前田公輝 | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「前田公輝」

2024/04/05

「夢や目標に対して鮮明に“達成した”とイメージすることで、それが現実に引き寄せられてくる」

前田公輝

――バラエティとお芝居の方程式。数学が得意な前田さんはどのようなものだと感じますか?

前田公輝「バラエティは瞬発力が必要です。もちろん計算もしているけれど、台本が絶対ではないというか、その場で臨機応変に対応しなければいけない。でもお芝居は、センスや感覚、経験にもよりますが、ある程度練習をすれば絶対にうまくなるんです。そしてバラエティには“絶対に面白くなる”という法則がない。お芝居には、監督や演出の人だったり、脚本が“絶対に面白くなる”と示す、“答え”があると思っています」

――今年で芸歴27年目を迎えますが、今までの役者人生を振り返って、自身の中で大きな転機となったお仕事を教えてください。

前田公輝「『天才てれびくんMAX』、『ひぐらしのなく頃に』、最近でいうと『HiGH&LOW』や『ちむどんどん』は転機になった作品だなと思います。『HiGH&LOW』に関しては、もともとこんなに出るとは思っていなかったんですよね。最初は2話くらいのゲスト出演者として出させていただくという感じだったのですが、クランクアップしたと思ったら最終話にも出ることになって…。その後に映画にも出ることになり、さらにその後の映画シリーズにも出演させていただくことになったんです。それは僕が演じた轟洋介が、僕の手から離れて、轟洋介というキャラクターに対してファンがついてくれて、二次創作がネット上にたくさん投稿されて注目をされたからで。自分が表現した役が、作品以外の場所で動いていくことを初めて経験しました。そんなことが巻き起こることに驚きましたし、出演後にSNSのフォロワーが倍にふくれあがったことも驚きました。僕自身はそこまで暗くはないし、根本的には明るい性格だと思いますし、“どれだけ闇を削れるか”と生きてきたものの、轟洋介という、僕自身とは対照的なキャラクターでみんなが僕を認知してくれて、拡散されて、影響を受けてくれたことで、客観的な自分の見え方を考えるようになりました。それは大きな転機でした」

前田公輝

――初の朝ドラ出演となった『ちむどんどん』はいかがでしたか?

前田公輝「夢が叶った作品です。僕はぜんぜん覚えていなかったのですが、大学の時に友だちに『俺は30歳で朝ドラに出て知名度を上げる!』と言っていたらしいんです。朝ドラが終わってからその友だちに会った時に『有言実行していてすごいね』と言われて。なんの話かと聞いたら、『だって、ずっと言ってたじゃん。しかもちょうど30歳でしょ、今』って言われたんです。その時に言葉の力をより信じるようになったというか、もともと信じてはいたけど自分の中ではあまり信憑性がないって思っていたのですが、“自分は言葉にすれば叶う人なんだ”と意識するようになってから、口に出したことが叶うようになった気がします。子供の頃に『さわやか3組』や『天才てれびくんMAX』でNHKに通っていて、朝ドラが花形であることもずっと知っていましたから、そこに自分が連なれたことは転機でしかなかったです。認知度や応援してくださる年齢層も広がりましたし、自分自身の役者としてのフェーズも変わりました。本当にここ数年は、毎年のように転機になるお仕事をやらせていただいているなと感じています。今も作品に出会うごとにめちゃくちゃアップデート中で、今後もどんどん転機は増えていくんだろうなと」

――たくさんの経験をされてきている中で、時には壁にぶつかったりしたこともあるかと思いますが、前田さんはどのように乗り越えてこられましたか?

前田公輝「自分に合ったデトックス方法を見つけることです。僕は有酸素運動、入浴、瞑想です。この3つ。瞑想は最近のトピックスなのですが、入浴と有酸素運動は毎日続けるとどんな人も前向きになっていけると思います」

前田公輝

――では最後に、夢を叶えるために頑張っているみなさんへ向けて、前田さんが大事にしていること教えてください。

前田公輝「僕は夢や目標に対して、どれだけ感情的に『叶った!』と思うことができるかというのを意識しています。たとえば『〇歳に何をする』ということを描くビジョンボードを作るとするじゃないですか。それ自体は確かに良いことだと思うのですが、その目標に対して『もう叶った』という気持ちを本気で作る。『20歳で連ドラに出演する』という目標を立てたとしたら、『自分はもう連ドラに出たんだ』っていう気持ちになる。『連ドラに出演できるようになる』ではなく『出演した』と思うこと。特に俳優を目指すのであれば、“気持ちを作る”というのは俳優の仕事でもあるので、それも仕事の一環になるんですよね。夢や目標をより鮮明にイメージして、“その夢が叶った”“イメージの通りになった”という気持ちになることで、それがより現実的になって、その夢が現実に引き寄せられてくることを僕自身、最近、実感しています。鳥肌が立つくらい鮮明に“達成した”とイメージすることは本当に成果があるので、ぜひ実践してみてください」

Special Movie

新月9ドラマ『366日』にも出演!|俳優・前田公輝インタビュー撮影メイキング&動画コメント

PROFILE

前田公輝(まえだ・ごうき)●1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。ホリプロ所属。
6歳の時に「ホリプロ・インブルーブメント・アカデミー」1期生として入所し、芸能界デビュー。『天才てれびくんMAX』、映画『ひぐらしのなく頃に』主演など、さまざまな作品で活躍。
近年の主な出演作は、NHK 連続テレビ小説『ちむどんどん』、 Hulu『君と世界が終わる日に』Season4・Season5、TBS『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』、NTV『癒しのお隣さんには秘密がある』、CX『転職の魔王様』、ミュージカル「スリル・ミー」、NHK『「大奥」Season2 医療編』、NTV『セクシー田中さん』、Amazon Prime Video『ナックルガール』、ABC・EX『アイのない恋人たち』など。4月期のCX新月9ドラマ『366日』では静原吾朗役で出演。

関連記事

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×