自分を表現して、元気を与えられるような人になりたい

テレビ朝日系『炎神戦隊ゴーオンジャー』でゴーオンイエロー・早輝役を好演している逢沢りなさん。“早輝とは負けず嫌いなところが似ているんです”という彼女に、オーディションの話や戦隊ヒーローへの思い、これからの目標について聞きました。

Ｑ　『炎神戦隊ゴーオンジャー』の撮影初日はドキドキした？

「すべてが初めての経験でした。業界用語を知らなかったので、みんなが何をしゃべっているのか分からなくて。“ばみり(立ち位置が書かれた場所) に立って”って言われても“どこなんだろう？？”。“ばらして(かたづけて)”とかも分からなくて、ひとつひとつ“何ですか？”って意味を聞いていました」

Ｑ　アクションの練習とかしたの？

「撮影に入る前に、アクションの練習があったんです。走ってきてパッと止まってポーズとか、戦うポーズとか、マットの上で転がったりという練習をしました」

Ｑ　女のコだからアクションは大変じゃないの？

「中学ではバレーをやっていたので体力はある方なんですけど、アクションは今まで使ったことのない筋肉を使うんです。だから練習した日は筋肉痛で動けないくらいに(笑)。あと、実際に撮影に入ると、すり傷とかアザとか小さいケガはありますね」

Ｑ　演技をする上で意識していることはある？

「最初の頃は、セリフが棒読みにならないようにとか、変な間ができないように気をつけました。今は、もっといろいろなことを意識しています。例えば、自分が演じるキャラクターがどう思っているのかを、よく考えていますね。ゴーオンブラック役の海老澤健次さんやゴーオンゴールド役の徳山秀典さんなど、共演者の方にもアドバイスをいただいたりしています」

Ｑ　街中でゴーオンイエローの早輝だって気づかれることは？

「ほとんどないですね。見た目は普通の女の子の役なので、衣装を着てないとわからないみたいです。この前もマネジャーさんと歩いていたとき、私たちの前をゴーオンイエローの人形を持っている子が歩いていたんです。でも、気づかれなかったですね(笑)」

Ｑ　意外に分からないものなんですね。

「ただ“似てる”とは言われます(笑)。前に、ちっちゃい子に“早輝みたい”って声を掛けられたんです。ニコって笑顔で返しました」

Ｑ　共演のケガレシア役の及川奈央さん、ゴーオンシルバー役の杉本有美さんと アイドルユニット“Ｇ３プリンセス”を組みますね。10月1日にミニアルバムとCD-BOXがリリースされます。

「歌を歌うのがすごく好きなので、本当にうれしかったです。曲調はすごくアップテンポで、明るくて元気な感じ。ただ、私は普段カラオケではしっとりした曲を歌うので、真逆で少し難しかったですね」

Ｑ　8月にはイベントの『ゴーオンジャーガールズナイト』で、初めて人前で歌ったそうですね。

「緊張したんですけど、楽しくて気持ちよかったです。これからも、歌のお仕事はやっていきたいです」

Ｑ　目標にしている人は？

「中島美嘉さんが、すごく好きなんです。中島さんの、個性的で、自分を表現できるところに魅力を感じます。私も、誰かに何かを伝えたり、元気を与えられるような人になりたいです。相武紗季さんの自然体なところも憧れます。女のコに憧れられるような女性になりたいと思っています」

Ｑ　これからの夢は？

「自分ができる限りいろんなことをしてみたいなって思っています。何でも演じられるような女優さんになりたいですね。あと、いつかモデルさんもやってみたいです。雑誌でも、ショーでもやってみたい。すごく憧れます!」

Text／日刊編集センター