原嶺衣奈 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「原嶺衣奈」

2010/09/17

こんなに演技どっぷりと1ヵ月、1つの役に集中して取り組むのは初めて

原嶺衣奈
8月に上演され、9月10日から再び上演の舞台『こもれびの中で 2010』に出演している嶺衣奈ちゃん。初舞台を経験して、発見したこと、頑張ったこと、成長できたことなどを教えてくれました。



Q 今回初めての舞台を経験して、試行錯誤も大きかったかもしれません。


原嶺衣奈

原 嶺衣奈(撮影/古賀良郎)

「結構大変だろうなとというのは予想していたんですけど、思ったよりも大変でした。長ゼリフが結構あって、1コの長ゼリフが20行くらいあって、それがずっと対話で。また発声の方法って映像と違うなと思いました。特におなかから声を出すことを心がけなくてはいけない。そこが不慣れなのが出ちゃって。特に今回の演出家の人が求めるのは、ずっと声を張ってなくちゃいけないんですよ」

Q ずっと声を大きく出していて、それに感情も乗せなくてはならないのは大変だと思います。

「どっちかに集中すると、どっちかがおろそかになりがちで、両立するのが大変です。はじめの一言で声の大きさをMAXまで持っていけなかったり。そういう点で苦労していますね。舞台をやってきた人は急に出してもすぐに出るんですよ。動きについても、方向性だけを伝えられて、 残りは各自で動きを考えるという形で、キャストに任せられるんですけど、舞台経験のある方は何パターンも頭の中にできていて、いろんな動きができるんです」

Q 実際にうまくなるというより、舞台の場合は、「うまく見せる」というのが大事ですね。

「バスケはうまい下手が動きでわかりやすいので、いかにうまく見える動きをするかが結構大変です。やりこんでいるふうに見える手の動きを研究したりだとか、バスケ選手のクセをまねたりだとか。バスケ経験のある人が何人かいて、その人たちに教えてもらっていました。最初は、なんでおんなじ動きをしているのに、こんなに見え方が違うんだろうなということがあったり、でも徐々に動きがよくなってきました。スタッフさんから『ボールと友達になれ』と言われて、 バスケットボールを家に持って帰って、常にボールを触っていました。やっぱり、ボールをこねるようにすると、ボールが手に着いているように見えて、それを心がけてから変わりましたね」
原 嶺衣奈

舞台『こもれびの中で 2010』



Q 自然な動きを求められる芝居ですが、自然というのが一番難しいのでは?

「普段の感じってどういう感じかなと考えることもありますし、自然な動きってすごく難しいことですね。稽古の現場では本当に学ぶことが多いです。アドバイスをもらってから、舞台用のノートをつけているんですよ。それで毎日毎日、演出家の人が言った言葉などをメモにとって、こういう時はこうする、と一個ずつメモって、それでパニックになった時には読もうと思って。 こんなに演技どっぷりと1ヵ月、1つの役に集中して取り組むということはなく、求められることも多い舞台なので、これを期に何かを得て、演技が成長できればいいなと思います」

舞台『こもれびの中で 2010』
女子バスケット部のメンバーにOG会の手紙が届く。10年ぶりの再会。
友情、挫折、裏切り…誰もが高校時代に経験したこと…10年という年月が、人をどう変化させたのか。バスケットボールに青春を捧げた、高校生達の物語。
・御茶ノ水公演 8月27日(金)〜29日(日)
・文化学院講堂、駒込公演 9月10日(金)〜12日(日)滝野川会館で上演。

Text/日刊編集センター

【Profile】はられいな●1990年1月6日生まれ、東京都出身。特技はフランス語で、仏検2級。
舞台『OASIS』:東京・シアターグリーン BIG TREE THEATERで上演。
開催期間は12月7日(火)〜12日(日)

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