坂元愛登 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「坂元愛登」

2024/02/15

「『不適切にもほどがある!』は自分も台本読みながらめちゃくちゃ笑いましたし、どの年代の方も楽しめる、絶対に夢中になれるドラマ」

坂元愛登

――現在好評放送中の『不適切にもほどがある!』の見どころを教えてください。

「自分も台本読みながらめちゃくちゃ笑いましたし、どの年代の方も楽しめる、絶対に夢中になれるドラマです。1986年頃に生きていた方たちは“懐かしいな”って思いだしたり、現代の令和を生きている方々は、“こんな時代があったんだ”って驚いたり。面白いだけじゃなくて、ちょっと考えさせられる部分もあったり、コメディだけど実はメッセージ性のある作品だと思うので、そんなところも楽しんでいただけたらと思います。それぞれの世代の価値観を理解し合えるきっかけにもなるかもしれないです」

――このドラマを観て坂元さんのことを知る人もいるかと思います。俳優デビューしたきっかけを教えていただけますか?

「僕が小学2年生の時に東京に引っ越して来たんですが、そのときに小学5年生のお兄ちゃんがテレビを観ながら“こういうお仕事楽しそうだね”って言ったのがきっかけで、事務所に入ることになったんです。僕は友達と遊ぶのが楽しい時期だったので、仕事で遊ぶ時間が減るのがめちゃめちゃ嫌で、泣きながら“嫌だ”って言ったんですけど、すでに親が事務所に書類を送っていて。兄弟で一緒に入所してそれからずっとこの事務所です。だから最初の頃は仕事という意識もあまりなくて、現場に遊びに行くような軽い感じでやっていたのを今はすごく後悔しています(苦笑)」

坂元愛登

――そんな状態から演技を仕事にしようと考えるようになった転機はありましたか?

「大きな役や、しっかりと役柄のある現場を経験したことがなくて、もう辞めようかなって思っていた時期に、映画『ある男』のオーディションがあったんです。“このオーディションに落ちたら辞めるね”って親に言って臨んだオーディションで石川慶監督に出会って、抜擢していただいたんです。その現場が楽しかったというのもありましたし、せっかく僕を選んでくれた監督に恩返ししたいという気持ちもあって、そこから仕事という意識が出てきた感じです」

――オーディションが小学6年生の時ですから、結構最近ですね。そのオーディションでは何か違った感覚がありましたか?

「オーディションの時に石川監督が『台本を読み込まないでね』とおっしゃっていて。そんなことは初めて言われたんですが、それがあって新鮮な感じで演じることができたのが良かったのかなと思います。『ある男』での演技はお陰様で評価していただけて、自分のお芝居を見つけることが出来て、それが今に繋がっていると思います」

――その後、成長の手応えを感じた現場はありますか?

「中学2年生の夏に撮影して、現在公開中の『罪と悪』という映画の現場です。上手く説明できないんですけど、感情がグワーッ!て込み上げる感覚を今までで一番大きく感じられて、それがすごく心地良くて、お芝居って楽しいなって改めて思ったんです」

坂元愛登

――幼少期から今の事務所に所属していますが、レッスンやサポートを受けたことで特に印象に残っていることはありますか。

「週に1回芝居のレッスンがあるんですけど、僕は即興のお芝居が好きなので、エチュードをたくさんやってくださる講師の方のレッスンばっかり行ってます。最近、レッスンの時に感情が込み上げるのを毎回感じられて、そこで感情の出し方を学んでいます。そのレッスンは本当にめちゃくちゃ楽しいです」

――先ほど『不適切にもほどがある!』の現場でのアドリブの応酬が楽しいとおっしゃっていましたが、即興演技が好きなのもそれに近い感覚なんでしょうか?

「レッスンのエチュードは、自分の間で自由にやりながら相手の役を感じてお芝居をするんですが、コメディはテンポや間の取り方が全く違っていて、今までやってきたものが全然通用しないなって感じています。テンポを崩さないように間を詰めて、かつ自分の感情を持っていくという、今までやったことがない作業なので。まだまだ探り探りではあります」

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Information

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』
TBS系 毎週金曜よる10:00〜10:54

『不適切にもほどがある!』©TBS

『不適切にもほどがある!』©TBS

宮藤官九郎氏が書き下ろす、意識低い系タイムスリップコメディー。1986年から2024年の現代へタイムスリップした“昭和のおじさん”小川市郎(阿部サダヲ)が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくストーリー。
坂元愛登が演じる向坂キヨシは、令和に生まれ、フェミニズムの急先鋒である社会学者の母・サカエ(吉田羊)と共に1986年にタイムスリップした中学生。四六時中エロいことを真剣に考えている年頃の男子で、昭和で出会った純子(河合優実)に一目ぼれしてしまったことで昭和の時代に残りたいと言い始めるが、そのほかにも理由があるようで…。
時空を超えたキヨシと純子の恋模様にも注目だ。

◆公式サイト
https://www.tbs.co.jp/futekisetsunimohodogaaru/

Information

映画『罪と悪』
2月2日(金)より全国ロードショー

映画『罪と悪』©2023『罪と悪』製作委員会

映画『罪と悪』©2023『罪と悪』製作委員会

オリジナル脚本で描く罪の真実と正義の在り方を問う本格ミステリー。監督・脚本は齊藤勇起。出演は高良健吾、大東駿介、石田卓也 ほか
ある日、14歳の正樹が殺された。彼の同級生の少年たちは犯人に詰め寄り、1人が犯人を殺し、殺害現場となった家に火を放つー。20年間の沈黙を経て罪を背負った幼馴染3人は再会するが、あの時と同じ場所でまた殺された少年の遺体が発見される。さびれた町で一体何が起こっているのかー。
坂元愛登は高良健吾演じる阪本春の少年時代を演じる。

◆公式サイト
https://tsumitoaku-movie.com/

Audition

現在募集中『ヒラタオフィス全国新人オーディション』

設立当初よりジャンルにとらわれず、タレント個々の才能を活かし幅広いプロモーションを展開している「ヒラタグループ」。現在も、映画・TV・CF・ファッションからアニメに至るまで、本人の希望や適性を活かし所属者をマネージメントしている。

所属者には長谷川博己、多部未華子、松岡茉優、宮アあおい、土村芳、望月歩、工藤夕貴ら実力派の顔ぶれが揃う。モデル部門には中島侑香や上原実矩、声優部門には小松未可子、近藤玲奈、等が在籍。キッズ部門「ヒラタビーンズ」のプロモーションにも力を注いでいる。

また、同グループの新人育成/プロモーションを手掛けるフラッシュアップ/FLASH UP etoileではBE:FIRSTのメンバーとしても活躍する三山凌輝、TBS金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』出演の坂元愛登、劇場版アニメ『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』主演の片山福十郎、映画『君は放課後インソムニア』出演の上村海成らが在籍している。

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