目標にされるような女優になりたいです

ドラマ初主演となったテレビ東京系の『ウォーキン☆バタフライ』で、モデルを目指す女のコ・寅安ミチコ役を演じている中別府葵さん。女優、モデルなど幅広いジャンルで活躍する彼女に、憧れの石原さとみさんとの共演秘話や自身の学校生活について話してもらいました。

Ｑ　デビューのきっかけを教えて。

「小さい頃から芸能界への憧れは持っていた反面“私には無理だろうな”って思いが強くて現実的に考えていたわけではないんです。何せ、私の住んでいた地域では『デ☆ビュー』が売られてなかったほどなので(笑)。そんな中で、(2005年の)ホリプロタレントスカウトキャラバンのオーディションの予選が熊本でも開催されるという話を両親が 教えてくれて参加しました。熊本で開催されるというのが大きかったですね。こ れが東京、福岡だったら遠いから参加しなかったと思います」

Ｑ　デビューが決まった時の周りの反応は？

「友達に伝えるのが一番恥ずかしかったです。“女優になるんだ”って話してもあまりに現実離れした話なので“えっ?”ですよ(笑)」

Ｑ　上京後の初仕事が『デ☆ビュー』だったんだよね？

「芸能人になりたい人にオススメスポットを紹介する企画でした。今でも時々見返すと笑顔が引きつっていてある意味面白いんです(笑)。初めて掲載された雑誌だったので両親が隣町まで買いに行ってみんなに配ったそうです」

Ｑ　女優業同様、モデル業も順調ですね!

「役を演じることが女優だとしたら、モデルは“中別府葵”そのものを表現することだと思っています。ショーでは自分のためだけにライトを当ててもらって音楽を流してもらっている。みんなが私を見ている。緊張もしますけど、そのドキドキ感がたまらないんです!　撮影ではたくさん写真を撮ってもらいますが、全てチェックさせてもらって“こういうポーズは使えない”とか研究しています。どれを使おうか迷ってもらえるくらいの写真を１枚でも多く残すことが目標です」

Ｑ　仕事と並行して学業も。学校生活についても教えて!

「お仕事と学業の両立を苦に感じたことは１度もないんです。ドラマをやっていても、学校は普段の私に戻ることができる場所。残された高校生活も残り少ないので、どれだけ思い出作りができるか必死の毎日です(笑)。文化祭ではモーニング娘。さんを踊ることは決まっています。昔から松浦亜弥さんのファンで、熊本にいた頃は自宅に友達を呼んでダンス講座を開催していたくらい(笑)。なので、はるな愛さんのものまねがツボなんです。見ているとものすごく細かい部分まで似ているなと妙に納得してしまうんです(笑)」

Ｑ　今後の夢は?

「私が石原さとみさんに憧れてこの世界を目指したように、いつか“中別府葵に憧れています”と思われるくらいの女優になれるよう頑張ります!」

Text／樋口俊介(日刊編集センター)