島村龍乃介×北乃颯希×滝川広大 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「島村龍乃介×北乃颯希×滝川広大」

2024/02/28

「たくさんの方に観ていただきたいし、前向きな気持ちになって帰ってもらえるような作品だと思う」

島村龍乃介×北乃颯希×滝川広大滝川広大

――アニメやドラマ、映画など、様々なメディアミックス展開が実施されている『弱虫ペダル』ですが、舞台『弱虫ペダル』ならではの魅力とは、どんな点だと感じていますか?

島村龍乃介「キャスト全員がガチで走っているので、流れる汗も本当の汗ですし、その熱量はもちろん、僕の中では走りながら言っている時のセリフって、セリフを言っているという感覚ではなくて、本当にその時に思っていることをそのまま言っている感覚なんです。そういうリアルさみたいなものも肌で感じられるというのは、舞台『弱虫ペダル』の魅力なんじゃないかなって思います」

北乃颯希「他の作品と違うのは、1試合が1つの作品で描かれることなのかなと。各々のレース区間みたいなものはありますが、1試合目、2試合目とかではなく、1つの試合を全員で繋いでいくというのが、この舞台『弱虫ペダル』の良さでもある。それを役者がハンドルと自分の肉体1つで演じていて、リアルな汗も体感してもらえるくらいの熱量のぶつかり合い、魂と魂が共鳴したものをお客様に観ていただけるというのが、この作品の強みなんじゃないかなって思います」

滝川広大「『弱虫ペダル』という作品そのものが、やっぱり“応援したい”という気持ちになるし、めちゃくちゃ入り込みやすい作品だなと感じていて。それを舞台化することによって、目の前で繰り広げられるものを生で体感できる、それによってめちゃくちゃ心が揺さぶられるっていうのが、舞台『弱虫ペダル』の世界観なのかなと思います。たくさんの方に観ていただきたいですし、前向きな気持ちになって帰ってもらえるような作品だと思います」

島村龍乃介×北乃颯希×滝川広大

――『弱虫ペダル』は自転車ロードレースに情熱をかけている学生のお話ですが、みなさんそれぞれが学生時代に熱中したこと、夢中になったことはどんなことですか?

島村龍乃介「僕は小学生の頃にサッカーをやっていて、当時はプロのサッカー選手になろうって思うくらい夢中になっていました。でも、怪我をして断念してしまったたのですが…。当時はサッカーに打ち込んでいましたね。そういえば、サッカーの練習に行くときに、家から河川敷まで片道30分をママチャリ漕いで行っていました。そういう意味では自分の目的のためにママチャリ使っていたっていう部分が小野田との共通点だなって、今話しながら感じました」

北乃颯希「僕は小さい頃からこの仕事をやっていたので、学生時代は部活という部活はやっていなくて…。ただ、ダンスとアクロバットに関しては、何か一芸を手に入れたくて始めたことではありましたが、大阪から上京していろんなお仕事をさせていただく中で、その経験が活きているんだなって実感しています。それに、ダンスやアクロバットは今でもハマっているというか、見せ方みたいなものは今でも熱中して日々考えています」

滝川広大「自分は中学生のときに柔道を始めて、群馬県で2位までいったんですけど…」

北乃颯希「いや、強すぎやろ!」

島村龍乃介「え、スゴイ!! 初めて聞いた」

島村龍乃介×北乃颯希×滝川広大

滝川広大「6校の高校からスカウトされて、全額免除で高校に入ったのですが、高校生になって初めての大会で、鎖骨を折る怪我をしてしまって。当時、その学校の1年生の中で一番強かったのですが、怪我して戻った時には一番弱くなってしまって、ひたすら練習をして強さを取り戻したときに、今度はボルトとプレートを抜くために入院して、退院後にはまた一番弱くなっていて…っていう感じで、結局成果が残せなかったんです。でも、大人になってテレビをつけたら、自分が怪我したときの相手が全日本で活躍していて。あの時に怪我はしょうがないって納得したというか」

北乃颯希「ドラマやん!!」

滝川広大「当時は死に物狂いで練習してこれ以上できないっていうくらいの力を発揮してやっていたけど、今思うと“まだいけた”って思っちゃうんですよね。あの時、カラオケ行ったのがダメだったかな、菓子パン食べたからダメだったかなとかっていろいろと考えちゃう。この舞台でも、全力でやっている中で、弱い部分や自分に負けちゃう気持ちとか出てくるときがあるのですが、それを押し殺した先に見えるものっていうのがあると思うし、自分は学生時代の部活では成果を残すことはできなかったけど、舞台『弱虫ペダル』の中で、新たな精神を味わえているし、自分は今、この青春を全力で走っているっていう感じです」

