山口まゆ | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「山口まゆ」

2019/09/30

「時代劇ならではの殺陣のアクションがとてもカッコイイので、そこはぜひ注目してください」

山口まゆ

――竜と静、さらには結木滉星さん演じる琉球武術の使い手・尚、中谷太郎さん演じる静の許婚・信正の4人が繰り広げる会話劇は、テンポ感がとても良くて面白かったですが、現場ではどんな雰囲気だったんですか?

「撮影合間は、寛一郎さんをはじめ、私たち4人はワイワイ楽しく過ごしていました。台本を読んでいただけのときは、みんなキレキレな感じなのかな?と思っていたんですが、本読みをしていくうちに、竜はちょっとだらしない部分があったり、静も強気でキツイ言葉を話すくせに知らないことが多すぎる姫だったり、尚は信正に対してきつく当たるけど無邪気な部分もあって、信正は頼りないへなちょこ感があったり、それぞれのキャラクターがすごく立っていたので、すごく楽しくて。私は特に、竜とのシーンが多かったので、寛一郎さんとお話する機会も多かったのですが、寛一郎さんはとても自然体な方で、見た目と落ち着き具合と実年齢のギャップがすごくある方だなと思いました。そんな完璧な寛一郎さんが、竜という、腕は良いのにちょっとだらしない部分があるというキャラクターを見事に演じられていて、それを受けて、私も静として“ここを突っ込んでみようかな”、“ここは少し離れてみよう”とか、芝居でのやり取りをとても楽しくやらせていただいて、それもすごくいい経験になったなと思います」

山口まゆ

――芝居のキャッチボールでどんどん役が深まっていったんですね。

「はい。竜との掛け合いが静のキャラクターをより深く形成していった感じなのかなと思います。お堅いお姫様というのは一人の芝居でできたとしても、ちょっと無邪気な一面が出て変わっていくという部分は、竜がいないとできない。竜とともに旅をする中で、静のキャラクターがどんどん変わっていくという部分においては、自分なりにはできたんじゃないかなと思っています」

――初の時代劇の経験は、大きな経験になったのでは?

「今回の時代劇に関してもそうですが、ここ最近は自分の性格と離れた役を演じる機会が増えていて。自分とはかけ離れているからこそ、今まで自分にはないと思っていたものを役によって引き出してもらっているなと思います。さらにそこから出てくる課題を1つ1つ課題をクリアしていって向き合ってやっていくということに対しても、やりがいもありますし、すごく楽しいなと感じています。今回の『下忍 赤い影』でも、普段は言わないようなセリフの言い回しだったり、いろいろと挑戦させていただいて。たとえば、『許さないわよ!』とかカッコイイ感じのセリフでも、そういう言葉に負けないように、表情や態度などで作っていくというのは今までにはない経験だったなと思っています」

山口まゆ

――山口さんと同世代の読者も時代劇っていうとあまり馴染みがないものだと思うのですが、そういう若い世代の子たちに、この作品をどんな風に楽しんでもらいたいですか?

「『下忍 赤い影』は時代劇とはいえ、あまり“時代劇”ということを意識せずに楽しめる作品だと思います。登場人物も少ないので焦点を当てやすいですし、それぞれキャラクターが個性豊かなので、その時代に生きている人たちの生き様、人間模様を楽しんでもらえたら。それと、今回は時代劇ならではの殺陣のアクションがとてもカッコイイので、そこはぜひ注目してください」

――今回の静もそうですが、山口さんはこれまでも“何か抱えている複雑な心情の子”を演じる機会が多いイメージがあるのですが、普段、どんな風に役を掘り下げていっているんですか?

「確かに、そういう役が多いですね(笑)。今まではわりと役と自分の近い部分を見つけて、自分に引き寄せて、役の中に少し山口まゆとしての感情も入り混じりながら演じることが多かったんです。でも、今回の作品でもまったく違う時代を生きた人物だったり、来年公開の映画『太陽の家』で演じた役も自分よりも明るい幼いような女の子の役だったり、ここのところ自分とはかけ離れた役が多くて。今までの役作りとは違うやり方でやらないといけない場面が増えて、どうすればいいんだろうと悩んだこともありました。でも、“とにかくやってみよう!”っていう感覚になってきて、もちろん役について深いところまで考えたりもするけど、役に身を任せてやってみるというやり方も最近増えてきていて、そのやり方も楽しめているのかなと」

山口まゆ

――固めすぎて頭でっかちにならないよう、現場で臨機応変にできるようにということですかね。

「そうですね。今年の夏に放送された『マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜』で演じた役も、置かれている環境やその人物自身のことも自分とはかけ離れていてわからないことだらけだったんです。私自身は戦争があった時代に生きていないし、フィリピンという違う国の血が入っているわけでもないし、自分ではわからないことが多すぎて役を掘り下げるのもどうしたらいいかわからなくて。でも、清原果耶さんが演じる凛子のことを一番に考える。何かツライことがあったとしても相手役のことを一番に想っているというのが自分の役の中のベースだと思って。その部分さえブレずに役に身を任せてやれば、役としてちゃんとそこに立っていられるんだなと感じることができて。『マンゴー〜』をやっているとき、撮影しながらもけっこう苦しかったんですが、自分の中でのベースがあって、それがブレなかったので、とてもやりやすかったんです。今までとは違うアプローチの仕方ではあったんですが、これからもいろんなやり方を見つけていきたいなと思いました」

――この仕事の楽しさ・魅力はどんなところで感じていますか?

