――皆さん今回が初共演ということですが、それそれ第一印象をおうかがいしてもいいですか？

大薮「世界一難しい質問ですね〜（笑）。今日、取材を一緒に受けて思ったのは、お二人とも優しそうだなと。スタッフさんと話をされている感じやインタビューの受け答えの雰囲気が優しそうな感じがしましたし、その中にもフレンドリーさがある方達だなと。なので、僕は、きっと今回もみんなで盛り上がれるだろうなと、正直良い予感がしています。今はまだぜんぜんコミュニケーションとれていないですが、稽古が始まるのが今から楽しみです」

前川「僕は今回のカンパニーで最年少なんですけど、さきほど大薮さんが25歳と聞いて、年も近いですしちょっと親近感が湧きました。今日、ずっと一緒に取材を受けていて、いろいろなお話をしている中で、僕とこんなにお話してくださるということは、きっとお優しい人なんだろうなと。松田さんに関しては、さきほど平野（良）さんが、松田さんに対して『1枚1枚、本番でベールを脱いでいって変態になってきたよね』とおっしゃっていたので、その松田さんの変態さがすごく楽しみです。今はまだその片鱗も見えてないですし、まだ厚着しているので（笑）、もうそろそろタンクトップ1枚くらいにはなってほしいなと思っています」

松田「取材で変態を出す役者ってどうなの？（笑）」

――そんな松田さんは、お二人に対してどのような印象をお持ちですか？

松田「実は今日、スケジュールの勘違いで遅れてきてしまって…」

大薮「それ、言わなくていいやつですよ（笑）」

松田「『遅れてすみませんでした！』って言ったときの反応がとても優しくて。本当は心の中で『コイツ!!!』って思っているかもしれないんですけど」

前川「思ってないですよ！」

松田「自分のスケジュールの勘違いでお待たせしてしまって、申し訳ない中、温かく迎え入れてくださって、心が広い方々だなと。なので、これからデビューを目指している読者の皆さんには、スケジュールはきちんと確認しようということと、時間には余裕を持って行動しようね！ということを伝えたいですね」

前川「デビューを目指す人たちへのメッセージですか!?（笑）」

大薮「大事なことですね（笑）」

――毎回本当に個性豊かなキャストが勢揃いしている祭シリーズですが、このキャストの中で“これだけは負けない、負けたくない”というもの、ご自身の強みや武器を教えてください。

前川「（チラシビジュアルを手に取りながら）この個性溢れる方々に対してそれを言うのはすごく怖いですね…（笑）。でも、一つ言えるのは、今回僕は最年少なので、若さとアグレッシブさでは負けないと思います。持たざる者の強さというか、最年少というのを利用して、この現場ではいろいろな方々とコミュニケーションをとって、皆さんから教えていただきつつ、いろんなことを学んで吸収していきたいなと思っています」

大薮「これだけは負けないというものか、僕は何もないな〜。……あっ!! 一つだけありました。僕はココアが本当に大好きなんです！（この日、ココアが描かれた靴下を着用）」

松田「その靴下がそれを証明しているよね（笑）」

大薮「はい！（笑）。アイスのミルクココアが誰よりも大好きなんですけど、それだけは絶対に負けないですね」

前川「あれ？ なんか大喜利みたいな流れになってきました？（笑）」

大薮「それしか自分の武器がない（笑）。“ココア愛”は誰にも負けないですし、それについて語れと言われたら、絶対に勝つ自信があります。以上です！」

松田「僕もけっこうココアが好きなんだよね…」

大薮「マジか!!!」

前川「まさかのライバル登場!!（笑）」

松田「好きなだけで知識とかは全然ないですけどね（笑）。自分の武器と言われると、僕はこれまであまり意識してきたことがなかったのですが…。る・ひまさんの舞台に関していえば、今まで知らなかった自分の中の感情や勢いとかを新たに引き出してもらったなと思うことがあって。なので、今回もこれまでとはまた違った色合いや引き出し、違う自分を見せられたらいいなと。前回の祭シリーズからこの1年間でいろいろと勉強・吸収してきたものをこの現場で発揮できたらすごくいいなと思います。自分の武器というより、意気込みみたいな感じになってしまいましたが…、僕自身、今回の作品でまた違った一面を見つけられたらいいなと思っています」