9nine | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「9nine」

2015/08/19

「キラキラした楽しい夏の歌になったと、ライブで実感します。この曲が女の子の恋愛の背中を押せたらいいですね」

9nine

撮影/mika(f-me) 取材・文/斉藤貴志

春からのツアーを7月の日比谷野音で締めて、パフォーマンス力の格段の向上を見せた9nine。ニューシングル『MY ONLY ONE』はストレートな夏恋ソングで、ステージでの盛り上がりどころもさらに増えそう。秋からの今年2回目のツアーへと、勢いは連鎖していく。
川島海荷
川島海荷
――今年はライブが多い9nineですが、ツアーでは遠征ならではの楽しさもありました?
村田寛奈「移動中はみんな寝ているよね?」
川島海荷「私は寝なかった。家に帰って寝られなくなったらイヤで、本を読んだりしていました」
西脇彩華「私は新幹線とかに乗ったらすぐ寝て、着く前に起きて、楽屋でもずっと寝ていました。大きな荷物を置ける3段の棚があって、ベッドになると思って真ん中の段で寝ていたら、毛布を掛けてもらっていました」
吉井香奈恵「ほぼ日帰りの弾丸でしたけど、メイクが早く終わったら買い物に行ったり。京都ではひろとブラブラ散策して、お豆腐のソフトクリームを食べました」
川島「スタッフさんもご当地グルメを買ってきてくださって、楽屋で地味に楽しんでいて」
佐武宇綺「地方だと、みんなよく食べます。この前仙台に行ったときも牛タン食べまくり。至って平和です」
――日比谷野音のMCで「楽屋で燃えるゴミがたくさん出る」という話もありましたが。
村田「9nineあるあるで、理由がわからないんですよね」
川島「みんな袋にゴミを入れるだけで、押して詰めないからだよ。いつもひと袋じゃ収まらない」
村田「それにしても、そんなにゴミが出る? みんな買ってきた食べ物のゴミは捨てるけど、家庭ゴミを持ち込んでいるわけでもないのに(笑)、いつもパンパン。何でだろう? 9nineだけですかね?」
佐武宇綺
佐武宇綺
――それはわかりませんが(笑)、ステージで感動的なこともありました?
佐武「9nineの曲に慣れていない人も掛け声をくれて、感動しました」
村田「野音ではファンの方がサプライズで全員赤いサイリウムを点けてくれて、泣きそうになりました。若い男の子が給料のほとんどを使って買って全員に配って、終わってから回収もしてくれたそうです。愛が嬉しいなと思いました」
――場数を踏んで、パフォーマンス力の向上も感じました?
佐武「自分たちでは気づきにくいですけど、昔のライブ映像を観ると実感します。昔は余裕がなくてちゃんとお客さんを見られていなかったり、メンバーとのコミュニケーションもできていなかったので」
川島「春のツアーではトーク部分を伸ばしたり、EDMコーナーを作ったり、毎回違う挑戦をしました」
吉井「ツアーを回って一番感じたのは、お客さんとのパワーのぶつけ合いが強まったこと。ライブハウスという空間で、こっちが声を出していったら全力で返してくれるし、涙ぐんでくれている女の子とかリアルに感情が伝わると、こっちも燃え上がる。そういうぶつけ合いを各会場でしてきたのも、成長に繋がったと思います」
――ニューシングル『MY ONLY ONE』はライブではすでに披露しました。
西脇「サビに“HEY HEY HEY”というところがあって、前の『HAPPY 7 DAYS』から“シングル曲もライブで盛り上がれたらいいね”と言っていたら、さっそく歌ってくれる方がたくさんいました。キラキラした楽しい夏の歌になったと、ライブしながら実感します」
村田寛奈
村田寛奈
――“夏恋ソング”と紹介されていますが、歌詞には直接“夏”は出てきませんよね。
川島「曲調がさわやかなので、そこに夏らしさを感じました。聴くと恋をしたくなるような歌で、世間的に夏は恋愛の季節かなと思いますし。ミュージックビデオで水遊び的なシーンがあるのも、この季節ならでは」
佐武「メイクや衣裳もセットも夏らしくて、ロケでMVを撮ったのも久しぶり。ひと足先に夏を満喫できました」
村田「5人でプールサイドに座って“イエーイ!”とか、水をバシャバシャとか。花火もやらせてもらって、ガチで楽しみました」
吉井「陽が沈んでいったり、夕焼けが出たり、夜になって花火をしたり、ロケで夏の1日の感じも出ています」
村田「好きな人と一緒に花火をするイメージで、“はい、今目が合いました”とか監督さんに指示されて。いい気分でやりました(笑)」
吉井「目が合って、ビックリして、“恥ずかしい……”とか。全部表情を付けて」
西脇「私はまさにそこが使われました。好きな子を見つけた瞬間の顔が。夏祭りで出会ったら“自分はどうなるんだろう……”という気持ちを想像しながらやりました。みんなそれぞれ、どこかのシーンに投影されています」
――そういう夏の思い出はリアルでも作れました?
村田「海ちゃんは線香花火をしていたよね?」
川島「したけど、別に『MY ONLY ONE』的なものではなかった。女子4人で誰の線香花火が最後に落ちるかとか、ロマンチックでも何でもなく(笑)。時間がなくて、打ち上げ花火も含めて100本ぐらいあるのを“早くやろう”って一気にやりました。それも夏の風物詩でいいなーと。今年は花火大会も行けそうにないので、ここで楽しんでおかないと……というのもありました」
吉井香奈恵
吉井香奈恵
――ロマンチックは歌の世界で楽しんで?
川島「“MY ONLY ONE”の歌詞を見ると、理想の恋だと思うんです。ストレートに想いを伝えていて。私は恋愛に鈍感なタイプだと思うので、こんな積極的に行けない。だから歌っていると恥ずかしさもあり、“こういう女子になれたら可愛いのにな”とも思います」
佐武「私も同じ。ロマンチックで憧れで、目標にしたい恋愛です」
西脇「うっきーもそんなことを思っているんだ(笑)」
佐武「この曲を聴くと、夏祭りに行きたくなります。浴衣を着て」
――理想の夏デートですか?
佐武「というより食にこだわるので、お祭りでおいしいものをたくさん買ってくれたら、それでいいです(笑)」
