おじいちゃんやお父さんの観ていた『ヤッターマン』に出られてうれしい！

3月7日に公開される映画『ヤッターマン』で、実写版のオリジナルキャラクター・海江田翔子役に抜てきされた岡本杏理ちゃんを直撃！　実はバレーボールに打ち込むスポーツ少女だったという杏理ちゃん。デビューのいきさつから今に至るまでを元気いっぱいに笑顔で話してくれました！

Ｑ　杏理ちゃん演じる海江田翔子ってどんな女のコ？

「芯が強くて、行方不明になった考古学者のお父さんを捜すためなら何でもやる女のコです。強い翔子には憧れます。一人ぼっちになってもひたすらお父さんを捜す…自分だったら耐えきれるのかなって思いました」

Ｑ　オーディションでつかんだ役だったんだよね？

「はい。でも実は、櫻井翔さんが出演する映画のオーディションだとは思っていなくて(笑)。櫻井さんが映画に出ることはニュースで知っていたけど、自分が受ける作品だということに結び付いていなくて。会場に行って“あの映画なんだ”と分かりました(笑)」

Ｑ　衝撃事実が発覚して(笑)、オーディションは余計に緊張しちゃったのでは？

「それが、とにかく面白かったです！　自分の番を待つ間は緊張していたんですが、先にオーディションを終えた子たちがみんな笑いながら部屋から出てくるので“何でだろう”って不思議で。自分の番になって、そのワケが分かりました。監督さんやスタッフさんの会話がすごく面白かったんです。だからリラックスして話せました。この作品に出られたら楽しそうだなって思いながら家に帰ったら、合格の連絡がきてビックリしました！」

Ｑ　『ヤッターマン』は知っていたの？

「全然知らなかったです。でも、おじいちゃんやお父さんが観ていたので、すごく喜んでくれて。それに自分が出られるんだと思ってうれしかったです」

Ｑ　重要な役どころだけどプレッシャーは？

「先輩たちの中に、経験があまりない自分が入ることで、みなさんのお芝居についていけるかとか、今の自分の力で大丈夫なのかとか…どうしようって焦りましたね。もう頭の中が“お芝居・お芝居・お芝居……”っていっぱいで。でも共演者の皆さんは優しい方たちばかりで、待ち時間にはよく話しかけて頂いて緊張をほぐしてくださったんです。ルービックキューブで一緒に遊んだりもしました(笑)。現場の櫻井さんは嵐のときとはまた別の顔をされていて、すごいなぁって思いました」

Ｑ　スケールの大きいセットもかなり見どころだね！

「絵コンテを見ていて“さすがに実際にはこの通りにならないだろうな”って、ちょっと思ってたんですよ(笑)。それが、現場に行ったらまるっきり同じモノができあがってて“わあっ”て(笑)。細かい所まで全部同じ！　すごくびっくりしました。ここまで再現するなんてすごいなあって。ヤッターワンもすごく大きくて、目の前にあるだけで、気持ちも自然と切り替わるんです。ヤッターマン世代の人たちが作ってる熱意が伝わってきました」

Ｑ　翔子を演じて、杏理ちゃんが共感する部分はあった？

「家族を大切にするところです。私も休みの日は一緒に出かけたり、家族といることが多いので、翔子がお父さんを思う気持ちはよくわかります」

Ｑ　杏理ちゃんのブログを読んでいても、家族の話がよく出てくるよね。

「祖父、祖母とも一緒に暮らしていて、近くにはいとこも住んでいるので、土日は親戚10人くらいでごはんを食べるんです(笑)。だから、すごくにぎやか！　みんな一斉にしゃべるので、誰の話を聞けばいいのか、自分の話を誰が聞いてるのかわからないくらい(笑)」

Ｑ　やっぱり家にいるときが一番リラックスできるのかな？

「そうですね。母とはよく親子ゲンカもするけど(笑)、たとえケンカしても楽しいことがたくさんあるし、友達みたいな感覚でもいられて、みんなでワイワイできるんです」

Ｑ　ちなみに、趣味の“食品サンプル集め”っていうのが気になるところだけど(笑)。

「集め過ぎて部屋は大変なことになっています(笑)。カッパ橋まで行って買うんですよ！　さすがに同い年の子はいないです(笑)。周りからすごく見られるんですけど、好きだからいいやって思って買い物してます。ポイントカードもつくりました！(笑)。最近は忙しくてなかなか行けないけど、また行きたいなあ」

PART2につづく…

TEXT／塩澤順子(日刊編集センター)