小笠原 海(超特急) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「小笠原 海(超特急)」

2017/07/19

「大好きな『東京喰種 トーキョーグール』の世界に、ヒデとして存在していることが本当に幸せだった」

小笠原 海

世界的人気を誇る話題のコミックを実写映画化した『東京喰種 トーキョーグール』がいよいよ7月29日より公開。『デビュー』出身でもある小笠原海(超特急)くんが、窪田正孝くん演じる主人公・カネキの親友、ヒデ役を熱演! 原作の大ファンだという彼に、本作にかける想いをたっぷりと語ってもらった。


小笠原海
原作の大ファンだったという小笠原くんですが、この映画への出演が決まったときは、どんな想いでしたか?
「事務所で話を聞いたんですが、嬉しすぎてリアルに飛び跳ねました。“こんなに飛び跳ねるの!?”っていうくらいに飛び跳ねて、その時に事務所のフロアにいたスタッフの人たち全員とハイタッチをしました(笑)。ずっと原作を読んでいましたし、しかもカネキの親友・ヒデ役。本当に嬉しかったです」

小笠原 海
それぐらい大好きな作品ということですが、どういうところに魅力を感じていましたか?
「超特急のメンバーのユーキに『東京喰種 トーキョーグール』を教えてもらったんです。単純にキャラクターがカッコイイ、アクションがすごい、人間の姿をしているけど人間を食べる喰種が存在するという設定とか、そういうのが面白いから読んでみてよって薦められたことがきっかけで読むようになって、すごく面白かったんです。でも、どんどん読み進めていくうちに、人間と喰種っていう、違う種族に焦点を当てることによって、“人間らしさとは何か”というものを考えたり、人間は自分の障害となる、この物語の場合、喰種を排除しようとする、ある意味残酷な生き物なんだなと感じたり。違う種族に焦点を当てることによって、僕たち人間に何かを問いかけているような、作品のメッセージ性がすごく面白いなと思いました」
超特急のメンバーから、何かリアクションはありましたか?
「出演が決まったときに『すごいじゃん!』って言ってくれて。ヒデのビジュアル解禁されたとき、『東京喰種 トーキョーグール』を僕に教えてくれたユーキが、『うわ、ヒデじゃん!!』って言ってくれたのは嬉しかったです」
小笠原海
演じられるヒデは重要人物でもありますね。
「そうですね。半喰種となってカネキが、人間と喰種の間で揺れ動くなか、人間としての心を保つ上での一番大事な存在なので。演じられることに対してすごくありがたいな、と思いながらも、ずっとカネキの味方でいたいなと思いながら演じさせていただきました」
ヒデを演じる上で役作りや意識したことは何ですか?
「一番重要視したのは、“何があってもカネキの味方でいたい”、“カネキの傍にずっといたい”という気持ちを強く持って演じようということです。“なんでヒデはカネキと仲がいいんだろう?”、“なんで親友という関係性なんだろう”ってことを考えました。ヒデの過去や家族構成っていうのはほとんど描かれていなくて。カネキと一緒の過去しか描かれていないんです。(原作でも)もうカネキと出会っているところからスタートしているので、なんでカネキに声を掛けたんだろうとか、そういうところはすごく考えましたね」

小笠原 海
ご自身で想像していったんですか?
「そうですね。ヒデはカネキと一緒にいて、どんなことが楽しいと思っているんだろうとか。普通に考えて、小学校のクラスにカネキがいたら、本ばかり読んでいる地味な子っていうイメージ。それに対して、ヒデは明るくて、ある程度クラスで人気もあったんじゃないかなとか思うと、カネキとヒデは対照的な人物だなと思ったんです。でも対照的だからこそお互い惹かれる部分があったのかなと。カネキの本がすごく好きで読書に熱中できるところをヒデは羨ましいと思ったりするのかなとも思ったし、ヒデはカネキにとっては太陽のような存在なので、カネキを照らせるように演じようということは常に意識しました。監督ともたくさんお話をさせていただきましたし、初日が終わったあとにお手紙をいただいて。“ヒデは太陽のような存在だから、そういうところをしっかり考えて自分の中で噛み砕いて、次の現場でそれをみせてほしい”というような手紙をいただいて、すごく嬉しかったのを覚えています。嬉しかったのと同時に、監督がこの作品にかける想いをすごく感じたので、それに全力で応えようって思いました」
ヒデとご自身の共通点は?
「空気を読んでいないようで読んでいるところ。ヒデって実はすごく勘が鋭くて、ちょっとした変化にも気づける人なんですよね。僕はヒデほどではないけど、雰囲気の違いとかは気づけるほうだと思うので。逆に全然違うなと思うのは、女性が好きなところ。作中でもトーカちゃんにすごい詰め寄ったりしているから、それは僕にはできないなと(笑)。女性に対してあんな風にフットワーク軽くはいけないな〜」