――では最後に、この作品を楽しみにされている皆様へのメッセージをお願いします。

島村龍乃介「先ほど話したことと重なる部分もありますが、前回の『THE DAY 1』と比べて今回の『THE DAY 2』は僕らの熱量も含め、よりすごいものになると思います。“『THE DAY 1』観ていないから大丈夫かな”って思っている方もいらっしゃると思うのですが、絶対に大丈夫だと思います。わかりやすい展開になっていますし、安心して、そして楽しみにして観に来ていただきたいなと思います!」

Special Movie

島村龍乃介×北乃颯希×滝川広大、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2 への意気込みを語る

PROFILE

島村龍乃介(しまむら・りゅうのすけ)●8月7日生まれ、大阪府出身。ホリプロ所属。 近年の主な出演作は、【ドラマ】関西テレビ『TWO WEEKS』、TBS日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』、テレビ東京『スナックキズツキ』、Hulu『瑠璃とカラス』、ABC『青春シンデレラ』、NHKBSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』、【舞台】『ジャンヌ・ダルク』など。

北乃颯希(きたの・さつき)●9月14日生まれ、大阪府出身。No.9所属。 近年の主な出演作は、【舞台】ミラクル☆ステージ「サンリオ男子」、舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大坂冬の陣-、ジュエルステージ「オンエア!」、「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」Rule the Stage-、舞台『タンブリング』、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』〜地下の中心で愛をさけんだMetro〜など。

滝川広大(たきかわ・こうだい)●4月14日生まれ、群馬県出身。キャストコーポレーション所属。 近年の主な出演作は、【TV】NHK『どうする家康』、【舞台】「イケメン戦国THE STAGE」、 リアルファイティング「はじめの一歩」The Glorious Stage!! 、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」、「舞台 魁!!男塾」、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』など。6月には、舞台『鋼の錬金術師』―それぞれの戦場―への出演も控えている。

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Information

舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2

2024年3月1日(金)〜10日(日)東京 天王洲 銀河劇場

舞台『弱虫ペダル』©渡辺航(秋田書店)20082008/ 舞台『 弱虫ペダル』 製作委員会

■原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
■脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー
■演出:鯨井康介
■音楽:manzo
■劇中歌:舞台版『恋のヒメヒメ☆ぺったんこ』
作詞:渡辺航 作詞補佐・作曲・歌:桃井はるこ
■レース演出協力:河原田巧也

■キャスト
≪総北高校≫
小野田坂道 役:島村龍乃介 今泉俊輔 役:砂川脩弥 鳴子章吉 役:北乃颯希 巻島裕介 役:山本涼介 金城真護 役:川ア優作 田所迅 役:滝川広大

≪箱根学園≫
福富寿一 役:ア俊吾 荒北靖友 役:相澤莉多 東堂尽八 役:フクシノブキ 新開隼人 役:百成瑛 泉田塔一郎 役:青柳塁斗 真波山岳 役:中島拓人

≪京都伏見高校≫
石垣光太郎役:鐘ヶ江洸 水田信行役:田口司 御堂筋翔役:新井將

≪パズルライダー≫
パズルライダー監督:伊藤玄紀 パズルライダー:村上渉 山口拳生 若林佑太

※新開隼人役:百成瑛さんの出演について
詳細はこちらをご覧ください。

■あらすじ
千葉県・総北高校に入学した孤独なオタク少年小野田坂道は、ひょんなことから同じく新入生の今泉俊輔や鳴子章吉と出会い、自転車競技部へと入部する。
自転車ロードレースの魅力に目覚め、類まれなる才能を開花させた小野田坂道は自転車を通じて出会った仲間や先輩達と共にインターハイへ出場することに。
インターハイ本戦、神奈川県の江ノ島からスタートする3日間に及ぶ激戦の1日目は王者・箱根学園や、怪物・御堂筋を擁する京都伏見高校と接戦を繰り広げ、3校同着の結果となった。
総北はインターハイ優勝に向けて好調なスタートを切ったかのように思われたがレース直後、田所が突然の体調不良に陥る。
そして迎えたインターハイ2日目。3日間中、最も長いステージである2日目は暗雲立ち込めるなか幕を開ける。

◆公式サイト
https://www.marv.jp/special/pedal/

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