中川大志 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「中川大志」

2017/06/28

「ジョニー・デップにキスされて、ちょっとクラっときた(笑)。一生忘れられない経験になりました」

中川大志

撮影/booro(BIEI)取材・文/永堀アツオ

『きょうのキラ君』、『ReLIFE リライフ』など、話題作が続いている注目の若手俳優・中川大志が、7月1日公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では、日本語吹替に初挑戦! ジャック・スパロウの冒険に深く関わることとなるヘンリー・ターナーの声を担当した彼に、直撃インタビュー。幼いころから大好きだったという作品に参加した心境、憧れのジョニー・デップとのエピソードなどを語ってもらった。
中川大志
――まず、5月12日に中国・上海のディズニーランドで行われたワールドプレミアに参加した時の感想からお伺いできますか?
「あの時、初めてジョニー・デップさんにお会いしたんです。大好きなジャック・スパロウが目の前にいると思ったら、涙が出そうでしたけど、『着物いいね。カッコイイ。僕も欲しいな』と褒めていただいて。握手をして、一緒に写真も撮ってくださったんです。とにかく佇まいがカッコ良くて、男として憧れるし、感動しました」
――人生初のレッドーカーペットはいかがでした?
「ふかふかしていました(笑)」
――あはははは。ふかふか以外の感想もあります?
「とにかくすごい熱気でした。監督、スタッフ、オールキャストが揃っていたので、とても圧倒されました。実際にああいう場所に立ってみると、“自分が世界的な大作に関わっているんだな”と。もちろん頭ではわかっていたんですけど、実際にああいう場所に立つと、改めてすごいことだなという実感がわきました」
中川大志
――先日のジャパンプレミアでは、1ヵ月ぶりに再会しましたね。
「相変わらずカッコ良かったです。ジャパンプレミアのときにはキスもされたので、ちょっとクラっときました(笑)。一生忘れない経験になりましたね」
――それは忘れられないですね(笑)。では、大ヒット作『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作の日本語吹替での出演が決まったときはどんな心境でした?
「小さい頃からずっと好きだった作品だったので、まさか自分が関われるとは思っていなくて。すごく驚いたのと同時にとても嬉しかったです」
――どんなところが好きでした?
「やっぱり男の子は冒険ものが好きですよね。“いったいどんな場所に連れてってくれるんだろう”って、ワクワクするじゃないですか。海賊たちのアクションと音楽、そして、迫力ある映像……。いつも破天荒で自由なジャックが、ハラハラドキドキさせてくれる。ジャックはいつも楽しそうだし、型にはまってないし、だからこそついて行きたくなるんじゃないかなと。ジャックこそが、この映画の最大の魅力だと思います」
中川大志
――そんな大好きな映画の日本語吹替には、どんな姿勢で臨みました?
「実写の吹替が初めてだったので、わからないこともたくさんありましたし、戸惑いもあったんですけど、僕の声がしっかりと『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界に馴染んでいけるようにということを意識しました。あとは、僕がやらせてもらったヘンリーは、今回から登場する新しいキャラクターなので、ヘンリーのキャラクターに合った声を出せるようにできたらいいなと思っていました」
――ブレントン・スウェイツ演じるヘンリーは、どんなキャラクターだと捉えました?
「父のウィル・ターナーを救うために、ジャックの力を借りて旅に出るんですけど、すごく熱くて、真面目で真っ直ぐな好青年だなって思いました。時折、不器用でピュアすぎるからこそ、ちょっと抜けている部分もあって。そこが可愛らくもあり、すごく応援したくなるような人だなと感じました」
中川大志
――ブレントンが作り上げたヘンリーの芝居に声をあてるというのは、普段の芝居と違って大変だったのは? 
「そうですね。ヘンリーの芝居はもう出来上がっているので、彼の呼吸や間をしっかりと感じて、どういうニュアンスで、どういうテンションで言っているんだろう?というのを自分の中に入れるっていう作業は難しかったです。あとは、僕がアフレコのトップバッターだったので、他の声優さんの声が入ってない状況だったんです。だから、英語のセリフと掛け合わなきゃいけないっていうのも苦労しました」
――でも、とても自然で違和感がなかったですよ。取材するために見せていただいたのに、途中まで中川くんが声をあていてるっていうことを忘れていたくらいでした。知らずに見たらわからないくらいだと思います。
「本当ですか!? いや〜、嬉しいですね。本当に、“この映画の足を引っ張ってはいけない”という思いだけでやっていたので。僕の声の演技がどうこうよりも、とにかく、映画に集中してもらえるのが一番だと思っています」
中川大志
――しかも、この映画はセリフのない部分も多いじゃないですか。
「そうなんですよね。そこが難しかったことでもありました。アクションが多いので、息遣いはもちろん、殴ったり、殴られたり、吹っ飛んだりした時に出る声もすごく大事で。だから、実際に体をちょっと動かしながらやっていました」
――ご自身で特に好きなシーンがありますか?
「今回の敵であるサラザールの船から、ジャックと一緒にボートで逃げていくシーンがあって。危ない橋を渡って、てんやわんやのドタバタしてるところが、まさにジャックらしいなって思うんです。そんなジャックに、若者のカリーナとヘンリーが付き合わされている感じで。ヘンリーは真面目でピュアなので、ジャックとの会話のギャップというか。カリーナがドレスを脱いで海へ飛び込んでいく時に『足首が見えた!』っていうセリフがあるんですが、あそこはすごい気に入っています」
