高橋紗妃 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「高橋紗妃」

2017/09/04

今まではアクションができるということで、作品に呼んでいただいたことも多いんですけど、今回、そうでない役をいただいて嬉しいですね!

高橋紗妃

ヒラタオフィスの新人部、フラッシュアップに所属する高橋紗妃さん。多次元プロジェクト『ノブナガ・ザ・フール』ゴウ役や、映画『暗殺教室』岡野ひなた役などで注目され、9月5日、6日に中野サンプラザにて公演の人気RPG舞台化「テイルズ オブ ザ ステージ『最後の預言』」でイオン役を演じるなど、女優、そして声優としても活躍する高橋さんに話を聞いた。


高橋紗妃
現在(8月中旬)はテイルズの稽古が佳境だと思いますが、稽古場の雰囲気は?
「すごく楽しいです! 6月の横浜アリーナ公演(テイルズ オブ フェスティバル2017『テイルズ オブ ザ ステージ』のときに1ヵ月くらいみんなで稽古をしていて “また会おうね!”とバイバイしてから今に至るので、気持ちは繋がったままで、稽古場に来れているし、雰囲気はとてもいいです」
高橋さんはアクションや殺陣が得意だそうですが、この舞台でも?
「この作品では私は守ってもらう役なので、自分で戦うというよりは、私を専属で守ってくれている役の方々がいて、“危ない!”って彼らの後ろに下がったり、ずっと逃げてます(笑)」
自分も殺陣をやりたいとは思いませんか?
「殺陣がすごく楽しそうだなって思うんですけど、いただいた役割を楽しくやらせてもらっています。今まではアクションができるということで、作品に呼んでいただいたことも多いんですけど、アクションをしない役をいただいて、出演できるのも嬉しいですね。一方で動く役が来たときには動けるようにしておきたいとは思っています。」
二段蹴りやロンダートは実際、オーディションで役に立ったんですよね? 常にトレーニングはしているんですか?
「稽古場で一緒に筋トレをやっています。言い方は悪いですけど“筋肉バカ”みたいな男の子たちも結構いっぱいいるので、稽古場で自然と筋トレ部みたいなのが出来るんです(笑)。そういう方たちは、鍛え方も知っているし、新体操や殺陣を専門にやってらっしゃる方もいるので、私もトレーニングを見ながら真似したりしています」
高橋紗妃
演じる役どころや見どころを教えていただいてもいいですか?
「今回上演するのは『テイルズ オブ シリーズ』の『ジ・アビス』で、その世界のなかで重要な役割を担うイオン役を演じさせていただいています。男の子役は初挑戦なので頑張りどころなんですけど、中性的な役で、元気ということじゃなく静かで、様々な宿命を背負わされて生まれてきた子なので、そういうところを丁寧に演じたいと思っています。前回の公演での伏線も回収されて完結するので、横浜アリーナの公演を見に来てくださった方にも、評判を聞いて観に行きたいと思ってくださった方にも、もちろん楽しんでいただけるようになっています」
男の子の役を演じるときは声も変えますよね。
「落としますね。こういうインタビューのときは上がっちゃうんですけど、芝居のときには地声に近いもう少し低めの声を使います」
そういうときには声優の経験も活きますか?
「初めて声優のお仕事をいただいたときは、アニメは好きだったんですけど、職業として意識したことがなかったので、台本の読み方もわかっていませんでした。現場で先輩方からすごくたくさん学ばせていただきました。例えば、普段フラットで話していらっしゃる声と、芝居に入ったときでは厚さも違いますし、現場で観たことや聴いたことを思い出して、自分なりに研究しました。あとは、声優オーディションの番組に出演して学ばせていただく機会があったので、そこで教えていただいたことは大きかったですね」

高橋紗妃
今後、声優として男の子役が来るかもしれないですね。
「演じることができたら嬉しいですね。昔から少年漫画が大好きで、少年役には憧れがあります。父親が少年ジャンプを持ち帰ってきてくれていたので特にジャンプが大好きで、舞台の『NARUTO』に出たときも、“ジャンプに載ってる!”ってすごい嬉しくて、まだ取ってあります。アニメも父や姉の影響で『シャーマンキング』や『鋼の錬金術師』好きで。初めて知った声優さんが朴ろ美さんなんですね。だからいつか男の子の声をやってみたいと思っています」
元々女優を目指したきっかけは?
「小さいときは木登りしたり、外で鬼ごっこしたりすると、本を読むのが好きな子供で、おままごとが苦手だったんですよ。なんで役者をやりたいと思ったかといえば、ドラマの『女王の教室』を観たことがきっかけです。よる9時過ぎに起きてても怒られなくなって、ドラマを観るようになったのが小学校4、5年ぐらいで。志田未来さんはほぼ同世代だったので、女優という仕事があるんだと思ったのと、内容も衝撃的だったので“いいなぁ”ってすごく記憶に残ったみたいで。中学校を卒業するときに、何をやりたいかを考えたときに、役者をやりたい! ドラマに出たい!って思ったんです」

