10代でビキニを着たことがないんです……(笑)

ドラマや映画で大活躍の仲里依紗ちゃんが、11月2日からauで配信されているLISMOオリジナルドラマ第8弾『恋ばな-スイカと絆創膏-』で微妙な恋愛感情に揺れる主人公に!　20歳になったばかりの里依紗ちゃんの飾らないコメントで、笑いが絶えないインタビューになりました。

Ｑ　オンとオフの切り替えはきちんとする方？

「そのメリハリは私にはすごく必要です。長いスパンでコツコツ物事を続けるのが苦手で、それをしたらたぶん死んじゃいます(笑)。学生の時も、夏休みは思いっきり楽しんで、最後に一気に宿題を片付けるタイプでした。結構“どうにかなるさ”精神なんですよ(笑)。その代わり、やるって決めたらとことん集中攻撃的にやります、Ｂ型なんで(笑)。お芝居もそう。本番には強いタイプなので、普段から役のことが気になって仕方がなくて考え込んじゃうというようなことはないけど、現場に行ったら、その場でガッと集中します！」

Ｑ　オンの集中力がすごい分、オフの落差が激しそう(笑)。

「家で横になっていたら自然と寝ていた……というのが私のオフ。家にいる時の私は本当に何もしゃべんないです。黙ってパソコンにずーっと向かっていたり(笑)。家の中では人のしゃべり声とかを聞きたくないからテレビとかもつけずにひたすら静かにじーっと。あっ、でも音楽を聴くときだけは別です。ひとりノリノリで聴いてます(笑)」

Ｑ　最近DJを始めたんだよね？

「小っちゃいころから、すごく音楽が好きで、部屋の中の有り余ったCDたちを見て“もったいない！ 何か生かせないかな”と思ったんです。それでいろいろと考えてパッと思いついたのがDJでした。自分の好きな曲を人に伝えるのが大好きなので、友達に“これ良いから聴いて”ってCDを貸したり、iPodを積極的に聴かせたりしています。たぶん大好きな浜崎あゆみさんの影響なんだと思うんですけど、浜崎さんはファッションリーダーとして世の中にとても影響を与えてきたじゃないですか。私もそうやって好きなことを伝えていきたいんです。役者とはまた違う、大好きな音楽を通して“マジ、私が広めたんだぜ”的な発信をしていきたい(笑)」

Ｑ　普段はどんな音楽を聴いてるの?

「キッス、クイーン、ラモーンズ、ディープ・パープル、ジージー・トップとかを聴いてます。両親の影響ですね。小っちゃい時から聴いていました。メタリカとか大好きで、もう“ウワ〜”って感じです(笑)」(※注釈１)

Ｑ　里依紗ちゃん世代でそういう洋楽を聴くんだ!?　友達は邦楽を聴く人が多いんじゃない？

「そうですね。カラオケに行くと、友達は青山テルマさんとか加藤ミリヤさんとかいろいろ歌うんですよ。それを聴きながら“は〜、初めて聴いた〜”って(笑)。私は、あゆか友達が歌った歌を耳コピして歌います(笑)」

Ｑ　大好きな洋楽は歌わないの？

「洋楽はちょっと……英語が早いからついていけなくて……。ノリで芸としてはやりますけど(笑)」

Ｑ　海外のノリが合いそう(笑)。

「英語は本当に習いたいと思っていて！ セレブと国際交流をしたいですねえ(笑)。“Hey,Paris(Hilton)”→“Nice to meet you”→“ワタシ、Japanese Paris”みたいな(笑)。そういうのが楽しそうだなと思います(笑)」

Ｑ　10月18日で20歳に。改めて10代を振り返ってみての今の心境は？ 何かやり残したと思うことはある？

「ビキニを着られなかったのは残念です(笑)。今年の夏、『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)をやってるときに気付いたんです。“そういえば、10代でビキニを着たことがない”って。“それってどういうことだ？”と問題に思って、通販ですぐ注文しましたよ(笑)。友達にも“私、緊急事態だ”って(笑)」

Ｑ　これまで着たことはないんだ？

「ないです、ないです。いつも競泳(水着)ですよ、競泳(笑)。泳ぐのが得意なんです。“浮き輪とかいらねぇー！”って投げ捨てて、バタフライで本気泳ぎですもん(笑)。海で泳ぐときは、本格的にゴーグル着けて泳いでいたし(笑)。しかも足ヒレ着けて潜って何かを採ったりするタイプでしたね、小っちゃいころから！ だからビキニを着る機会が……。10代だからこそのビキニなのに……。そういえば『恋ばな』の撮影で海に行ったんですよね！ そこにビキニを持っていってれば、私は10代でビキニを着られたのかあ。ビキニデビューができなかった！ あ〜残念(笑)」

※注釈１…キッス、クイーン、ラモーンズ、ディープ・パープル、ジージー・トップは1960年代〜70年代にデビューした超有名バンド。メタリカも83年デビューと、すべて里依紗ちゃんが生まれる前に結成された伝説バンド。

Text／藤岡真司(日刊編集センター)