佐藤大樹 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「佐藤大樹」

2017/05/24

「衣裳を着て武器(アーマ)を持ったとき、テンションが上がって、男の子の本能が騒ぎました(笑)」

佐藤大樹

漫画・アニメ・ゲームなどを原作とした“2.5次元舞台”が人気沸騰中のなか、舞台版の上演を皮切りに、アニメをはじめとするメディアミックスを展開していく、前代未聞の“逆2.5次元”プロジェクト作品「錆色のアーマ」。増田俊樹とともにW主演を務める佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)に、初主演を務める意気込みなどをインタビュー。

佐藤大樹
舞台から始まり、その後アニメ化などのメディアミックス展開をしていく前代未聞のプロジェクト「錆色のアーマ」。出演が決まったときの率直な感想は?
「2.5次元舞台というもの自体、今まで自分が関わったことのないジャンルのお仕事でしたし、しかも“逆2.5次元”という新プロジェクトの第1弾(舞台版)のW主演を任されるということで、“本当に僕でいいのかな?”という不安も少しありました。でも、久々の舞台ですし、初主演ということで、すごく嬉しかったです。この話を聞いたときは、一瞬耳を疑いましたけど、“よっしゃー!!”って思いました」
“逆2.5次元”という新しい展開については、どんな印象を受けましたか?
「今まであるようでなかったなと思ったのと、この作品がアニメ化されていくっていうことは、舞台で僕らが演じるものがモデルとなってアニメ化されるので、世の中に誇れるなって思いました。けっこう自分の周りでもアニメや漫画好きの人が多いので、自慢してやろうかなと(笑)。それと、きっとこれに続くいろんなプロジェクトが、今後出てくるんだろうなとも思いましたね」
本作は、戦乱の世を舞台に、天下統一を夢見た男たちが、企み、惹かれ合い、裏切り、葛藤するそれぞれの生き様を描いた完全オリジナルストーリーということですが、台本を読んでどんな点に魅力を感じましたか?
「台本を読む前は、戦国時代の物語だし、少し堅いイメージがあったんですが、読んでみるとまったくそんなことはなくて。ファンタジーの要素もありつつ、登場人物の口調も現代の人たちの話し方に近かったり、歴史をあまり知らない人でもわかりやすい作品だなって思いました。それに、今回はお芝居のほかに、殺陣もあって、歌もあって、さらには映像とのリンクもあって、いろんな要素が盛りだくさんで、きっと観ていてあっという間に感じるような、面白い舞台になると感じましたし、そこはこの舞台のみどころだと思います」
佐藤大樹
孫一(まごいち)と織田信長の関係性も注目ポイントですよね。
「そうですね。ストーリー上で面白いなと思ったのは、やっぱり孫一と信長の関係性。最初は対立しあっていているんですが、その後、孫一は信長に才能を買われ侍従となる。でも、実はお互い本当の目的があって近づいていて。そんな中でお互い手の内を明かさずに会話するシーンとかもたくさんあるんですけど、その一言一言に実はすごく意味が含まれていたりするんです。そして、その裏にはもう一人の存在があったり、最後には大どんでん返しの展開があったり、裏切りも何度もあるストーリーなので、人間関係の乱れ具合は注目ポイントです」
演じる孫一についての印象は? どんな人物像だと捉えていますか。
「孫一はきっとすごく不器用なんだろうなと。誰よりも情に厚くて、仲間想いで、感情的に動くタイプ。でも、繊細な部分もあって、傷つきやすかったりもする人物でもあり、過去のある恨みに関しては、心の中でずっと抱えていて、ある目的に向かってずっと突っ走っていて、見ている人が応援したくなるようなキャラクターなのかなと思います。雑賀衆のみんなに『御頭』って慕われているけど、それは“この人がすごいからついていこう”っていうのではなくて、どこか“孫一を応援したい、支えたい”という気持ちでついてきてくれているのかなと思っていて。なので、観ている人も自分が雑賀衆に入った気持ちになれるような、そんな孫一を演じられればいいなと思っています」
公開されたメインビジュアルでは、それぞれアーマ(武器)を手にした、カッコイイ姿が披露されました。扮装してみていかがでしたか?
「それぞれみんな武器があるんですが、今回オリジナルで作っていただいて。衣裳もそうですが、武器を持ったときにかなりテンションが上がりました。カラーコンタクトやカツラとか、今までやったことないことばかりだったので、これは燃えるな!と。男の子の本能が騒ぎましたね(笑)」

