聴けば聴くほど好きになってレコーディングの時は自然と笑顔が溢れてました

2010年〜レギュラー出演した『仮面ライダーオーズ/OOO』でアンク/泉信吾役など高い知名度を持ち、さらに今秋公開、映画『PIECE〜記憶の欠片〜』のダブル主演の1人に抜擢。その三浦涼介くんが満を持して、『夏だよHONEY!!』でソロ歌手デビュー！ デビュー曲をひっさげたZEPPツアー、『三浦涼介 Summer Live2012』にも注目！！

Ｑ　『夏だよ HONEY!!』で歌手デビューする三浦涼介くん。歌手として活動することは、昔からの夢だったんですよね？

「“歌手になりたい”という目標は、デビュー前から10年以上思い続けていたのですが。強く思いすぎて何度も挫折感を味わっていて、「歌手は諦めて、役者として頑張っていこう」と思っていた矢先にこういうお話をいただいて。今は「やったぜ！」みたいな気持ちというよりは、喜びを心でしっかり噛み締めている感じですね」

Ｑ　歌手になる実感もだんだん湧いてきていますか？

「去年末〜今年にかけて、初めてのワンマンライブをやらせていただいて。7月にもZEPPツアーが決まっているので、これからだんだん湧いていくんだと思うんですけど。ここからはアーティストとして、しっかりした何かを作っていきたいと思っているので。新しい節目を迎えて、すでに僕を知ってくれている人、CDで僕を知ってくれる人、初めましての人たちに新鮮な気分で出会えたらと思っています。ステージなどで歌手になった実感を噛み締めながら、楽しんでやっていけたらいいですね」

Ｑ　『夏だよ HONEY!!』を最初に聴いた時の感想は？

「最初、歌詞が全部出来上がっていなかったんですが、＜夏だよ HONEY!!＞ってフレーズだけは入っていて。「なんだこりゃ？」と思ったんですけど、毎日聴いてるうちにイメージが固まってきて。でも、いざ歌詞が出来上がってみたら、タイトルが『夏だよ HONEY!!』じゃないんですよ（笑）。それで、「この曲は『夏だよ HONEY!!』ですよね？」って言って、歌詞を書き直していただいて。出来上がってからは聴けば聴くほど好きになって、レコーディングの時は自然と笑顔が溢れてしまいましたね」

Ｑ　『夏だよ HONEY!!』にはタイトル以外にも、自分のアイデアが多く反映されているんですか？

「今、一番楽しいことが“物作りをする”ことで。ライブの選曲とか衣装とか、10年目にして自分で色々やらせてもらえる機会が増えてきていて。『夏だよ HONEY!!』に関しても、スタッフのみなさんが決めた方向性などがあることは分かってるのですが、「少しでも隙間があるなら、僕の意見を聞いてもらえますか？」という謙虚な気持ちで楽曲やＰＶのアイデアを出させてもらいました（笑）。

Ｑ　具体的にはどんなアイデアを提案したのですか？

「『夏だよ HONEY!!』はとてもキャッチーで、この夏に聴いてテンションを上げて欲しいと思っているんですが、ただ「夏だよ！」って言ってるだけじゃ面白くないので、歌詞の部分ではマッチとトゥーマッチのギリギリの表現に挑戦してみたり。PVでも自分がカッコいいと思う見せ方やダンスを入れてみたり。要所要所で自分なりのこだわりが出せていると思います」

Ｑ　レコーディングの雰囲気や現場の雰囲気はいかがでした？

「物作りって、製作段階ではギスギスした雰囲気があったりすることも多いんですが。この曲に関しては楽曲の明るい雰囲気や力もあって、本当にみんなが笑って作品を作り上げる現場で。CDを聴いた人にも、そういう現場の楽しい雰囲気まで伝わったら嬉しいですね。そもそも、僕がそんなにテンションの高い人間ではないので、「どこまでテンション上げたら良いんだろう？」と思ったんですけど（笑）。自分の新しい一面も自然と出せた気がします」

Ｑ　『夏だよ HONEY!!』はどんな人たちに届けたいですか？

「『仮面ライダーオーズ/○○○』で、色んな地方に行かせてもらってイベントすることが多かったんですけど。各地に僕を知ってくれてる人がいて、応援してくれてる人がいることを、実際に現地に行って知ることが多かったので。『夏だよ HONEY!!』も僕の全く知らないところでどんどん広がってくれれば嬉しいですね」

Ｑ　この夏、やってみたいことはありますか？

「昔、プールのプールサイドにステージがあって、みんなが流れるプールで泳ぎながら歌っているところを見るみたいな、すごいイベントを見たことがあって。そういうのも楽しそうだなって。ちょっとやってみたいですね（笑）。ただ僕、水も高い所も苦手なので、その両方を兼ね備えたステージで歌えるかは心配ですけど」

Ｑ　7月から始まるZEPPツアーはどんなライブになりそう？

「今回は全てオリジナル曲でやらせてもらうので、“魅せる”って部分で自分らしさやカッコ良さを出せたら良いなと思います。あとはデビューツアーなので、初めて見た人にも僕のアーティストとしての可能性を感じてもらえるライブにしたいなと思っていて。歌もダンスも自分の限界まで挑戦したいと思っているし、衣装も自分でデザインさせてもらっているので。そんな所まで含めたライブ全体に注目してもらって、みんなに楽しんで欲しいですね！」

インタビュー・終

取材・文／フジジュン