立石晴香 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「立石晴香」

2016/08/03

「アムとして、自分にはない部分をたくさん演じることができるのがすごく楽しい」

立石晴香

『動物戦隊ジュウオウジャー』アム/ジュウオウタイガー役で出演中の立石晴香。放送開始から約半年、8月6日にはジュウオウジャーとして初となる"劇場版"が公開。女優として本格復帰を果たした彼女に本作への想い、お芝居の魅力、夢を叶えるための秘訣などを語ってもらった。

立石晴香
『動物戦隊ジュウオウジャー』も気が付けばもう半年。いかがですか、今、ご自身の環境は。
「撮影が始まった頃から考えるともう8ヵ月になるんですが、始まる前と今とでは何もかもが変わりましたし、周りの方たちからの反応も変わりました。映像のお仕事が初めに近かったので、何もわからず全てが手探りでした。たとえば立ち位置のことや、人ではないものに向かって目線を送りながらのお芝居だったり、初めての経験ばかり。でも最近は慣れて来て、心にも余裕が生まれてきたので、自分からも“ここはこんな風にしよう”とか、+αで考えられるようになりましたし、成長も含め、環境も含め、何もかもが変わったという感じですね」
動物の顔と人間の体を持つ“ジューマン”であるアムちゃんは人間ではないので、役作りも実は大変だったんじゃないかと思いますが。
「そうなんです。最初に役を頂いたときは、キャラクターの情報が少ないこともあり、今でもジューマンに関しては謎も多くて、いただいている情報の中で自分なりに設定を考えつつ演じています。ただアムちゃんを演じていると、結構、ストレートに物を言ったり、可愛く見える感じで話をするので、楽しいんです。私自身はアムちゃんとは真逆の性格なので、アムちゃんとしていられることがすごく楽しくて。ワイルドな発言をポーンとしたりもするし、自分にはない部分をたくさん演じることが出来るのが楽しいです」

立石晴香
アムちゃんはホワイトタイガーのジューマンですが、何か意識していることは?
「人間ではなくて動物なので、感情を表すのにも、画面からはみ出すくらい、ちょっと大げさに表現しちゃってもいいんじゃないかなってことは意識しています。それでもまだまだ小さいくらいなんですけど、それでも敵が来たときの構えにしても顔の表情をよく動かすようにしてわかりやすくしていたりもしています。タイガーなので、虎の産まれてからのことやホワイトタイガーの生体に関してとか、いろいろ調べてみました。ホワイトタイガーって稀少なんですよね。だからジューマンの世界でも珍しいし普通の虎に意地悪されたりもしたんじゃないかな?とか想像して、きっとそれを回避するためにアムは敏感で、オシャレな子になったのかもしれないな……と考えたり。虎の生態と照らし合わせて役を作っていきました」

立石晴香
スーパー戦隊にシリーズには欠かせない“アフレコ”という作業もあります。こちらはいかがですか?
「最初はすごく苦戦しました。私、基本的に声が小さいんです。だから、最初の頃は全然声が出ていなくて、みなさんにご迷惑をおかけしたと思います。でも最近は声も張れるようになって、どうやったら自分の声が大きく出て来るかということもわかるようになってきました。作業前にスタジオに入って自主練をしたりもして、ペースを掴むことが出来るようになってきたので、アフレコ自体も楽しめるようになってきました。声の表現って本当に難しくて、自分ではアムちゃんとして出しているつもりなんですけど、なかなか難しくて。でもアフレコの間のしゃべりの雰囲気作りというのをするんですけど、そこでみんなでうまく空気を作れるようになってきて、声も思ったように出せるようになりました。それもチームワークがあるからこそかなと思います」
一つの役をこれだけ長い期間演じる機会というのはそうないと思いますが、演じているアムちゃんが晴香ちゃんに影響してくることはありますか?
「どうなんでしょう。元々似ている部分というのもあって。それが自分自身と近づくと、重なり合うことはあるんですけど、結構、切り離して考えています。アムちゃんはアムちゃん。『ここは晴香ちゃんっぽいよね』って言われても『それはアムです。立石じゃないです』って言っちゃいます(笑)」
街で子供たちから声が掛けられたりする機会も増えたんじゃないですか?
「それが全然なんです。大人の方から声をかけていただくことはあるんですけど。撮影現場ではあるんですが、これまでに街中でお子さんから声をかけられたのは、まだ1回しかないんですよ。だからこれからも案外気づかれそうにないです(苦笑)」

立石晴香
いえいえ。きっとこれからです。そんなジュウオウジャーですが今夏、初の劇場版に。『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』の見どころは?
「今回はサーカスが舞台なんです。だからアクションでもサーカスを意識しているんですね。布を使ったり、他のメンバーもアクションにサーカス要素が含まれていたりするので、そのあたりがいつものテレビシリーズとは違っているので面白いですし、大きなスクリーンでそのアクションを見ていただけるのは嬉しいです。それと今回、敵がデスガリアン(人間界を襲う宇宙の無法者集団)じゃないんです。だからロボ戦もいつもとは違う戦闘になっているので、そこはロボットの戦闘シーンが好きな方にとっても新鮮に観られるんじゃないかと思います。そしてジュウオウジャーで言うと、放送が始まって半年を経たことで色濃くなって、掘り下げられてきたそれぞれのメンバーの個性がすごく出ていると思います。例えばアムなら、ジューマンの子供が泣いていることにすぐに気づいたり、セラちゃんの優しさや、レオの周りを元気にする感じだったり。そういう一人一人の成長も楽しんでもらえるんじゃないかなって思います。それぞれ絆も深まっていますし、全員が揃うシーンではそういう部分を楽しんでもらえるといいなと思います」