――あははははは。そこなんですね。本筋とはあんまり関係ないシーンですが。
「うん、あのジャックとヘンリーの温度差が見えるところが好きですね」
――完成した日本語吹替版を見てどう感じました?
「本当に最初から最後までクライマックスというか、息つく暇もないくらいのジェットコースターのようなエンターテインメントになっているなと思いました。夏にぴったりだし、家族や友達と恋人と一緒に観に行く……というより、体感しに行ってもらえたら、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界をより楽しめるんじゃないかなと思います」
中川大志
――少し役者業のお話もお伺いしたいんですが、今年3月に高校を卒業して、役者一本でやっていくことを決意されてますよね。いわば、社会人1年目として、何か意識的な部分に変化はありましたか
「今までは学校のことも考えないといけなかったんですけど、それがなくなって、時間や頭の使い方とか、全部が仕事に向けられるようになったので、少しだけ余裕もできて良かったなって思います。とにかく今はあんまり、立ち止まらずにいたいなと思っていて。今回、こうやって吹替声優というお仕事に初めてチャレンジさせていただくことができて、経験して良かったなと思いますし、これからもどんどん新しいことをいっぱいやって、気づいたら、20代半ば……くらいになっているように、目の前のいろんなことを1つずつ一生懸命にやりたいなと思います」
――芸能界デビューを目指している同世代の読者に向けて、メッセージをお願いできますか? 中川さんにとって、夢を叶える秘訣とは?
「“こうなりたい”と思った最初の気持ちを忘れないようにすることですかね。きっと好きだからやりたいと思うんじゃないかなと。“お芝居が好きだから役者になりたい”とか、“歌が好きだから歌手になりたい”とか。その好きという気持ちが一番大事だと思っています。仕事になると、もちろん辛いこともあるから、やっぱり、好きじゃないと頑張れないと思うんです。その好きという気持ちを忘れないようにすること。楽しむことを忘れないようにすること。その気持ちがある人は強いと思います」
中川大志
――中川さんは、今、芝居を楽しめてますか?
「はい。僕はお芝居することが好きですし、ずっと楽しくて仕方ないです。義務感とか使命感を感じるとまた違う気持ちも出てくると思うので、“自分が何をやりたいのか”とか、“どういうことをやりたいのか”ということを常に確認することが大事だと思うんですよ。自分は今、何がやりたいんだろうなとか、どんなことを表現したいのかなって。好きな気持ちを忘れないっていうのは意外と難しいけど、常に自分で自分の気持ちを確めながらやっていきたいです」
――今、何をやりたいって考えてますか?
「今回、世界規模の映画にちょっとでも触れたことでたくさんの刺激をもらって。きっと、これからもっと、そういう風に国境を超えて活躍する俳優さんが増えていくと思うんですよ。それは、映画だけじゃなく、きっとドラマとかアニメ、音楽もそうだと思うんですが。だから、長い目で、視野を広くした時には考えることの1つには、いつか海外の作品に関われたらいいなと思っています」
Profile
中川大志(なかがわ・たいし)●1998年6月14日生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属。映画『坂道のアポロン』(2018年公開予定)に出演が決定。2011年ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で一躍注目を浴びる。近年の主な出演作は、ドラマ/『水球ヤンキース』(フジテレビ系)、『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ)、『監獄学園-プリズンスクール-』主演(MBS・TBS系)、『南くんの恋人〜my little lover』主演(フジテレビ系)、映画『四月は君の嘘』など。2017年には、映画『きょうのキラ君』(W主演)、『ReLIFE リライフ』と主演作が続き、2018年には映画『坂道のアポロン』の公開が控える。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
7月1日(土)全国ロードショー
パイレーツ・オブ・カリビアン
パイレーツ・オブ・カリビアン
©2017「兄こま」製作委員会
パイレーツ・オブ・カリビアン
©20172017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
これまで決して明かされることのなかったジャック・スパロウ誕生の瞬間――。『パイレーツ・オブ・カリビアン』最大にして最高の謎が、ついにベールを脱ぐ!!
≪story≫
かつて、海賊撲滅に情熱を捧げるスペイン人将校がいた。彼の名はサラザール。まだ少年だったジャックにハメられ、彼は“海の死神”として<魔の三角海域(トライアングル)>に幽閉される。時が流れ、ついに自由を得たサラザールは、死者の軍団を率いて海賊絶滅とジャックへの復讐を誓う。この最恐の敵からジャックが逃れる方法はただ一つ――どんな呪いも解くことができる<ポセイドンの槍>を手に入れること。
一方、かつてジャックと共に冒険を繰り広げたウィル・ターナーの息子ヘンリーもまた、父にかけられた呪いを解くため、<ポセイドンの槍>を探していた。そんな彼の前に、槍を探す手がかりを握る女性天文学者カリーナが現れる……。
伝説の秘宝<ポセイドンの槍>をめぐり、様々な運命が交差する。宝を手に入れるのは誰か? ジャック・スパロウ vs“海の死神”サラザールの決戦の行方は?多くの謎に包まれながら、ついに<最後の冒険>が幕を開ける!

公式サイト: http://www.disney.co.jp/movie/pirates.html
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