WAZZ UP | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「WAZZ UP」

2014/08/01

「一度聴いていただければ、後悔はさせないと思います!」

WAZZ UP

音楽クリエイターとしても活躍する韓国出身のJUNEとその世界観を体現するkyo-heyとsheepからなるボーカル・ラップグループのWAZZ UP。この度2枚目となるアルバムが完成!! 多彩な曲を作るWAZZ UPのこれまでと、ニューアルバムについてインタビュー☆




JUNE

JUNE

アーティストになろうと思ったきっかけを教えてください。
JUNE「僕、昔は実は音痴だったんです(笑)。中学校の時、友達の誕生日パーティーで初めてカラオケに行って洋楽を歌ったんですけど、友達たちに『すごい下手くそ!』って言われて悔しい想いをして。しかも当時好きだったひとつ年上の女の人に真顔で『歌わない方がいいんじゃない?』って言われて。残酷ですよね。悪魔か!と(笑)。それで見返してやりたいという気持ちもあって歌をやり始めて、毎日練習していました。その時、僕はバスケをやっていたんですけど、寝る→バスケ→食べる→歌というサイクルで毎日を過ごしていました」
その後、韓国で歌を披露する番組に出たんですよね。
JUNE「そうです。でもそれは友達が勝手に番組に応募していたんですよ。番組に出演するためのオーディションがあって、歌ってみたら出演できることになって。それがきっかけで事務所も決まって、でも歌手になろうとはまだ思っていなかったです(笑)」
kyo-heyさんは?
kyo-hey「僕は滋賀県出身で、高校を卒業する時に上京する口実として親に芸能人になりたいって言ったんです。ただ、そういう夢を持ってはいても実際に自分が芸能人になれるとは思っていなかったので、ずっと普通に働いていたんですよ。そんな時にJUNEに出会って、共通の友達が多かったこともあって一緒に遊ぶようになったんです。もともと僕は歌うのも楽器に触るのも大好きだったこともあって、『一緒に音楽をやってみないか』とJUNEから誘われたことがきっかけでした。まさか本当に自分がミュージシャンになるとは思っていなかったですね。だから、音楽を作る楽しみや、ステージに立つ面白さとか感動は、自分がそういう立場になった後に改めて知りました」
JUNEさんがkyo-heyさんを誘ったのは、どんな楽曲をいいと思うかという音楽的なセンスが似ていたからなんですか。
JUNE「いえ、直感です! 僕は基本的にフィーリングで生きているんで(笑)。僕、自分に似ている人は意外と苦手だったりするんですよね。でもkyo-heyに初めて会った時は、ちょっとだけ自分と似ている部分があるかもとは思ったんです。さらにkyo-heyは何だか気張っていたから、気になってあの子は何をやっているの?って周りに聞いたんです。kyo-heyも俺のこと、何、あの子?って思っていたでしょ?」
kyo-hey「思ってないよ!(笑)JUNEのことは音楽をやっているのも聞いていたから、最初から僕はJUNEを芸能人だと思って、自分から気軽に仲良くなろうなんて全然していなかったし。ただしゃべらなかっただけだよ」
JUNE「え、それ今知ったよ(笑)。僕はkyo-heyは近寄りがたい人かなって思ってたんだけど。でも何かのきっかけでしゃべるようになってからは本当に仲良くなってカラオケに一緒に行ったりもしたよね。kyo-heyには僕が持っていないもの、僕とは全然違うものを感じて惹かれたから、フィーリングで声をかけた感じです」



