前川優希×松田岳×大薮丘 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「前川優希×松田岳×大薮丘」

2020/11/20

「もし自分が役者以外の仕事でってなると、何もない。というか役者以外の「IF」を考えたことがないかも」

前川優希×松田岳×大薮丘大薮丘

――祭シリーズは、歴史の「もしもあのとき〜だったら」という「IF」が描かれますが、皆さんは「もしも役者という仕事をやっていなかったら‥‥?」という、ご自身の「IF」についてどのように考えていますか。

大薮「僕は、役者以外は考えられないなと思います。普段家でも毎日のように海外ドラマなど芝居系の映像を観たりしていて。ドラマの内容というよりは、その人がどういう芝居をしているかというのをずっと見ているんです。なので、もし自分が役者以外の仕事でってなると、何もないんです。というか役者以外の「IF」を考えたことがないかもしれません(笑)」

前川優希×松田岳×大薮丘前川優希

――役者を目指してから、ずっとブレずに来ているんですね。

大薮「はい。ただ、役者を辞めたいと思った時期はありました。すごい方々に囲まれて、演出家さんからもたくさんダメ出しをされて、しんどいなって思ったときもあったけど、それでもその人が言っていることって、自分が目指したいところの頂点にあるなと思っていたから乗り越えることができた。そう思うと、他の道っていうのは現段階では考えられないかなと思います」

松田「僕は最近、どうして役者をやっているんだろうかと考えたとき、自分の中で考え方の変化が最近あったんです。ドラマや映画、舞台もそうだと思うのですが、今回の忠臣蔵とか、歴史上で起こった出来事を今の時代で呼び起こして作品として伝えることって、たとえば、どうして戦争が起こってしまったのか、それによってどれだけの人々が傷ついたのか、再びその悲劇を繰り返さないためにはどうしたらいいのか…みたいなことを演劇を通じて伝える意味がすごくあるなと感じていて。役者という道は自分で選んだ仕事なので、コレがダメだったら違う道を‥‥というような、逃げ道を作るのはあまり好きではないけど、もしも自分が役者として表現の仕事ができなくなってしまった状態になったとしても、そういった歴史のことなどを未来の子供たちに伝えていったりするような仕事だったり、よりよい社会にするために自分にできることはないだろうかという想いで、いろいろな仕事ができたらいいなと思います」

前川優希×松田岳×大薮丘松田岳

前川「なんか、お二人のお話が素晴らしすぎて、僕の話がびっくりするぐらい浅い気がしてならないんですけど…(笑)。僕はなりたい職業っていっぱいあるんですよね。たとえば、カメラが趣味なのでカメラマンにも興味があるし、飲食店も経営してみたいし、高卒なので大学生にもなってみたいし、広告代理店や小説家とか、やってみたい職業がたくさんあって。ただ、死ぬまで一生の仕事にしたいと心の底から思うのはやっぱり役者なのかなと思います。なので、役者としていろんな職業の役を演じて、美味しい想いができたらなと思っています。……いや、お二人がすごい良い話をするから、心の中でもう止めて!ってなりましたよ(笑)。めちゃくちゃ浅いわ〜、自分の話」

大薮「いやいや、そんなことはないですよ!」

松田「いっぱいなりたい職業があっていいなって思う」

前川「ただ、カメラが好きって言い続けていたら、最近『じゃあ、撮ってみる?』って、写真を撮るお仕事もいただけるようになったりしているので、やりたいことや好きなことを口にするって大事だなって思いました」

前川優希×松田岳×大薮丘前川優希

――毎回様々なグループが誕生している第二部のショー、今回は「煮汁プロジェクト」と題した、側用人公開オーディションが開催されますね。

前川「タイトルを見た瞬間、笑いました(笑)」

松田「文章だけで、もう面白いですよね」

――「側用人公開オーディション」にちなみ、『デビュー』という媒体でもあるので、皆さんがこれまで受けたオーディションの中で、一番印象に残っているオーディションエピソードを教えてください。

松田「以前、美輪明宏さんの舞台のオーディションに参加させていただいたことがあったのですが、それはすごく印象に残っています。屈強なガードマンみたいな方に誘導されてオーディション会場に入ったら、とても広い部屋で25mくらい先に美輪明宏さんご本人がいらっしゃったんです。美輪さんの背後に一面黄色い花が飾られていたのですが、とても神々しくて。そんな中で美輪さんに『(台本の)●●ページを開いてください』と言われて、『は、はい!!』みたいな。神と対峙しているような感覚というか、その空気にすごく圧倒されました。オーディションには落ちてしまったのですが、なかなかない体験でしたし、とても印象に残っています」

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Information

チャオ!明治座祭10周年記念特別公演「忠臣蔵討入・る祭」
2020年12月28日(月)〜31日(木)明治座

第一部:お芝居『O-ICCEAN’S11〜謎のプリンス〜』
第二部:ショー『煮汁プロジェクト』
※全公演ライブ配信あり

『忠臣蔵討入・る祭』

演出:板垣恭一
  脚本:土城温美
出演:
平野良(W主演) 小林且弥(W主演)/
安西慎太郎、木ノ本嶺浩、蒼木陣/
前川優希(Wキャスト)・松田岳(Wキャスト)、大薮丘、小早川俊輔、
井深克彦、谷戸亮太、加藤啓、林剛史/
伊藤裕一、百名ヒロキ、大山真志(Wキャスト)・原田優一(Wキャスト)/
辻本祐樹/水夏希


2011年より、演劇製作会社「る・ひまわり」と創業140年を超える老舗大劇場「明治座」がタッグを組み、歴史ものをテーマに上演を続けてきた、年末“祭”シリーズ。
シリーズ10周年を飾るのは、年末の風物詩「忠臣蔵」。第一部の芝居『O-ICCEAN’S11〜謎のプリンス〜』の主人公は、討入りメンバーの中で唯一生き残った寺坂吉右衛門と赤穂浪士のリーダー大石内蔵助の二人。2人の友情、赤穂浪士たちそれぞれの願い、そして彼らを取り巻く様々な思惑を背景に「背負う男たちの物語」を描く。
第二部『煮汁プロジェクト』では、参加者(歴史上の人物)たちが各々の代表作をお披露目し、ゲスト審査員の目に留まったメンバーのみが最後の演目に出演できるという、公開オーディション!?を開催。

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