小島藤子 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「小島藤子」

2009/10/23

藤子という名前は気に入ってます!

小島藤子
17日にスタートする連続ドラマ『小公女セイラ』(TBS系)に、武田真里亜役で出演する小島藤子ちゃん。志田未来ちゃん扮する主人公の黒田セイラに徹底して冷たくあたる同級生という難役だけど、現場はとても楽しいそう。撮影裏話や女優への思い、ちょっと意外な素の性格まで、たっぷり話してくれました。



小島藤子

Q デビューのきっかけを教えて。

「地元のレンタルビデオ屋さんを出たところで事務所の方にスカウトして頂いたことがきっかけです。たまたま中へ入って行くところを見かけたそうで、“誰か付いてくるなー”って思ってはいたんですけど(笑)」

Q その時から芸能界に興味があったの?

「当時は小学生でテレビや雑誌をあまり見ていなかったので、どういうことをするのか分からなかったんです。でも声を掛けてもらってから雑誌とかを見てみて、“こういう人たちみたいになれるのかな。面白そうだな”って。今は本当にすごく楽しいので、ずっとこの仕事を続けていきたいと思っています」

Q 「藤子」ってステキな名前だけど、本名なの?

「本名です。“花の藤のようにきれいに”っていう理由でおじいちゃんが付けてくれたんです。でも大体の人には“『ルパン三世』の峰不二子から付いたの?”って聞かれますね(笑)。珍しい名前だから覚えてもらいやすくて、今のドラマの現場でも最初の頃は、他の皆が役名で呼ばれる中、私は“藤子”って呼ばれていました。最近は役名の“真里亜”って言われることも多いんですけど、たまに“まりあふじこ”ってあわせて呼ばれることもあります(笑)」

Q (笑)。その真里亜役で出演するドラマ『小公女セイラ』がいよいよ17日にスタート。今の心境はどう?

「ちゃんと怖い役どころに映っているかどうか(笑)、緊張しています。真里亜は負けず嫌いで、自分を高く評価しすぎていて後戻りできなくなっている女のコ。“私より上の人なんていない!”と自分に言い聞かせて一生懸命になっているんです。私自身は結構ボーッとしていて人を仕切るというよりは付いていく方なので、真里亜のように皆の上に立つ子を演じることになって、すごくビックリしました。でも今は“あっ、これ新しい自分かな”って感じで、楽しんで演じています」

小島藤子

Q ドラマの舞台は全寮制女学院だけど、現場の雰囲気はどんな感じ?

「生徒役の子たちとは最初はちょっとお互いに壁がある感じだったんですけど、一週間くらいしたら、皆もう自分をさらけ出して(笑)。“友達の間では何がはやってる?”って話をしたり、スタジオに出る幽霊のウワサで盛り上がったり(笑)。あと食堂のシーンでは皆が向かい合わせで座るので、そこで撮影待ちのときに目と目を合わせて、にらめっこをしてます」

Q 確かドラマの設定では皆、お嬢様……。

「一応、設定はそうなんですけどね(笑)。現場では専門の先生がいて、ディナーのマナーとか、作法を教えてくださっています。ちょっとお嬢様っぽいことができるようになったら、皆で“あっ、今の私ちょっとお嬢様かも”って盛り上がったりして(笑)。それ以外では普通の高校生と変わらない感じで、キャアキャア騒いでいますよ」

Q そんなに楽しい現場だと、シリアスなシーンでの切り替えが大変そう。

「そこは皆しっかりしているから、“本番に入るよ”って言われると、サッて変わるんですよね。切り替えは本当に早くてすごいと思います。皆でお互いに“始まるよ”って言い合っているので、私も最初は“あ、あれ?”ってなってたんですけど、この現場に来たおかげで切り替えが早くなりました」

Q 藤子ちゃんの女優デビューは2008年のドラマ『キミ犯人じゃないよね?』(テレビ朝日系)。初めて演技したときの気持ちは覚えてる?

「やっぱり“すごく恥ずかしい”って気持ちがありました。あの時はまだ人前に出ることが苦手だったので、カメラが回っている緊張した空間にいると全然声が出なくって……。“ああ、ダメだ”って思いました」

Q その気持ちはどうやって克服できたの?

「そのドラマの主演で事務所の先輩でもある貫地谷しほりさんが、すごく良くして下さって。“声を出したい時はもっとお腹から出しな”って言ってくれたり、“緊張しなくていいよ”って面白い話などをして笑わせてくれたり。貫地谷さんがいたから一番最初のドラマをちゃんと乗り切ることができたんだろうなって思います」

Q 女優さんとしていろいろオーディションを受けてきていると思うけど、必勝法ってある?

「やっぱり一番最初の挨拶と、終わりの挨拶かな。ちゃんと最後も笑顔で“ありがとうございました!”って言えば、“この子いいな”って印象を持ってもらえるかもしれないし(笑)。私はいつも、とにかくメチャクチャ笑顔で挨拶して帰っていきます。絶対に挨拶は大事だと思います! 途中で失敗しても、挨拶さえちゃんとできていれば、きっと大丈夫です!(笑)」

Part.2に続く

Text/松木智恵(日刊編集センター)
【Profile】こじまふじこ●1993年12月16日生まれ、東京都出身。スカウトで芸能界入り、2006年にモデルとしてファッション誌『ラブベリー』『ニコ☆プチ』などで活躍。子供向け番組『おはスタ』(テレビ東京系)のレギュラー出演を経て、08年に連続ドラマ『キミ犯人じゃないよね?』(テレビ朝日系)で女優デビュー。09年4月には初出演映画『おっぱいバレー』も公開に。現在、ドラマ『小公女セイラ』(TBS系毎週土曜夜7時56分)に武田真里亜役で出演中。来年1月放送のドラマ『とめはねっ!』(NHK)へのレギュラー出演も決定。(ABP所属)

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