佐藤大樹
初主演もそうですが、今回は初挑戦なことも多いですよね。
「4年ぶりの舞台ですし、初主演に加えて、歌や殺陣があったりと、確かに初挑戦となることがすごく多くて、今は不安なことも多いですが、殺陣は特に楽しみです。どういう風にこの武器を扱ってアクションすることになるのか、映像とのリンクもあるので、見どころがたくさんある孫一になるんじゃないかなと思っています」
W主演を務める、織田信長役の増田俊樹さんの印象は?
「初めてお会いしたのが、ビジュアル撮影のときだったんですが、信長にぴったりな人だなと思ったのと同時に、いい意味で自分とは真逆にいる人だなって思いました。きっとご自身のことを客観的に見ていて、自分はこういう立ち位置だからこういう振る舞いをするっていうことをわかってらっしゃる方なんだろうなと。物静かで無口なんだけど、心の中でしっかりと野望を持っている…みたいな。そんなところが、この作品の信長にピッタリだなと思いました」
初めて会ったときに何かお話はされました?
「増田さんも5年ぶりの舞台出演ということで、自分とも近い部分があって、お互い『不安だよね』という話をしつつ、『でも、この新しいプロジェクトを任されたW主演の2人だから、そこは物怖じせずにお互い頑張ろう』という話をしました。それと、『舞台上で信長と孫一は関わる機会が多いけど、お互い対立している間柄でもあるから、稽古場では、本番に説得力が出るようにそれを考えながら動こう』というような話もしました」

佐藤大樹
佐藤くん自身は、4年ぶりの舞台ということで、この舞台で楽しみにしていることは?
「僕にとっては初の2.5次元作品で、これまでは芝居だけのストレート舞台しかやったことなかったので、芝居に、歌とダンス、殺陣などが入ったときに、どんな化学反応が起きるんだろうという楽しみがあります。それと、普段のライブでは映像を使う演出もたくさんあるんですが、舞台では初めての経験なので、映像とのリンクもどうなるのか楽しみです」
4年の間、EXILEへの加入など、本当に様々な経験を積まれてきていますよね。
「いろいろな作品を経験してきましたが、実はLDH関連のドラマや映画が多かったので、言ってしまえば、これまでは気心の知れたメンバーの中でやっていたんですよね。でも、今回はまったく違う畑から集まってきた人たちの中で、しかも主演を張るということなので、これまでの俳優活動で培ってきたことや、グループ活動で培ってきたものを生かして、相乗効果が生まれるように、とにかく一生懸命やるしかないなという想いです」
キャスト方々も様々なジャンルで活躍されている方が集結されていますが、EXILEやFANTASTICSファンの方をはじめ、観に来るお客様もいろんなジャンルのファンの方々がこの舞台を楽しみにしていると思います。
「そうですね。2.5次元舞台という作品のファンの方や、声優、俳優の方々のファンのみなさんもすごく多いと思うので、そういう人たちに自分を知ってもらえるチャンスだとも思っています。そういう方々が、今回の舞台で僕を観て、EXILEやFANTASTICSというグループに興味を持ってもらえたら、また新しい道が開けるんじゃないかなって思っています」

