普段の私は、逆にものぐさになってきた気がします(笑)

藤原紀香さんらを輩出した格式高いコンテスト『ミス日本コンテスト』の、栄えある2009年度グランプリに輝いた宮田麻里乃ちゃん。10年ぶりの高校生受賞で注目を浴び、現在さまざまな場所で活躍中の麻里乃ちゃんに、受賞の瞬間や高校生活、将来の目標について聞きました！

Ｑ　小さい頃はどんな女のコだったの？

「うーん、一言で言うと“ださかった”です(笑)。当時はオシャレにあんまり興味がなかったんですよね。メガネだし、髪の毛ボッサボサでなりふり構ってないし(笑)。それに私は小学校低学年の頃はすごく大人しくて、クラスの子と話せないくらい内気だったんです。小学４年生のときに引っ越しで学校が変わって“このままじゃいけない”と頑張ってみたんですけど、実際にそのイメージを一新できたのは中学校２年生くらいです」

Ｑ　一新できたきっかけは何だったの？

「中学２年のときにもう一度、転校しているんです。最初は友達ができなかったんですけど、そのうち一緒にお弁当を食べたり話したりする子が増えて、だんだん友達もできて。さらに高校生になってからは“ちょっとリーダーシップを発揮してみよう！”と(笑)」

Ｑ　『ミス日本』になってからは、もっと積極的になれたんじゃない？

「あんまり変わってないかな。むしろ、ちょっとものぐさになってきた気がするんですけども(笑)。『ミス日本』関係でかかわることだけでも今までの倍以上の情報量があるので、その分“普段はもういいや！”となっている傾向があります(笑)。それに、制服だと全然、気付かれないですよ。気付かれないどころか、友達にも“え、いたの？”みたいな感じで(笑)」

Ｑ　そうなんだ(笑)。学校生活で一番楽しい時間は？

「うーん、やっぱり部活動ですかね。科学部に所属しているんですけど、いろんな実験をするので楽しいです。今年は、植物とメダカの生態について調べるのを中心にやろうと話しています。あと、あの、科学部なので、けっこうマニアックな人たちが集まってるんですよ(笑)。そこでいろんな話を一緒にするのはとても面白いです」

Ｑ　研究が好きなの？

「そうですね、もともと研究するコトは大好きです。でもどちらかというと研究して、そこから哲学的なことを考えたり、物語を考えていくことが好きなんです。最初にテーマを決めて、それについてひたすら調べていき、またそのストーリーで何が必要かを考えて、さらにワーッと調べていって。ジャンルを問わず、いろんなことを考えてはメモなどに書いています。まあ半分、妄想の域に入っているんですけれども(笑)。いつか書き残せるような機会に恵まれたら、書いてみたいですね」

Ｑ　じゃあ今はとりあえず、思考を鍛えている段階？

「そうですね。あとは自分の技術を鍛えなければいけないなと思っています。鍛えるにはやっぱり経験が一番だ思うので、そういった意味では『ミス日本』のグランプリという機会を与えていただけたというのは、すごく良かったなと思います」

Ｑ　将来は経済ジャーナリストを志しているそうだけど、どんな大人になっていきたい？

「とりあえずこの１年間はできる限りのことを学ばせていただいて。大学に行ってからも、もちろん勉強に励むつもりです。私が就職できるまでにあと５年間あるんですけれど、その５年の間に、いろんなことを勉強して、それができるだけ多く生かせる場所というか、職業につけたらいいなと思います。あとやっぱり、その場その場で考えたことが正解だったりしたので、これからも自分を信じてやっていこうと思います。それで将来20代、30代になったときに“こういう人になりたい”って思われるような女性になれていたらいいなと思います」

Text／松木智恵(日刊編集センター)