高橋紗妃
高校では芸術系の専修学校に進学しましたが、そこで学んだことは?
「演技の基礎も特技もないのでは、どこにいっても通用しないと思って、武器を作りたいと思ったんです。でもあまりお芝居は勉強しなくて、ダンス系の同級生が多かったので、ヒップホップなどのダンスを楽しみました。すごく真面目に通っていたので、先生にも卒業するときに“成長したね”って言ってもらえて。殺陣もその高校で基礎を3年間かけて学びました。そこで初めて木刀を持たせてもらったんですが、少しでも基礎があってほうが、いただいた振りをすぐに入れられて、その先の演技に繋げることができるので、現場に入って、基礎がすごく活きてるなって感じました」
これまでの活動でターニングポイントになった作品は?
「『ノブナガ・ザ・フール』がメディアに出る初めてのお仕事でした。それまでなんとなく舞台は敬遠していたんですが、やってみたらすごく楽しくて。舞台経験が豊富な方が引っ張ってくださったし、殺陣の指導など、全部その道のプロがいる。それが純粋にすごいって感じたんです。あと、舞台が始まったら、ずっとその役で生き続けることや、自分が中心ではないシーンでも、舞台の上では常にお客さんの視線を意識しないといけないということなど、これがお芝居なんだなって」
舞台の楽しさを知るきっかけになったと。
「舞台の面白さもそうなんですが、この作品をきっかけに声優をやらせていただきましたし、舞台の主題歌も3人で一緒に歌わせていただきました。いずれも初めてだったので、全部新鮮で、楽しかったです。こういうことがやりたい、こういう技術を身につけたい、これが今足りてないんだっていうことを、全部気付けたのがこの作品だったと思います」

高橋紗妃
現在所属しているヒラタオフィスの新人部・フラッシュアップはどんなところですか?
「様々なことを話し合って、やりたいことを丁寧に聞いてくれて、どうすればいいかを明確に提示して、そのための道を作ってくれます。声優から役者まで、いろんなジャンルの方が所属しているからこそ、幅広いお仕事のチャンスやお話がありますし、オーディションで同じ事務所の人に会うこともあって、それも刺激になります。ただライバルなので、負けちゃいけないと思ってます(笑)」
スタッフの方からはどんなサポートを受けていますか?
「先日もオーディションのお話しをいただいたときに、一度お芝居を観ていただいて、全体的なアドバイスをもらって、作り直しました。映像、舞台、声優と、それぞれの部門を得意とするスタッフさん達がいて、アドバイスがいただけるのがありがたいです。自分一人で考えるよりも、自信を持って出せるものに繋がると思うので」
女優として普段心がけていることは。
「お仕事の間が空いたりするときは、レッスンに通ったりします。舞台で知り合った方の、アクションやダンスの教室とか、共演の方にボイストレーニングのお勧めを聞いて、行ってみたりします。あとはひたすら本を読んでます。小説から映像化されるものも多いので、自分だったらこういうふうに演じたいなって思いながら」
女優としての今後の目標は?
「舞台を好きになれたので、やりたいと思っていたドラマのお仕事がしたいです!親には“ドラマに出たい”って言って、この道に進むことを許してもらったので、映像作品で活躍している姿を見せたいです!」

高橋紗妃
これから女優、俳優を目指す人にアドバイスをいただけますか?
「この業界に入って、『無駄なことがない』って本当なんだなって思いました。元々自分がやりたかったジャンルとは違うジャンルでも、その後に活きていることがたくさんあるので。だからちょっとでも興味があったら、やってみることは大切だなって思います。そして、やりたいことは曲げちゃいけないし、迷っちゃいけないと思っています。この仕事をやりたいっていう最終的な目標をブレさせてしまうと、いろんなことが追いついていかなくなると思いますので、真っすぐに前進していけるよう私も頑張っています!」

インタビュー・終
撮影/厚地健太郎

Profile

高橋紗妃
たかはし・さき●1995年7月30日生まれ、埼玉県出身。趣味は読書、アニメ、歌、ベース、家計簿。特技は殺陣、アクション、ヒップホップ、ロンダート、二段蹴り。出演作品に舞台『薄桜鬼SSL THE STAGE〜sweet school life〜 ROUTE 斎藤一』(ヒロイン・雪村千鶴役)「『甲鉄城のカバネリ』脱出ゲーム」(ヒロイン・無名役)、舞台『地獄少女』きくり役、舞台『NARUTO-ナルト-』(日向ヒナタ役)、映画『暗殺教室』(岡野ひなた役)ほか。舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -最後の預言(ラストスコア)-』が9月5日(火)・9月6日(水) 中野サンプラザにて上演。

http://to-stage.tales-ch.jp/

INFORMATION

現在募集中『ヒラタオフィス全国新人オーディション』

宮アあおい、多部未華子、松岡茉優、長谷川博己、工藤夕貴ら実力派俳優たちが所属するヒラタオフィスが、全国から可能性ある新人を募集中。このオーディションからは、ヒラタオフィスに即所属となり、現在、各方面で活躍中の小松未可子や二宮慶多など、多くの新人タレントを輩出している。 また、今回インタビューで話を聞いた、高橋紗妃さんや 平成30年度前期連続テレビ『半分、青い。』ヒロイン楡野鈴愛の弟、楡野草太役にて出演が決定した上村海成くんなど、新人部にて着実なキャリアを積んだり、2017年10月よりTOKYO MXにて放送開始のTVアニメ『干物妹!うまるちゃんR』本場切絵役、『セントールの悩み』名楽羌子役の白石晴香さん、広告、ドラマ、映画等で活躍中の石塚かえでさんや鈴木球予さんなど、そこでの活躍、成長を経て、ヒラタオフィスへ移籍する人も多数。可能性のある新人を、それぞれの状況やレベルに合わせ、柔軟なスタンスで育成・プロモートしていく。

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