girl next door・千紗 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「girl next door・千紗」

2012/06/15

素直すぎてみんなにバレバレ。見たまんまの“歩くシグナル”

girl next door・千紗
千紗(Vo)、鈴木大輔(key)、井上裕治(G)の3人組ユニットからなるgirl next door。2008年にシングル『偶然の確率』でデビュー。今年は全国ライブハウスツアーを敢行し大盛況のうちに終了! さらに5月30日に発売されたニューシングル『siginal』は、『スッキリ!!』(日テレ系)の5月度テーマソングに起用され、すでに耳にした方も多いはず!! そんなgirl next doorの千紗ちゃんに、発売されたばかりの新曲『signal』についてたっぷり語ってもらっちゃいました☆



girl next door・千紗

girl next door・千紗

Q 新曲『signal』はアップテンポな明るい要素とじっくり聴ける深みを併せ持った、今までにない楽曲に仕上がっていますね。

「今回はベストアルバム後初のシングルということで、再スタート的な意味を持った作品になっていまして。前回のツアーも含め、それまで掲げてきた“アガルネク!”というものをてっぺんまでやり切ったところでじゃあ次はさらに一歩進んでいこうかと。今までgirl next doorは笑顔でポップで明るいっていうイメージが強かったけど、それだけじゃない大人の魅力みたいなものを見せていこうっていうテーマで制作がスタートしたんですよ」

Q そんな新たな試みの一つとして元ELTの五十嵐 充さんを迎えていますが、一緒にお仕事をしていかがでしたか?

「まず歌入れの時に何でこんなに気持ちがいいんだろ?ってびっくりしましたね。しかも録ったものを聴いたら歌詞もすごく入ってくるので何でなのか聞いたら、五十嵐さんが作るトラックの音数って、今までのgirl next doorの楽曲の半分ぐらいしかないらしいんです。少ない音数で綺麗に音を重ねていくっていうやり方でそこに歌を乗せるから、歌声も歌詞もダイレクトに伝わってくるんですよ」

Q バックの音数がシンプルな分、ボーカルが“立つ”と。

「そう。でもアレンジのコードみたいなものはムチャクチャややこしいらしく、演奏する(鈴木)大輔さんや(井上)裕治さんは大変みたい。歌っている私はとにかく気持ちいいんですけど(笑)」

Q 今回は作詞も五十嵐さんが手がけていますね。

「今までは自分で作詞をしていたんですが、私は五十嵐さんのELTさん世代の楽曲をすごく聴いていたので、もっと学びたいと思ってお願いしたんです。そのために一緒にお食事もしたんですけど、こういう楽曲にしたいとか仕事の話は一切しなくて、何を話したか忘れるぐらい他愛のない話ばっかりだったんですよ。なのにその後にきた歌詞を見たら“え、私、こんなこともしゃべったっけ?”っていうぐらい見透かされているというか、見抜かれていて(笑)。しかも恋の話なんて全然していないのに、私の恋愛観までちゃんと抑えていて、何気ない言葉も歌詞にちゃんと生かされるんだなって実感しました」

signal

15thシングル『signal』(5月30日発
売/avex trax/CD+DVD

Q 特に共感したフレーズは?

「まずBメロの〈今なら弱い 自分も見せられる〉っていうところ。ここはもう頭から離れないぐらい好きだし、すごくわかるなって。あとAメロの〈頑張るよりも 楽しむことを教えてくれた〉って歌詞は以前、私自身が友だちに同じような意味のことを言ったことがあったらしく。歌詞を聴いたその友だちに“これ、前に千紗が言ってくれたよね?”って言われて、すごい偶然だなってビックリしましたね」

Q 今回は歌詞や曲調だけでなく、MV(ミュージックビデオ)でも新たな一面を見せているそうですが、どんな内容に?

「今回はジャケットもMVも打ち合わせから入らせてもらって、どういう世界観にしたいか今まで以上にアイディアを出しまして。作られた感じではなくナチュラルな感じにしたかったので、衣装もピンクベージュの服をさらっと1枚だけ着て、そこから自然と溢れてくる26歳の女性としての魅力をそのまま見せるようにしています。そういう部分を出すことでgirl next doorの人間味みたいなものを伝えたかったんですよね」

Q girl next doorのMVといえば特撮映像とか作りこんだビジュアルとか、毎回かなり凝っていたのでナチュラルなものは逆に新鮮かも。

「何気にシンプルなものってなかったですからね。演奏シーンも裕治さんとかギターを弾きながら吠えたりしていましたけど(笑)、今回はすごく自然な感じになっているんじゃないかな」

Q 今後もそういう等身大の姿を見せていきたい?

「そうですね。今までは千紗=めっちゃ明るくてポジティブみたいなイメージを持たれていると思うし、そう言ってもらえるのは嬉しいけど、私も家に帰ったら落ち込んで泣くこともあるし、恋愛で切ない想いをすることもある。そういう26歳の女性らしいリアルな部分を出していきたいです」

Q では最後に、そんな千紗さんが日常で何気なく出している“シグナル”ってあります?

「そういう風に言われると難しい。なんだろ? ちなみにマネージャーさんに言わせると私はいつもそのまんまみたいで、機嫌が悪ければ黙るとかシグナルでも何でもないっていう(笑)。気分がすべて顔や雰囲気に出るから、誰が見ても何があったかすぐにわかるみたいですよ」

Q それだけわかりやすい。素直ってことですよね。

「素直すぎてみんなにバレバレ。見たまんまの“歩くシグナル”なんでしょうね(笑)」

インタビュー・終

取材・文/若松正子

ちさ●1985年11月16日生まれ。兵庫県出身。関西を中心にダンス活動をし、2006年に上京。上京後にはダンス、ボーカル、演技のレッスンを重ね、CMや映画・ミュージカルなどで経験を積んでゆく。そして、エイベックス20周年にあたる2008年に超大型新人ユニットボーカルとしてデビュー。2009年には『歌のおにいさん』(テレ朝系)でドラマ初出演し、その大抜擢に注目を集める。今後、音楽だけでなく数々のシーンでの活躍が期待される。5月30日に15th SINGLE『signal』を発売。

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