立石晴香
今回は敵のキャスト、宇宙サーカス団の団長・ドミドルとして平成ノブシコブシの吉村崇さんがご出演されますが、吉村さんとのお芝居はいかがでしたか?
「本当にすごいエンターテイナーでした。悪役として出演してくださっているんですが、普段はとても気さくな方で、出演者、スタッフさん含め、みんなを気遣ってくださったんです。ご一緒させて頂いた撮影では、エキストラの方が約1000人ほどいらっしゃって大変だったんですが、その方たちも盛り上がるようにしゃべってくださったり、高い所でのお芝居では本番直前まで『怖い!怖い!』って騒いでみんなを笑わせてくださったかと思えば、本番になると誰もが惹きつけられるようなお芝居をされていて、すごいなと感じました。エンターテイメントの、また違う面を見せていただいた気がしました。映像のお仕事ではあるんですが、まるで舞台を見ているような感覚になりました。アドリブで行われるコントを見る様な、そんな感じで。間近で見せていただいたことで、自分のお芝居の幅も広がるような気がしました」
ジュウオウジャーに出演するようになって、お芝居について考える機会も増えたかと思いますが、お芝居の楽しさやその魅力はどんなところだと思われますか?
「自分じゃない人になることが最近はすごく楽しいんです。“この人はどういうことを考えてこの言葉を言うんだろう”とか。“どうしてこういう考えになったんだろう”って、役について考えるようになったので、演技を離れても出会う人やお話をする人に対して会話の中で掘り下げていきたいと思うようになりましたし、人に対して理解が深まるのが楽しいです。それをまたどう表現しようって考えることも楽しいので。自分じゃない人を演じられること、その人について考えていけることが魅力だと思います」

立石晴香
そんな晴香ちゃん。今後の目標は?
「私という人を通して、誰かを元気にしたり背中を押せるように、わたし自身も成長していきたいです。そのためにもいろんなお仕事をこなして、いいお仕事を生み出せるように頑張りたいです」
夢を一つずつ形にしている真っ最中ですね。ちなみに、夢を叶えるために必要なことは何だと思いますか?
「強い意志を持つことと信じて続けること。それと楽しんで日々を過ごしてもらいたいなと思います。私も紆余曲折あって、一度は芸能界を離れてしまったんですが、それでも根本にある、“自分が頑張ることで誰かの力になりたい”という想いは折れることがなかったので、その時間も必要だったと思うんです。夢を叶えるためにはいろんな方法があるので、それも心に刻んでいてもらいたいです」

立石晴香
では最後に、『Deview/デビュー』読者へメッセージを。
「常にアンテナを張っていてもらいたいです。人を観察するのもそうですし、伝えたいことを汲み取ることだったり、アンテナを張って考えることが大切だと思います。会話が出来ることはお芝居にも表現にも大切なこと。それがヒットを打つのに大切だと思いますし、小さな積み重ねも自分の糧になると思います」

インタビュー・終

撮影/coto 取材・文/えびさわなち

Profile

立石晴香
たていし・はるか●1994年9月28日生まれ、大阪府出身。ヒラタオフィス所属。2007年『ニコラモデルオーディション』でグランプリを受賞し芸能界デビュー。2011年に同誌専属モデルを卒業ののち、『Seventeen』専属モデルとして活躍。2013年に専属モデル卒業&引退。2016年2月『動物戦隊ジュウオウジャー』にて活動を再開。Shout it Out『青春のすべて』ミュージックビデオに出演。

INFORMATION

『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』
『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』
劇場版「ゴースト・ジュウオウジャー」製作委員会
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
(C)2016 テレビ朝日・東映AG・東映

『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』
『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』
8月6日(土)全国ロードショー

変身せよ、ゴースト! 力を合わせろ、ジュウオウジャー!この星の未来のため、輝く生命を守り抜け!! 命、燃やすぜ!
歴史上の英雄たちと心をシンクロさせ、人々の思いを未来へとつなげるために激しい戦いを繰り広げている仮面ライダーゴースト。
本能覚醒!
地球で暮らす、すべての生命を守るため、動物が持つ野性のパワーを駆使して宇宙からの侵略者と戦う動物戦隊ジュウオウジャー。
2016年、夏。日本が世界に誇る2大ヒーローシリーズの最新劇場版がやって来る。生誕45周年の“仮面ライダー”、そして通算40作を迎えた“スーパー戦隊”。ここに、記念すべき<スーパーヒーローイヤー>に贈る、ヒーローたちの熱き戦いを見逃すな!

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