小笠原 海
カネキを演じる窪田正孝くんとは撮影中、どのようなやりとりをされましたか?
「事前に『こうしようか』と芝居について打ち合せたりするよりも、空いている時間とかにたくさんお話をさせていただきました。窪田さんとは今回の撮影が初対面でしたが、カネキとヒデは小学生から幼馴染という関係性なので、初対面の空気感が出てはいけないし、10数年という関係性が言葉の端々から感じ取れないといけないとも思ったので、いろいろとお話をさせていただきました。自分が出ていないシーンでも現場に行かせていただいて、現場の空気を味わったり、空き時間に窪田さんとお話させていただいたり、できるだけ『東京喰種 トーキョーグール』の世界観に入り込めるようにって心がけていました。窪田さんには作品づくりに対する想いから、他愛もない話をしたりして。もちろん、そのやり取りの中で、“こういう風に演じてみよう”というアイディアをいただいたりすることもあって、テンポ良くカネキとヒデの空気感も作れたんじゃないかと思います」
窪田くんとの撮影が多かったと思いますが、お芝居等で何か影響されたことなどはありましたか?
「やっぱり作品をやっている上では同じ“役者”という立場なんですけど、役作りとか、すごいなって思ったんです。現場で食べているところをほぼ見た事がなくて。役へのアプローチの仕方が、本当に自分を追い込んでいく感じですごい方だなと。同じ役者という立場であると同時に、憧れも強く感じました」
撮影現場で印象に残っていることは?
「本当に楽しかったんですよね。撮影の合間にスタッフさんやキャストのみなさんとお話をさせていただいたことも楽しかったですし、『東京喰種 トーキョーグール』の本当に大ファンなので、その作品を作っている現場にいられるっていうのが嬉しかったし、すごく幸せでした。現場の至るところで原作の話やアニメの話、『東京喰種 トーキョーグール』の話をみんなでいつもしていたんですよ。そういう空間にいるっていうことが幸せでした」

小笠原 海
実際にファンとして、『東京喰種 トーキョーグール』に出てくる喫茶店『あんていく』の中にいるというのはテンションのあがる出来事のように感じますが、どのような気持ちでしたか?
「もう、堪らなかったですね。すごかったです。実際に完成した映像も拝見したんですが、すごく綺麗な映像でしたし、そうやって描かれた『東京喰種 トーキョーグール』の世界に自分がヒデとして存在している、ということが本当に幸せでした。原作ファンとしても『東京喰種 トーキョーグール』の世界が自分の中で広がった気がします。ファンとして、そして出演者としても、いろんな面でこの作品をより深く好きになれたと思います」
超人気作の実写化作品であり、豪華キャスト陣の中で、重要な役どころでもあるヒデという役を演じたわけですが、この作品を通してご自身の中で変化したことはありますか?
「どうですかね、何か変わったのかな〜。でも、やる前よりも肝が据わったと思います。ある程度堂々とできるようになりましたし、仕事に対する考え方も変わりました。一人でこれだけ大きな仕事をやらせてもらうのは初めてだったので、一人でやることの重要性も感じましたし、それをグループにどう持って帰れるか、それはすごく考えました。個人の仕事をやることによって、グループを引っ張り上げられる存在でいたいなって思います。あと、芝居に関してはアクションに興味が湧きました。僕は出ていない場面ですが、トーカとニシキが路地裏で戦うシーンの撮影のときに現場に観に行かせていただいて。それがすごくカッコ良かったんです。カネキとニシキのアクションシーンもすごくカッコ良かったですし、演技をやりながらアクションにも真摯に向き合う、という姿に衝撃を受けたので、僕もいつかアクションをやってみたいなって思いました」

小笠原海
今回のお芝居のお仕事が本当に楽しかったんですね。
「めちゃめちゃ楽しかったです。やったことないことだらけだったので、自分の中の価値観や世界観が広がっていくような気がして、すごく素敵な経験をさせていただきました。お芝居って、自分じゃない人物としての感情が浮かんで来るんですよね。普段の自分だったら浮かんでこないような感情が湧き出てくるのがすごく楽しいし、芝居の魅力だなと思います」
そんな小笠原くんは、『デビュー』のスカウト機能がきかっけで、芸能界デビューした読者の先輩でもあります。芸能界を目指している読者のみんなへ、メッセージをお願いします。
「まずはやってみる事が一番だと思います。僕も、『デビュー』のサイトに登録してみたことから始まりましたから。サイトに載っていたオーディションに、母と『応募してみようか?』って話して、WEBの履歴書を作成したんです。そしたら、その一週間後くらいに、スカウト機能で僕の履歴書を見た今の事務所のスタッフさんから連絡がきたんです。自分が何か行動を起こすことで周囲も動き出すと思うので、やりたいと思っているなら、とりあえずやってみるのが一番、自分のためにもなると思います」

インタビュー・終
撮影/mika 取材・文/えびさわなち

Profile

小笠原 海
おがさわら・かい●1994年9月27日生まれ、神奈川県出身。スターダストプロモーション所属。第29回 東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門公式出品『ハローグッバイ』に出演。2011年より、メインダンサー&バックヴォーカルグループ「超特急」のメンバー・カイとしても活動中。2015年には映画『サイドライン』で、超特急として主演を果たす。7月26日にシングル『My Buddy』を発売。 。

INFORMATION

映画『東京喰種』
映画『東京喰種』
映画『東京喰種』
©2017「東京喰種」製作委員会

映画『東京喰種 トーキョーグール』
7月29日(土)世界公開

世界累計発行部数3000万部を突破する、超人気コミックが、アニメ、舞台、ゲーム化を経て、待望の実写映画化。原作者・石田スイの熱烈なラブコールを受け、主人公・カネキには窪田正孝。さらに清水富美加、鈴木伸之、蒼井優、大泉洋ら豪華キャスト陣が集結。
≪story≫
人の姿をしながらも、人を喰らう怪人・喰種(グール)が潜む東京。平凡な大学生・カネキ(窪田)は、ある日事件にあい、喰種のリゼ(蒼井)の臓器を移植されたことで、半喰種になってしまう――。
苦悩するカネキは、喰種が集まる喫茶店「あんていく」で働き始め、そこで女子高生のトーカ(清水)らと出会い、喰種にも人間と同じように、守るべき家族や大切な友人がいて、愛する気持ちや哀しみ、憎しみといった感情があると知る。一方、喰種を駆逐するべく、人間側の捜査官・亜門(鈴木)、真戸(大泉)が現れ、熾烈な戦いに巻き込まれていく。
人の命を奪い、喰い生き永らえる喰種の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界の姿を模索する青年の未来は――!?

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