「いろんな人物を演じるにしても、映画やドラマなどの作品を観るにしても、自分の中の一番のベースって、“芝居が好き”というところなんですよね。それは自分の中でブレないものなので、やっていてなんでも楽しいです。何か他の作品を観ていてもお芝居のことを考えているし、電車に乗っていても“この人の仕草、芝居に取り入れたら面白そう”とか、とにかく何でも芝居に繋げてしまうんです。やる意義みたいなものって、役者さんそれぞれにあると思うんですけど、私はとにかく芝居が好きなんだなって思います。それと、芝居を通していろんな自分に出会えることも楽しいです。こういう風に演じようって思って現場に臨みつつも、相手との化学反応で芝居が変わってきたりすることも面白いですし、まだまだわからないことも多いので、日々発見だらけですごく楽しい。みんなで作品を作るというやりがいもありますし、そういう部分が一番の魅力なのかなと思います」

山口まゆ

――今年19歳を迎える山口さん。仕事への向き合い方や考え方とかって変わってきました?

「だいぶ変わってきていると思います。高校3年生のとき、大学受験もあって、けっこう苦しい時期があったんです。そこで自分とも向き合う時間が増えたし、いろいろなことを得ることができたんです。お芝居をする上で、そういう苦しい時期に経験したこととかも影響してくるのではないかなと思うんです。その苦しい時間を乗り越えて、今はとても楽しめています。今は、お芝居がちゃんと仕事になるよう、精一杯頑張ろうと思っています」

――では最後に、そんな山口さんが思う『夢を叶えるために大切だと思うこと』を教えてください。

「役者のお仕事であっても、他のお仕事であっても“好き”という気持ちを持って、それを突き通していくことって大切だと思います。“好き”というベースがなくなってしまうと、モチベーションが無くなってしまうし、頑張れないと思うんです。好きなことを貫いて続けて、途中でくじけそうになったら1回自分と向き合ってみる。苦しい時間も人生だと思いながら一歩ずつ前に進んでいけたらいいのかなと思います。それは自分自身に向けてのメッセージでもあるんですが、それをみなさんと一緒に共有できたら嬉しいです」

Special Movie

女優・山口まゆ、映画『下忍 赤い影』で初時代劇に挑戦!

PROFILE

山口まゆ(やまぐち・まゆ)●2000年11月20日生まれ、東京都出身。フラーム所属。2014年に『デビュー』オリジナルオーディション『Push!』でフラームに合格。同年『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』でテレビドラマデビューを果たす。主な出演作に、ドラマ/『アイムホーム』(EX)、『コウノドリ』(TBS)、『リバース』(TBS)、『駐在刑事』(TX)、『マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜』(NHK総合)、映画/『くちびるに歌を』、『相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』、『僕に、会いたかった』など。2020年公開の映画『太陽の家』への出演も決定している。

Information

『下忍 赤い影』10月4日(金) よりシネマート新宿・心斎橋ほか公開
『下忍 青い影』11月15日(金) よりシネマート新宿・心斎橋ほか公開

『下忍 赤い影』©2019「下忍」製作委員会

『キングダム』で鮮烈なアクションを魅せた坂口拓率いる日本最高峰のアクションチームが放つ、本格忍者アクション。
<『下忍 赤い影』あらすじ>
武士による統治が終わろうとしている幕末。忍者と呼ばれるものは、もはや時代遅れとなっていた。竜(寛一郎)は、忍者組織の最下層である「下忍」の末裔であるが、今や抜け忍となり江戸で暮らしている。そんなある日、竜はその出自を見抜かれて勝海舟(津田寛治)にスカウトされて密命を授かる。それは、「江戸に嫁がせた薩摩藩の姫・静(山口まゆ)を奪還して国に送り戻せ」というものだった。やがて薩摩藩からの追っ手として謎の琉球武術の遣い手・尚(結木滉星)が放たれた。追われる二人と追う男、それぞれの思惑が絡み合いながら戦いの旅が始まった・・・。

Audition

有村架純・山口まゆに続け! フラームדデビューっ子”コラボオーディション

フラーム

これまで様々な新人募集を掲載し、数多くのスターを輩出してきた『デビュー』が、『デビュー』特別オーディション出身者や、元読者である“デビューっ子”が所属している芸能プロダクションとタッグを組んだ新人募集企画“デビューっ子”コラボオーディションを実施中。現在、『デビュー』オリジナルオーディション出身の有村架純、山口まゆが所属する「フラーム」が新人を募集中!!

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