどんなところ?
柳下「僕がD-BOYSに入った頃からしばらくは、メンバーと一緒の仕事やイベントが結構多かったから、半分、学生気分なところもあったんだよね。そういう、みんなで何かをする場も楽しかった。芝居の魅力という面では、やっぱり、違う人物になって、別の人生を疑似体験できるところかな。特に、この間までやっていたミュージカル『手紙』は、あの役をやっていなかったら味わえない感情があったから。今を見つめ直すキッカケにもなるし、知識が増えるのも楽しいなって思います。中尾は?」
中尾「僕は、まだまだ経験が浅いですけど、現場ごとに雰囲気が違っていることや、いろんな人に出会えることが今楽しいなと思います。まだまだ知らないことばかりなので、経験を積んでいる感じです。あとは役柄で弓道に挑戦したり、美容師になったり、普通に生活している中ではなかなか経験できないことに挑戦できることも楽しいです。1年間同じ役をやっていたので、それを脱ぎ捨ててまた新しい役にならないとなっていうのを、今勉強しながらやっています」
柳下 大×中尾暢樹
中尾暢樹
――そんな2人の仕事の近況も。まずは、中尾くんが出演しているドラマ『人は見た目が100パーセント』から。
中尾「僕が演じている岡部和人は美容師なんですが、成田凌さん演じる榊圭一の後輩で、アシスタント役なので、実際に髪を切ったりはしないんです。シャンプーとか、お片付けをしています(笑)。今までの現場は同じ世代の人が多かったけど、今回の現場は、僕がこの業界に入る前からテレビとかで観ていた人たちがいらっしゃるので、それが今すごく不思議な感じです。でも、びびらずに思いっきり演技しようと思っています」
柳下「大丈夫だよ、度胸はあるから!」
――そして、柳下くんは5月13日からスタートのNHK土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』に出演。
柳下「人気のある小説が原作なんですが、物語的には、メインは黒木華さん演じる主人公の澪のストーリーを軸にしていて、サブで僕が演じる佐兵衛が江戸出店を任されたあと失踪して、それを母親が探すという話もあるんですね。料理長の役なので、包丁細工が得意という設定で、この間はカボチャで亀を作るっていうのをやらせてもらいました。ただ、料理長という役ではあるけど料理シーンというより、“失踪した真相はどうなのか!?”っていう部分がメインになると思います。昔の人の料理の知恵とか、ご飯のありがたみを再認識できる作品なので、土曜日の夜に家族で観て欲しいですね」
柳下 大×中尾暢樹
――さらに、柳下くんは舞台『怪談 牡丹灯籠』、中尾くんは映画『一礼して、キス』(池田エライザ×中尾暢樹 主演)で、それぞれ主演を務めます。
柳下「主演なんだ!? すごいじゃん!!」
中尾「ありがとうございます(笑)。『一礼して、キス』は、少女マンガ原作なんですけど、僕が演じる三神曜太は、爽やかなキャラクターじゃなくて、少し歪んだところもあって。僕が想像していた少女マンガ原作に出てくるイケメンキャラクターのイメージとは違っていたんですよ。すごく嫉妬していたり、この人しか愛せない……みたいな、少しひねくれている役柄で。部活シーンのために弓道練習を数ヵ月やって、『初段は取れるレベルだよ』というお墨付きをいただきました。なので、弓道をやるところに注目していただけたら、嬉しいです。あと、観ていてちょっと恥ずかしくなるくらい、濃厚なラブシーンもあります!」
柳下「羨ましいな〜。僕は女の子と男の子の純愛的な作品って、ほとんど、やってこなかったから。男だらけの現場が多かったし、恋愛メインの作品って、本当に少ない。キスシーンも1回は男が相手だったり、キスした女の子にビンタされる役とかだったから(笑)」
中尾「そうだったんですね(笑)」
柳下 大×中尾暢樹
――では、柳下さんの主演舞台のほうも。
柳下「『怪談 牡丹灯籠』は、歌舞伎とかでよくやられている演目だったりするんですが、ぜひご一緒してみたいと思っていた、森新太郎さん演出なので、すごく楽しみです。時代劇の怪談話で、ある意味、純粋である反面、盲目過ぎて怖いとか、美しすぎて怖いとか、いろんな怖さがあって、みる側によって違う。僕側からみたら純愛だけど、傍から見ると恐ろしい…みたいな、いろんな受け取り方できる。森さんが『幽霊の怖さというよりも“人間の中にある邪悪な心や欲とか“人間の怖さ”』を出したいと言っていたので、人間ドラマとしても楽しめるんじゃないかなと。共演の方々もすごい方々ばかりなので、この舞台でもたくさんのことを吸収していきたいと思っています」
柳下 大 柳下 大
やなぎした・とも
1988年6月3日生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、舞台『熱海殺人事件NEXT』、舞台『真田十勇士』、舞台『オーファンズ』(主演)、葛河思潮社第5回公演『浮標(ぶい)』、ミュージカル『手紙』(主演)など。5月13日スタートのNHK土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』に出演。
中尾暢樹 中尾暢樹
なかお・まさき
1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。2016年『動物戦隊ジュウオウジャー』主演:ジュウオウイーグル/風切大和役で注目を集める。現在放送中のドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)に出演中。
俳優集団D-BOYSの柳下大&中尾暢樹“最近、デビューしたこと、したいこと”を大発表!
「怪談 牡丹燈籠」
柳下くん主演舞台
オフィスコットーネプロデュース
『怪談 牡丹燈籠』
7月14日(金)〜30日(日)すみだパークスタジオ倉
「四谷怪談」「番町皿屋敷」と並び、“日本三大怪談”と称される「牡丹燈籠」。歌舞伎から小劇場に至るまで、繰り返し上演されている人気演目の一つを、『エドワード二世』で読売演劇大賞を受賞した森新太郎が演出。人間と幽霊の悲恋をめぐる怪談話の恐怖の中に、人間のおぞましさや哀しさなど、濃厚な人間ドラマが描かれる。
「一礼して、キス」
中尾くん主演映画!
映画『一礼して、キス』
2017年初秋公開予定
『ベツコミ』(小学館)で連載され、一大旋風を巻き起こした偏愛弓道LOVEが、池田エライザ×中尾暢樹 主演で実写映画化。中学からの6年間を弓道に捧げてきた高校3年生の岸本杏と、彼女が弓道をする姿に恋をした後輩・三神曜太の一途な想いを描いた甘く妖しいラブストーリー。

©2017加賀やっこ 小学館/「一礼して、キス」制作委員会
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