谷村美月 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「谷村美月」

2009/04/10

初着ぐるみが猫とは! 帽子が蒸れてかゆかったです(笑)

谷村美月
ドラマ『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)や映画『おろち』など、幅広いジャンルで活躍する谷村美月ちゃんが登場! 4月13日から配信される「au」オリジナルケータイドラマ『ロス:タイム:ライフ』の第1弾“猫編”に主演する彼女に、撮影秘話を直撃。さらに高校を卒業し、東京で一人暮らしを始めた心境などもたっぷり聞いたよ!



谷村美月

Q 『ロス:タイム:ライフ』に出演すると聞いた時、どう思った?

「連続ドラマ版を実際にテレビの前で何度か観ていたので、その世界観に入れるんだなって思うと単純にうれしかったです。でも私の演じる役が“ヤンキーに憧れている猫”って聞いて“ええっ!?”って(笑)」

Q 思いもつかない役どころだよね。

「ビックリしました。猫の動きは、撮影に入る前に猫のしぐさを集めたDVDをいただいて勉強できたんですけど、ヤンキーは未知の世界なので、聞いたことがないセリフが多くて。“ヤキ入れんぞ”とか(笑)。慣れないセリフに動揺してしまって“最低の残飯(ざんぱん)野郎だ!”と言うことろを“ザンメシ野郎だ!”って言い間違えちゃったり(笑)。あと、携帯電話で観るドラマは映画やテレビとは違って画面が小さいので、なるべく動きや声を大きくするように心がけました」

Q 実際に猫にふん装した感想は?

「まさか初着ぐるみが猫とは(笑)。でも動きにくさは全くなくて、支障なくお芝居することが出来ました。ただ暖かい日に撮影したので、猫の帽子が蒸れて頭がかゆくなってしまって……。撮影期間が短くて良かったなって思いました(笑)。その格好で飛んだり走ったりもしたので、汗ダラダラでしたね」

谷村美月

『ロス:タイム:ライフ』猫篇の
メイキングより。

Q このシリーズは、カウントダウンの始まった人生のロスタイムをどう過ごすかという物語。だから、主人公と審判員たちの全力疾走シーンもつきもの(笑)。

「走るシーンは最終日にまとめて撮ったんですけど、私は意外に平気で、審判の方がやたらゼエゼエしていました。“意外に早いんだね”って(笑)。着ぐるみで耳が隠れるから外の声が分かりづらい状態で、“カット”がかかっても気付かずひたすら走っていたら、審判の方がヘロヘロになりながら“カット!カット!カット!”って私の肩を掴んで教えてくれて。それがとても面白かったです(笑)。撮影期間が3日間でハードだったけど、そういう楽しさもあったので乗り越えられたのかなって思います(笑)」

Q ドラマにしても『必殺仕事人2009』(テレビ朝日系)のほか、先月までは『メイちゃんの執事』にも出演。これまでも本当にいろんな作品に出ているけど、演技の切り替えは大変じゃない?

「“あれ、こんなにやってたんだ!”って自分でもビックリします(笑)。ただ同時に違う作品を撮っていても、自然に役の切り替えはできていたんですよね。でも『メイちゃん』と『必殺』は同じ関西弁でキャラクターも似ていたので、この時ほど、同じような芝居になるんじゃないかと恐れたことはありませんでした。『必殺』の現場に行って関西弁で話してるときに“あれ? 今ちょっと(『メイちゃん』の)多美のような口調だな”って気付いたことがあって。芝居よりも直さなきゃという方に意識がいっていましたね」

Q 4月12日に放送される『ホームレス中学生2』(フジテレビ系、夜9時〜)では、田村家の長男(田中 圭)の恋人・奈央役で、また違った雰囲気の女のコを演じているよね。

「ごく普通の、いちずな女子大生役だったんですけど、本当にそういう自然なお芝居ほど難しいものはないと思うんですよね。自分の普段の気持ちで演じればいいのかもしれないんですけど、だからこそ引き出せないところがあったりとか。前までは単純に“お芝居しよう”と思っていたのが、今は本当にそういう人がいるように見えないといけないなあと思うようになって、リアルな部分を追求するようになりました」

Q 美月ちゃんにとって“芝居”とは、どういうもの?

「正解がないもの、ですかね。ある人が“この人上手”って言ってくれても、また違う人が見たら“あの人の芝居はちょっと…”って思うかもしれないですよね。それから最近は皆さんと作っているという一体感を忘れたくないと思うようになりました。ほかの役者さんがインタビューで“現場の雰囲気を意識した”って言われているのを見ると、すごいなって思うんですよね。私はまだ現場で自分の演技のことしか考えられていなくて。『ホームレス』で共演した田中さんもそうだったんですけど、“みんな行きますよ!”ってノリで、すごく現場を盛り上げてくださるんです。そういう部分もこれからお芝居をしていく上で必要だなと思います」

Q これからどういう女優になっていきたい?

「どの人に対しても身近な人でいたいですね。芸能人としての遠い存在ではなくて、むしろ本当に一般的な感覚で。地元に戻っても“変わらないね”って言われるような人でいたいなと常に思います。地元に帰った時に友達とのズレがあったら、寂しいじゃないですか」

PART2につづく…

Text/松木智恵(日刊編集センター)
【Profile】たにむらみつき●1990年6月18日生まれ。2002年にドラマ『まんてん』(NHK)で女優デビュー。現在はドラマ『必殺仕事人2009』(テレビ朝日系毎週水曜午後9時〜)に出演中、ミステリー番組『探偵Xからの挑戦状!』(NHK)のナビゲーターも務める。また映画『海の上の君は、いつも笑顔。』『おと・な・り』が5月に公開予定。「au」オリジナルドラマ『ロス:タイム:ライフ』(猫編)は、4月6日に予告&メーキング、13日から本編スタート。5月4日まで毎週月曜日配信。(ホリエージェンシー所属)

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