佐藤大樹
佐藤くんは、何か新しいことに挑戦するとき、躊躇することなくいけるタイプ?
「わりとパッといけるタイプです。上手くやろうとせずに、失敗してもいいから、とにかく食らいつこう!という感じ。今回も歌に挑戦しますが、歌をやるということが決まってからは、早くボイトレしたい!と思って、稽古前に自主的にボイトレのレッスンを始めましたし、早くその世界にのめり込みたいという想いのほうが強いです」
お芝居の魅力については、どんなところで感じていますか?
「ダンスもそうなんですけど、自分の作品を観て、“あ〜、良かった”って納得したことがなくて。毎回何かしら納得できない自分がいて、それがたぶんお芝居の面白さなのかなって思っています。現場ではそのときの精一杯をやっても、映像で観ると満足いかなかったり、でも、ほかの人から『すごく良かったよ』と言ってもらえることもあったり。自分の中で答えが見つからないという部分が魅力なのかなと。舞台になると、生なので、リアルにお客さんの反応が返ってくるのがすごく面白いんです。たとえば、アクションとかを失敗したときに、お客さんが“あっ!”って驚いたリアクションしたり、面白いこと言って笑わせようとしてスベったときにシーンってなったり、そういうのがあるから、毎回やりたくなるんだろうなって思います」

佐藤大樹
さきほど、撮影のときに、『デビュー』を読んでくださっていたとおっしゃっていましたが、そもそもこの世界に憧れたきっかけって何だったんですか?
「昔から家にいるときは、ずっとテレビを見ているくらいすごくテレビっ子だったので、芸能界に対して憧れはあったんです。いつか入ってみたいな〜というただ漠然とした想いだけで。でも、中3のときに、たまたまEXILEのライブを観に行ったときに、ひと目惚れをしてしまって。それまで夢中になっていたサッカーなんてどうでも良くなるくらい、“ダンスで飯を食べていけるようになりたい!”って思ったことが、本格的にこの世界に興味を持ったきっかけです。それで高1のときにEXILE PROFESSIONAL GYM(EXPG)でダンスを習い始めました」
EXPGに入ったときから、この世界でやっていくんだ!という覚悟ができていましたか?
「そうですね。ダンスの世界で生きていくと決めてから、そのことしか見えてなかったので。でも、正直言うと、20歳までにダンスの世界で職に就けなかったら、高校教師になろうって、別の夢があったんです。わりと冷静に自分の人生を考えるタイプでもあるので、自分で期限を決めていました。そしたら、19歳のときに、『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』があって、期限まであと1年というぎりぎりのところで、EXILEに加入することができたんです」
お芝居に目覚めたのはいつごろ?
「EXPGでレッスンを受けているときに、お芝居にも興味が沸いてきて。自分でもオーディションとかに行くようになって、そこからお芝居にもどんどんのめり込んでいきました」

佐藤大樹
高1からレッスンを始めて、19歳でEXILEに加入するまで、どんなことを原動力にしてきましたか?
「僕はとにかく有言実行したいタイプなので、自分が言ったことには責任とプライドを持って、“言ったからには絶対にやるぞ!”という想いでやっていました。あとは、単純に人を喜ばせることが好きだったので、たとえば自分の夢を昔から知っている親とかが、自分がそれを叶えたときに喜んでいる姿を想像したりもしていました。それに何より、人一倍負けず嫌いなので、その想いも強かったんじゃないかなと思います」
そんな佐藤くんが思う、夢を叶える秘訣とは?
「夢を言葉にすること。HIROさんがよくおっしゃっているんですけど、言霊って本当にあるなと思っていて。夢を描くのは誰でもできること。それを言葉にすることで、自分も奮い立たせられるし、それを聞いた周りの人がその夢を応援してくれたり、叶えるために環境を作ってくれたりもする。とにかく言葉にすることは大事だと思っているし、“言ったからには叶えなきゃいけない!”と行動にも移せると思うんです」
有言実行してきている佐藤くんだからこそ、説得力のあるお言葉!! では、最後に『デビュー』読者へ応援メッセージをお願いします。
「たぶん、芸能界に憧れている人って、実はたくさんいると思うんです。でも、どこか自信がなかったり、“どうせ俺なんて、どうせ私なんか…”って思っている人も多いんじゃないかなと。その可能性を自分で真っ向から否定せずに、まずは挑戦してみてほしいなと思います。夢を持つことを諦めないでほしいですし、それを叶えるための努力を惜しまないでほしいなと思います」