kyo-hey

kyo-hey

JUNEさんに誘われて、即決で返答したんですか?
kyo-hey「正直、JUNEの誘いを受けるかすっごく悩んだんですよ。とりあえず考えさせてくれって、会社を辞めて1ヵ月間、地元に帰りました。向こうでのんびり暮らして、その間、音楽活動のことを考えようと思っていたんですけど、答えを出せないまま東京に戻ってきて。でも夜、ひとりで道を歩いている時に、ふと“やっぱりやろう!”と思いたって、すぐJUNEに電話して『やる! 明日からやろう!』って言いました」
その1ヵ月の間、JUNEさんはどんな気持ちで?
JUNE「1度だけ『連絡ちょうだいね』ってメールはしましたけど、悩んでいる人にあれこれ説得してもいい方向に持っていける気がしなくて、普通に待っていました」
kyo-heyさんは人前に立つっていうのは、まったく未経験ですよね。初ライブのことって覚えています?
kyo-hey「すっごい緊張しました」
JUNE「僕はそんな死にそうになってるkyo-heyを見て爆笑していました(笑)」
kyo-hey「初ライブが赤坂BLITZで、いろいろなアーティストが集まるイベントだったんです。アーティストの方たちって髪型もファッションも奇抜な方が多いじゃないですか。そんな人たちが集まっている楽屋に、普通に暮らしてきた僕がぽんと入って、まず、その楽屋の光景にビックリして、緊張感が増しちゃったんですよ。『やべー、ついていけねー』って(笑)。頭真っ白になってしまってステージ上での記憶がほとんどないから、成功したか失敗したかも覚えていないです」
今までの活動で一番印象に残っていることは?
JUNE「WAZZ UPとしての初ライブですね。ライブをやる前は『やってみよう』という感覚だったけど、終わってから手応えというか、イケるという自信を持てたし、これからやらなくちゃいけない課題も見えてきたんです。kyo-heyは初ライブを覚えてないって言っていましたけど(笑)、僕は鮮明に覚えていますよ。ステージ上でのkyo-heyは登山して頂上にたどり着いた直後みたいな顔で、レザージャケットから染み出るくらいの勢いで大汗をかいていました。kyo-hey、頑張ってるなーって思ってた」
kyo-hey「僕はいろいろあるけど……」
JUNE「わんこそばは? 去年、ライブで全国を回って、盛岡にも行ったんです。そこでわんこそばをすごいいっぱい食べて」
kyo-hey「美味しかったし楽しかったけど、わんこそばの思い出じゃダメでしょ(笑)。僕はファーストアルバムのレコーディングで、JUNEとケンカしたことかな」
JUNE「ああ、したね! 僕、そこそこの早口なんですけど、レコーディングの時に、バーッといろいろ言ったら、kyo-heyから猛アタックの反撃がきて『なんやねん!』ってキレられて。言い返されると思ってもいなかったので、逆に僕がめちゃめちゃビックリしちゃって。その後はすごい噛みまくりでした(笑)」
kyo-hey「そんなキレてないって(笑)」
JUNE

JUNE

原因は何だったんですか?
JUNE「求めているレベルがお互い高いんですけど、そのレベルにたどり着くまでにはやっぱり時間をかけないといけないし、何度も何度もレコーディングしていたこともあって、イライラしていたり、相手を理解する気持ちが欠けていた部分もあったんですよね。今はお互いの気持ちとかテンションとかわかっているんですけど、その頃は音楽に関して探り探りやっていたし、迷いがあってディスカッションも多かったんです」
kyo-hey「僕たちは、プロデュースもディレクションも全部をJUNEがやっていて、レコーディング時には基本的にメンバーしかいないんですよ。メンバーだけの空間だから遠慮がなくなるっていうのもあったよね」
JUNE「今はkyo-heyをもっと理解してるよ!(笑)」
kyo-hey「同い年だしね」
JUNE「でもその日の夜に飲みに行って、すぐ仲直りしました」
お互い「ごめんね」って言い合って?
JUNE「そうですね……って、なんか気持ち悪いな〜(笑)」
kyo-hey「ホントに。この話、ケンカしましたでやめましょう(笑)」
そんな風にいろいろ意見をぶつけ合って、よりお互いが知れた今。完成したニューアルバム『YEAH』はどんな感じなんでしょう。特に個人的なオススメ曲ってありますか。
kyo-hey「思い入れとしては、自分で作詞した『TIME』という曲です。人って常に何かに挑戦していると思うんですよ。例えば部活をやっていたらレギュラーになりたいとか、大人でも仕事や将来のことで夢や希望を追いかけたり。でも壁にぶつかって挫折した時に、それでもまた頑張れるかという、対自分との葛藤をギュッと凝縮しているんです。夢を追いかけながらも迷いがある人にぜひ聴いてほしいですね。JUNEが作ったメロディもすごくいいです」
JUNE「僕は全曲オススメしたいんですけど、思い入れがある曲ということで言えば、シングルカットされた『Sexy Beach Party Yes!!』。ライブでも、こんなにみんなが楽しく盛り上がっている様子をそれまで見たことがなかったし、一体感がすごかったんです。この曲を作って良かったなという気持ちにさせてくれましたし、僕たちがこれから何をするべきか、アーティストとしての方向性も見えてきました」


