まずは近くに目標を置いて、ちょっとずつ追いついていければ、伸びていけるんじゃないかなと思います

6枚目のアルバム『超WONDERFUL！?』を発売した℃-ute。先週に引き続き、リーダーの矢島舞美ちゃんと、鈴木愛理ちゃんに、アルバムの内容やレコーディングのエピソードを語ってもらいました。また芸能界を目指す読者へのメッセージもくれましたよ。

Ｑ　今回のアルバムではメンバーそれぞれがメインでフィーチャーされた曲が1曲ずつあるんですね。

舞美 「はい。私のメインは『3番ホーム3両目』という曲なんですが、最初聴いた時にすごくかわいい曲だと思って。イントロの楽器の音とか好きなんです♪　これまで私がソロでもらっているのは、元気で激しい曲が多くて、なのに今回かわいらしい曲だから、自分でもびっくりしました(笑)。 今までは、歌詞に出てくる女の子が私と同世代か年上だったけど、この曲に関しては私よりも年下で、学生。自分よりも年下の気持ちを歌うのは、すごく新鮮でした! 『初めて会ったときから気になってて、アドレス交換して…』みたいな、歌がストーリーになっていて、誰が聞いても想像しやすい内容で、気持ちを込めて歌うことができました 」

愛理 「この歌は2番を飛ばしたりしないで、フルで歌いたいです。歌詞全部を通してストーリーが完成だから」

Ｑ　聴いてると、ホッとする曲ですね！

愛理 「『サークル』は学生の人が聴いて共感してもらえるんじゃないかと思います」

Ｑ　学校のサークル内の恋を描いた内容ですね。告白をしたことを後悔する女のコのせつない気持ちを描いた…。

愛理 「はい。『振られたみたい、きっと私』って『みたい』って言っちゃうところが、『もう！』って思っちゃう（笑）」

舞美 「まだ、振られたかどうかわかんないのにね。(萩原)舞ちゃんのか弱げな歌声がかわいらしくて、歌詞にぴったりな感じするよね！」

愛理 「この曲もそうだけど、『友達にこういうコ、いる!』って思う歌詞が多いですね。最近、歌詞で聴く曲を選ぶコが多いじゃないですか。共感できるような。今回のアルバムでは、歌詞の検索などで選んでもらえそうな曲が多いのかなと思います。『別れたくない』とか『会いたい』とか…）」

Ｑ　特に中高生の読者にはオススメのアルバムになりそうですね。では、最後に芸能界を目指す人たちへメッセージを！

愛理 「私はDVD映画の『携帯彼女』に出演して、自分が未熟すぎるところからお仕事をやらせてもらって、また初心に戻れたというか、自分がやらなければならないことがいっぱい見えてきました。演技の経験はほとんどなかったので、少しずつできることからやって、成長していきたいと思って。 大きい夢を持つことはもちろんいいと思うんですけど、まずは近くに目標を置いて、それができれば次という感じで、ちょっとずつ目標に向かって追いついていければ、伸びていけるんじゃないかなと思っています。前向きな心を大事に、『自分なんて…』と思わずに、自分にしかできない何かを探して、頑張ってほしいなと思います」

舞美 「2月の誕生日の日に、母と江の島に行ったんですけど、大道芸人さんが芸を披露していたんですよ。人があまり集まらなくて、それでも観てもらえるように声を掛けて、頑張って演じていて。それを見たとき、私達がインディーズ時代にいろんなところを回って、℃-uteを知ってる人が数少ない時に、名前を覚えてもらえるように頑張ってたときのことを思い出しました。その何日か後に、今度は2人組で路上ライブをしている人たちを観たんです。 ステージの上から、観てくれる人がいるということが、ただうれしかった時のことを思い出して、何年も年を重ねて、こうして自分たちの歌ももらえるようになったけど、初心は大事にしなければと思ったし、夢に向かって一生懸命頑張っていると、自然と人が集まってくるんだなと思いました。読者のみなさんには、いつまでもあきらめずに夢を貫きとおしてほしいなと思います」

インタビュー・終