vol.111
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、初組合せとなる柳下くん&中尾くんの二人が登場♪
撮影/宮坂浩見 取材・文/根岸聖子
中尾暢樹「はい。僕がファイナリストとして出場した『D-BOYSオーディション10th』です」
柳下「D☆DATEメンバーで、そのオーディションを観にいっていたから、そのときに中尾を見ているはずなんだけど……」
中尾「トモさん、僕以外の人は覚えていたんですよね!?(笑)」
柳下「そうなんだよね(笑)。東(啓介)とかは覚えてたんだけどね。中尾の存在を知ったのは、D-BOYSに新しいメンバーが加入するっていうことを聞いた時です。“あ、新しい子が入るんだ”って、そのとき思ったんだよね。ちゃんと話したのは、去年、舞台『オーファンズ』を観に来てくれたときだと思う」
中尾「そうです。僕のほうは以前からトモさんのことは知っていたし、見ていたので、緊張しつつ挨拶に行ったんですが、すごく優しくしてくれて、嬉しかったです」
中尾「えっ、なんだろう!?(笑)」
中尾「あのときは、僕自身、初対面の方たちばかりだったんですけど、その場にいた誰かに、『中尾、歌いなよ』って背中を押されたんですよ。なので、勢いで『じゃ、歌います!』って、一生懸命、歌いました」
柳下「今までのD-BOYSのメンバーにはいない“根性のある、不思議な子が来たなぁ”って思ったよ(笑)」
中尾「あ、あと僕、19歳のときに写真集を出させていただいたんですけど、そのとき、トモさんの写真集を参考に見させてもらったんです。坊主だったり、金髪だったりと本当に別人みたいな写真ばかりで、僕には真似できないなと思って、参考にできませんでした(笑)」
中尾「えっ、そうなんですか!? 僕も2冊目の機会があったら、いろいろチャレンジしたいな」
柳下「写真集を出す時期って、ちょうど雑誌の取材も多かったりして、ビジュアル撮影をする機会が多い時期だったりするから、写真集でしかできない写真にしたかったんだよね。だから、1冊目は女装したし、2冊目のときは、髪が長いやつと、ちょうど仕事で坊主になるタイミングでもあったから、それも撮影して。プラス、髪を少し伸びたときに、ただ伸びただけじゃ面白くないから金髪にしようってことになったんだよね。半年間とか長い準備期間があったから、あの1冊ですごくいろんな髪型に挑戦できた」
中尾「そう!それを見たときに、1冊の中で、坊主もあれば髪が伸びて金髪にもしていたり、すごいなって思ったんです。僕、顔が濃いとか、昭和顔とか言われるから、女装は似合わないと思っていたんですが、ファンの方からの要望もあったりするので、普通の取材ではできないことも、いつかやってみたいです」
柳下「やれるときにやっておいたほうがいいよ(笑)」
中尾「僕も『ごくせん』や、『クローズZERO』とかのヤンキーものには憧れていました。中学・高校時代は男くさい作品が好きだったんです。そこは今も変わらずで、機会があれば、そういう作品に出たいなって思っています」
柳下「舞台で影響を受けたと言えば、僕は『髑髏城の七人』(2011年)が大きかった。“こういう作品に出てみたい!”って、すごく刺激を受けたから。桁違いの技術の差を見せつけられて、憧れとともに、自分には無理だなって感じたのも覚えている。でも、僕もいろんな舞台に出させていただいて、いろんな経験を積んで、その距離が年々、少しずつ縮んでいっているかなという感覚もあって。ただの憧れから、明確な目標に変わってきている感じです」
中尾「僕は、まだまだ経験が浅いですけど、現場ごとに雰囲気が違っていることや、いろんな人に出会えることが今楽しいなと思います。まだまだ知らないことばかりなので、経験を積んでいる感じです。あとは役柄で弓道に挑戦したり、美容師になったり、普通に生活している中ではなかなか経験できないことに挑戦できることも楽しいです。1年間同じ役をやっていたので、それを脱ぎ捨ててまた新しい役にならないとなっていうのを、今勉強しながらやっています」
柳下「大丈夫だよ、度胸はあるから!」
中尾「ありがとうございます(笑)。『一礼して、キス』は、少女マンガ原作なんですけど、僕が演じる三神曜太は、爽やかなキャラクターじゃなくて、少し歪んだところもあって。僕が想像していた少女マンガ原作に出てくるイケメンキャラクターのイメージとは違っていたんですよ。すごく嫉妬していたり、この人しか愛せない……みたいな、少しひねくれている役柄で。部活シーンのために弓道練習を数ヵ月やって、『初段は取れるレベルだよ』というお墨付きをいただきました。なので、弓道をやるところに注目していただけたら、嬉しいです。あと、観ていてちょっと恥ずかしくなるくらい、濃厚なラブシーンもあります!」
柳下「羨ましいな〜。僕は女の子と男の子の純愛的な作品って、ほとんど、やってこなかったから。男だらけの現場が多かったし、恋愛メインの作品って、本当に少ない。キスシーンも1回は男が相手だったり、キスした女の子にビンタされる役とかだったから(笑)」
中尾「そうだったんですね(笑)」
やなぎした・とも
1988年6月3日生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、舞台『熱海殺人事件NEXT』、舞台『真田十勇士』、舞台『オーファンズ』(主演)、葛河思潮社第5回公演『浮標(ぶい)』、ミュージカル『手紙』(主演)など。5月13日スタートのNHK土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』に出演。
なかお・まさき
1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。2016年『動物戦隊ジュウオウジャー』主演:ジュウオウイーグル/風切大和役で注目を集める。現在放送中のドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)に出演中。
オフィスコットーネプロデュース
『怪談 牡丹燈籠』
7月14日(金)〜30日(日)すみだパークスタジオ倉
映画『一礼して、キス』
2017年初秋公開予定
©2017加賀やっこ 小学館/「一礼して、キス」制作委員会
★柳下大がアフタートークショーで語った、舞台『オーファンズ』への想い
★ミュージカル『手紙』が開幕、柳下大「命をかけて魂を込めて作った作品」
★ ジュウオウイーグル中尾暢樹「忍ばす本能覚醒して!」ジュウオウジャー&ニンニンジャー勢揃いで名乗り披露
★ 中尾暢樹が初の写真集発売、『動物戦隊ジュウオウジャー』キャストへは「恥ずかしくて渡し逃げしました」
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