kyo-hey

kyo-hey

レコーディングでの思い出ってありますか。
JUNE「すごく時間がかかったのは『The Thing About You』という曲。この曲は、イギリスのバンドLet Looseのリッチー・ワーマーリングが、僕たちの曲を聴いて『この曲、良ければ歌わない?』と提供してくれたんです。Let Looseは90年代にUKチャートで何週も連続で入ったりしていて、すごいバンドだったので嬉しかったですね。レコーディングしたものをリッチーにも聴いてもらって、その後もアレンジや構成、修正にすごく時間がかかったし、レコーディングも何度も何度もしました」
今後、挑戦したいことを教えてください。
JUNE「諦めずにやり続けることが大切だと思うので、何年経っても、たくさんのファンの前でWAZZ UPとして歌っていきたい。どんな場所でやるかということではなく、ちゃんと自分たちの音楽を届けられる場所にいて、やり続けることが大切だと感じています」
kyo-hey「具体的ではないんですけど、僕たちはお互いが納得してアルバムの収録曲を決めているんですね。他のアーティストが僕たちが作った音楽をカッコイイと言ってくれるんですけど、ポップでキャッチーな曲にするのか、それとも攻めていくのかとか、どんな曲がカッコイイのか、そこを見極める目や選択眼はブレていないし自信がある。だからそういう感覚をずっと持ち続けていきたいなと思っています。今はJUNEがトラックを作っていますけど、僕ももっともっと勉強してクリエイトな部分に今以上に関わって、それでファンをどんどん増やしていきたいということがチャレンジかな」
では最後に、アルバムの聴きどころを。
JUNE「今回のアルバムはどんなときに聴いても、タイトル通り『YEAH』っていう言葉が出るような楽しいアルバムになっているので。音楽が好きな方、盛り上がってみたい方にとくに聴いていただきたいです。後悔はさせないと思います!」
kyo-hey「聴いていただければ1曲は好きな曲があると思います! 絶対後悔しない自信があるので、ぜひ一度聴いてもらいたいです。iTuneでも買えますので、ぜひ!!」

インタビュー・終
撮影/草刈雅之 取材・文/熊谷真由子


Profile

わずあっぷ●JUNE(Vo)、kyo-hey(Vocal&Rap)、sheep(Rap)からなる2011年9月に結成されたヴォーカル・ラップ・グループ。黒木メイサ、w-inds.の楽曲プロデュースをはじめ、橘慶太ソロや多数の著名アーティストへの楽曲提供も手掛けるJUNEの楽曲センスにkyo-hey、sheepの世界観を体現する歌唱力、パフォーマンス力でファンを魅了。
JUNE(ジューン)●1987年1月2日生まれ、韓国・ソウル出身。
kyo-hey(キョーヘイ)●1986年8月18日生まれ、滋賀県出身。
※sheepは現在療養中

INFORMATION

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2ndフルアルバム『YEAH』
8月6日発売/2,700円(税込)/SDR

2ndアルバム『YEAH』
8月6日発売

シングルカットされた『Sexy Beach Party Yes!!』、『KIMI・GA・SUKI』、『Christmas Time Again feat.K』を含む12曲が収録された、2枚目となるアルバムが完成。アルバムタイトルにもなっている『YEAH』をはじめ、ライブで大好評のあの曲も音源化された、夏にぴったりなアッパーチューンがそろい踏み!さらに、You Tubeで配信して大好評の『Sexy Beach Party Yes!!』のリリックビデオ、デビューから今迄の軌跡を追ったオフショット映像を収録したDVD付きの豪華盤。

INFORMATION

『WAZZ UP サマーパーティー2014』開催!
8月24日/東京・南青山Future SEVEN

今夏必聴のニューアルバム『YEAH』を引っさげたサマーパーティーが決定! さらに1部には注目のK-POPグループ「BIGSTAR」がゲストアーティストとして緊急出演!!盛り上がり必至の激熱パーティーをお見逃しなく!
▼日程
8月24日(日)
▼会場
Future SEVEN
(東京都港区南青山6-10-12フェイス南青山1F)
http://future7.jp/

▼時間
1部
open 11:30 / start 12:00

2部
open 15:30 / start 16:00
※セットリストは各回異なります。
※2部へのBIGSTARの出演はございません

チケット購入詳細はWAZZ UPオフィシャルサイトへ!
オフィシャルサイト
http://official.stardust.co.jp/wazzup/

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