村田「けど、デートでも夏に外に出ると暑いじゃないですか。だから、おうちで窓を開けて、扇風機をつけて、かき氷を一緒に作る……みたいなのがいい。地味でいいです。花火大会とか行っても、混んでそうだし」
4人「アッハッハッハ(爆笑)」
西脇「おじさーん(笑)!」
村田「暑くて大変より、のんびり過ごせるほうがいいかな。畳の部屋で風鈴を飾って、ラムネを飲んで。そういうのが夏デートの理想です」
川島「私は高校生の頃のほうが、お祭りや制服デートに憧れていました。もちろん無理というのがありましたけど、このお仕事をしていなかったら、王道が良かったなって。混みすぎていたら冷めるかもしれないので、穴場を見つけてくれたり、リードしてくれる人がいいなと思います」
――そんなこんなの想いも『MY ONLY ONE』に込めて?
西脇「自分たちの願望は込めていません(笑)」
川島「妄想のなかで“こういう恋愛をしたらどうなるんだろう?”とか。私は少女マンガのヒロインになったつもりで歌いました」
吉井「私も“恋してます、私♪”みたいに歌いました。声のトーンを1コ上げて」
川島「歌詞の女の子には、かんちゃんが一番近いと思う」
吉井「性格的にグイグイと、好きなものは好き、可愛いものは可愛いと言っちゃうタイプなので。たぶん恋しても一直線に行くと思います」
川島「この曲が、女の子の恋愛の背中を押せたらいいですね」
西脇彩華
西脇彩華
――今回アニメ『電波教師』のエンディングテーマで流れています。
村田「初めて流れたとき、たまたまイベントの後で、みんなで一緒に観ました。絵と一緒になると、曲だけ聴くのと違う感動があります。アニメの世界に溶け込めたのが嬉しくて」
佐武「視聴者の人たちに受け入れてもらいたい……というのが一番ありました。ツイッターの反響を見たら“9nineはアニメの曲もけっこう歌っていて、すごく良いんだよね”と書かれていたんです。アニメファンは歌にも厳しい人たちだと思うので、嬉しかったです」
――この曲は“この願い叶えたい”で締めています。皆さんが今、叶えたい願いというと?
川島「大学を卒業したい。切実です。ラストスパートでツアーと両立させないといけないので、自分に対して心を鬼にして頑張りたいです」
西脇「今年2回目の全国ツアーで、9nineを好きな人が増えますように。あと、マイケル・ジャクソンに会いたい願いもありますけど、会えないので、どうにかマイケルの親族に入り込めないか考えています。……と言うと、みんな黙っちゃうんです(笑)」
佐武「ここは掘り下げないほうがいいです(笑)。私はそろそろ夏が終わるのが悲しくなってきました。もう空調をつけないでも寝られるようになって、夏は嫌いなのに、寝苦しい夜がまだ続いてほしかったなって」
西脇「うっきーはそれをずーっと言っているんです。こっちは暑くて“はぁ……”となっているのに、隣りで“夏がもう終わっちゃうんだよ!”と騒いでいます(笑)」
佐武「夏は開放的になって、みんなでもっといろいろなところに行きたい願望が芽生えたので」
村田「私は七夕では『幸せな日々を送れますように』と書きました」
西脇「ザックリだなぁ(笑)」
村田「何が幸せなんだろう? 今も幸せに仕事をしているので、こんな感じで続けばいいなと。あと、ちょっと前にSHISHAMOさんのライブを観させていただいたのは、幸せでした。1階スタンドで一緒にエアでギターを弾きながら跳んだり、楽しかったです」
吉井「“これを叶えたい!”というより、ツアーとか1コ1コを着実にこなしているうちに、“ここに辿り着きたかったんやな”というところに行くのが願いです。目の前のことを一生懸命やって生きよう! みたいな感じです」
9nine
――今回はカップリング曲も夏感が満載。
西脇「『茜色』はすごくお気に入りです。初めて歌うタイプで、また国がちょっと変わって(笑)。ラテン系の音楽はもともと好きで、仮歌を聴いたときからテンションが上がりました。最近は楽しい曲が多いなかで、カッコイイ系でライブでガツンと締まると思います」
吉井「『Sunshine』も耳に残る曲で、気づいたらお風呂で口ずさんでいました。普段はそんなことないのに。ライブのオープニングで使えそう」
佐武「ちゃあぽんとひろは元気よく歌って、私と海ちゃんはおとぎ話を読むような可愛らしい歌い方で、かんちゃんは大人っぽく。個性が出た曲になりました」
吉井「『MY ONLY ONE』はキャピキャピ歌ったので、こっちは落ち着いて。うっきーが私の前にレコーディングして、声優ぶりを出してアニメっぽい感じで歌っていたのを観たので、私は変えてみたところもあります」
佐武「エンジニアさんもみんな違う歌い方をするからビックリしていましたけど、変わり映えがして楽しかったです。3曲ともポジティブで輝いている曲なので、セットでこの夏をエンジョイしてもらいたいです」
――ジャケット写真は大人っぽい感じですね。
吉井「メイクでチークやリップを濃くしたり、髪をアレンジしてもらったり」
佐武「スタイリッシュで、ツイッターを見る限り女子ウケがいいみたいです」
村田「私も背伸びさせてもらいました。衣裳合わせでスカートは最初膝上だったのが、女性らしくセクシーにということで、みんなが“もうちょっと短く”“もうちょっと”と言うから、どんどん短くなりました(笑)。最初はお腹も見えてなかったのに、おへそも出るようになって。その衣裳を“着こなしてください”と渡されました」
――さっきも出ましたが、秋にまたツアーが始まります。
川島「前のツアーとは違ったライブをやって、一度観た人も飽きさせず、前回は行けなかった地方では新しい出会いを1コずつ繋げていきたいです」
西脇「ライブハウスで距離も近いし、会える機会が少ないからこそ、9nineがちょっとでも気になる方はぜひ来てほしいです」
川島「楽屋では燃えるゴミを迷惑かけない程度に収めたいです(笑)」
Profile
9nine
ナイン●パフォーマンスガールズユニットとして、2010年9月より現在の5人のメンバーで活動。2014年8月には初の日本武道館公演を果たした。『9nineのモテNight Party♪』(NACK5)、『9nine plus』(@FM)に出演中。