インタビュー・終
撮影/mika

Profile

佐藤大樹
さとう・たいき●1995年1月25日生まれ、埼玉県出身。LDH所属。2011年より俳優、サポートダンサーとして活動を開始。2014年「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」で、EXILE新パフォーマーに決定し、EXILEに加入。2017年にはEXILEのパフォーマー世界と共にリーダーを務める、パフォーマンス集団FANTASTICSとしての活動も開始。また、アーティスト活動のほか、ドラマ『ワイルド・ヒーローズ』、『HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.』(ともに日テレ系)、映画『俺たちの明日』など、俳優としても活躍中。

INFORMATION

「錆色のアーマ」
「錆色のアーマ」

「錆色のアーマ」
東京公演:6月8日(木)〜18日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
大阪公演:6月22日(木)〜25日(日) 森ノ宮ピロティホール

原案:「錆色のアーマ」プロジェクト
脚本:なるせゆうせい
演出:元吉庸泰
出演:
佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS) 増田俊樹/
荒木健太朗 永田崇人 平田裕一郎 章平
神里優希 崎山つばさ/
栩原楽人 市瀬秀和 輝馬 他

今や日本が世界に誇る文化の一つとなりつつある、漫画・アニメ・ゲームなどを原作とした“2.5次元舞台”。その流れとは逆に、まず舞台版が生まれ、そこからアニメをはじめとするメディアミックス展開を図っていく、“逆2.5 次元”とでもいうべき前代未聞のプロジェクトが始動。
戦乱の世を舞台に、天下統一を夢見た男たちが、企み、惹かれ合い、裏切り、葛藤するそれぞれの生き様を実際の史実に基づいた、完全オリジナルストーリーで描く。
銃の才と戦術に長けた南蛮の血を引く青き目の山の衆で、信長に才能を買われ侍従となる孫一(まごいち)役に、EXILE最年少パフォーマーとして活躍する傍ら、数々のドラマや映画、MVなどに出演し、高い演技力でも評価を得ている佐藤大樹、日本人であれば誰もが知る、冷静冷酷さで知られる戦国武将である織田信長役を、洋画・アニメ・ゲームを中心に声優としてその存在感を発揮し、俳優としても活躍している増田俊樹が務める。
それぞれの分野の第一線で目覚ましい活躍をみせている彼らが、初共演でW主演! 異色のタッグで、新プロジェクトの幕開けに挑む!!

公式サイト:http://www.nelke.co.jp/stage/rusted_armors/
公式Twitter:@rusted_armors

INFORMATION

『VOCAL BATTLE AUDITION』
「VOCAL BATTLE AUDITION」
FANTASTICS

「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5」 〜夢を持った若者達へ〜

EXILE TAKAHIRO、三代目代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの今市隆二、登坂広臣らを輩出した、ボーカリストを目指す若者達を対象としたオーディション「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION5」の開催が決定。
5回目の開催となる今回は、EXILEのパフォーマー世界と共にリーダーを務める、パフォーマンス集団「FANTASTICS」のボーカリストを探すべく開催。応募資格は、15歳(高校1年生)〜25歳の男性。
これまで同様、今回も書類審査はなく、全国各地で行われる一次審査から全員の歌唱を審査員らがチェック。さらに、より多くの夢を持ったボーカリストにチャレンジする場を提供すべく、これまでの「会場審査」以外にも、カラオケの歌唱映像による「DAM★とも動画による映像審査」を新たに取り入れ、日本全国からのエントリーを受け付ける。

オーディションの応募受付は終了しました

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