川島海荷(かわしま・うみか)●1994年3月3日生まれ、埼玉県出身、O型。
佐武宇綺(さたけ・うき)●1992年3月8日生まれ、東京都出身、A型。
村田寛奈(むらた・ひろな)●1996年12月29日生まれ、兵庫県出身、AB型。
吉井香奈恵(よしい・かなえ)●1993年4月8日生まれ、大阪府出身、AB型。
西脇彩華(にしわき・さやか)●1992年9月30日生まれ、広島県出身、A型。
シングル『MY ONLY ONE』
8月26日発売/1700円(税込)/初回生産限定盤A(CD+DVD)/SMEレコーズ
「『MY ONLY ONE』
“女の子のまっすぐな恋心を歌っています。この曲を聴いたら、みんな恋をしたくなるはず!”と謳われた夏恋ソング。止まらないときめきが四つ打ちのトラックと相まって、キラキラした高揚感を醸し出す。サビの“一緒に歌おうHEY HEY HEY”では、ライブで拳を振ってアガるのが目に見えるよう。今年2枚目のシングルで、前作『HAPPY 7 DAYS』に続き作詞・岡田マリア、作・編曲・CLARABELLとダンス系の布陣で提供。TVアニメ『電波教師』(読売テレビ・日本テレビ系)のエンディングテーマ。カップリング曲も『Sunshine』が太陽、『茜色』が夕暮れをモチーフに夏らしさを押し出している。
全国ツアー『9nine LIVE CIRCUIT 2015 ADVANCE』
10月18日(日)静岡・浜松窓枠
10月24日(土)岡山・CRAZY MAMA KINGDOM
10月25日(日)京都・FAN J
10月31日(土)愛知・BOTTOM LINE
11月8日(日)神奈川・Yokohama Bay Hall
11月15日(日)茨城・水戸LIGHT HOUSE
11月28日(土)新潟・NEXS NIIGATA
12月12日(土)福岡・イムズホール
12月20日(日)東京・中野サンプラザ
12月27日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ

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