井上咲楽 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「井上咲楽」

2015/11/06

「『咲楽』の名前の通り、人生をエンジョイしたいです」

井上咲楽

『第40回 ホリプロタレントスカウトキャラバン #kawaii』の決選大会でソフトバンク賞に輝いた栃木県出身の16歳・井上咲楽ちゃん。ステージで「一人漫才」を披露するなど個性的なキャラが光った咲楽ちゃんには、早くもテレビの密着取材も! 再注目の逸材に最速インタビューしちゃいました!!


井上咲楽
ホリプロタレントスカウトキャラバン(TSC)の取材からずっと気になって気になって(笑)。いきなり『決め方TV』(テレビ朝日)に出演と聞いて、早速取材を申し込ませていただきました! 密着取材なんて「芸能人」って感じじゃないですか?
「街中でカメラが回ってるときに、周りの人が“チラッ”と見てくれるのがすごく嬉しくて“やったぁ~”って。メジャーな方の撮影も近くでやっていて、そちらは“〇〇だ!!”って感じでしたけど、私のほうは“え、なんかやってる!……知らない人だ…”って。でもザワザワするのは嬉しかったです」
地元でも撮影されていましたね。益子焼で有名な地元・益子ってどんなところ?
「カフェがいっぱいあって、陶器市ってお祭もある観光地で、交通の便が悪いですね(笑)。取材のディレクターさんは、地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちがみんな挨拶すると返してくれるのに驚いていましたね」
実家は「イノシシが出る」という凄い山の中ですけど、ロッジみたいで素敵なお家でしたね。
「山のてっぺんを切り拓いて作った家で、小学1年生ぐらいから住んでいます。自然がいっぱいで、小学生のときは近所の男の子と一緒にカブトムシ獲ったりしてたんですけど、今は虫が多くて…(苦笑)。私は家でギャーギャー騒いじゃうんですけど、隣近所が離れているから騒げてるわけで。映画を観るときも、映画館みたいにでっかい音を立てても近所から苦情もこないですし。隣とくっついてたらリラックスできないと思うと、家は好きです」

井上咲楽
聞くところによると、そのお家を建てたお父さんも楽しい方みたいで。
「ああ〜、お父さんは釣りばっか行ってて…。冬になると2週間に1回ぐらい釣りに行って、ワカサギをめっちゃ釣ってくるんですよ。食卓に100匹ぐらい一気に出されて(苦笑)。最初はから揚げで食べてても、みんな飽きちゃうので、天ぷらにしたり、焼いたり干したり佃煮にしたり。で、結局お父さんが一人で食べてます」
今回の番組は、咲楽さんの芸名が決まるまでに密着しましたが、本人が候補に挙げた「ブリンブリン咲楽」ってなんなんですか(笑)。
「芸名の候補をホリプロのスタッフさんと会議しているときに、自分の意見を聞かれて、そのときにパッと浮かんだんです。実は『ブリンブリン』は中学のときに友だちと作ったんです。これがブリンブリンポーズで(※ダブルピースを横にして目元に置くポーズ)。言葉には特に意味は無いんですけど、発音が面白くて。中学の友だちと“ブリンブリンおはよー”とか挨拶したり、プリクラを撮るときもブリンブリンポーズをやってました」
実際には「エンジョイ・ガール」と本名の旧字の「樂」を「楽」に替えた「井上咲楽」の二択で、「井上咲楽」に決定しました。
「自分で『ブリンブリン』とか挙げときながら、最初っから“本名がいいな”って思ってたんです。やっぱり両親が『人生を楽しく咲かせてほしい』と願って付けてくれた名前なので、芸名が決まったときに『咲楽』が入っていて良かったと思いました。自分としては気に入ってます」
咲楽ちゃんには、その名前の通りの印象があります。それは自分の人生のテーマですか?
「そうですね、人生エンジョイしたいです。例えば学校の集会って、校長先生がしゃべってても楽しくないですよね。そういうとき友だちと“校長先生が何回まばたきするか数えよう”みたいに考えて(笑)。同じ10分間生きるなら、10分間楽しんだほうがいいじゃないですか? 同じ10分を人より楽しもうと中学のときに思ったんです。芸名の候補の『エンジョイ・ガール』も、今のツイッターができるまでは個人のSNSで使っていました」

井上咲楽
「人生を楽しむ」のは中学ぐらいで自覚したそうですけど、小さい頃はどんな子だったんですか?
「今も人見知りなんですけど、小学校のころはっこう暗かったんです。でも中学のときに入ったバレー部の友だちが個性的で、活発な人が多くて、ガラッと性格が変わったねって、言われるようになりました」
芸能活動を目指したきっかけは?
「小さい頃、まいんちゃん(『クッキングアイドル!アイ!マイ!まいん!』)とかを観て、テレビに出たいと思っていて、中学校の頃に本格的に目指し始めました。中学のころは面白い子とつるんでいたので、その子とコンビ組んでお笑い芸人に…なんて勝手に考えてました(笑)。当時、はんにゃさんが好きだったので“吉本に入って頑張ろう”とか思っていたんです。でもある時、同じ年代の子がドラマに出ているのを観て、嫉妬するような感覚を覚えて“ああ自分も演技がしたいんだ”と思って。その気持ちは今年に入ってもあって、“絶対、今年中に事務所に入る”って考えてました」
デビューに向けての行動は起こしていたんですか?
「携帯でデビューも観たりしていて、一度映画のオーディションに応募して、春休み中、親が仕事の間に一人でぴゅーって行っちゃったんです。でもそのときは親が反対だったのでダメになっちゃって…」
そして家族の許可を受けて応募したのはTSCだと。「グランプリを獲りに来ました」とか、かなり強い覚悟を口にしてましたね。
「かなりの負けず嫌いで。そしてリアルに想像もしちゃうんです。過去のTSCの動画を観たら、エントリーナンバー2番の方が優勝した年が何回かあって。私も2番だったので、自分が呼ばれることを想像していて。実際に呼ばれるときまでグランプリは自分だって思っていました」
先にソフトバンク賞で呼ばれたとき、悔しそうな顔に見えたのはそのせい?
「いや…あの時実は“あっ!ダブル受賞だ!”って思ってたんですよ(笑)。横に並んでたファイナリストからは“咲楽、めっちゃ不満そうな顔してたよ”って言われましたけど」

井上咲楽
(笑)。それだけ明確にグランプリ受賞の映像を描いていたんですね。地方予選では面白枠だったと言いますが、実際には何を?
「芦田愛菜さんとクレヨンしんちゃんのモノマネをしながらの食レポと、映画泥棒の動きのモノマネをしました。地方予選は30秒アピールだったので、女優志望だからアクションをやりたいと思って、最初は下手くそだけど習っていた空手をやろうと思っていたんです」
それが何故、モノマネに?
「応援してくれていた中学校の先生に“私の強みって何ですかね?”って相談したら、『モノマネ』を勧められたんです。でも今回のテーマは“Kawaii”だしなぁって思って、別の先生にも相談したら“毎年何万人も受けるんだろう? 受かる確率のほうが低いんだからぶっちゃけて、今回合格しなくても後で“アレをやってた子だ!”って印象に残るぐらいやって来な“ってアドバイスをくださって。最初『モノマネしながらのマックの大食い』を予定したんですけど、30秒じゃマック食べれないって思って、部活の先輩に相談したら、“スルメならいけるんじゃない?”と。それでスルメにしました」
先生や先輩がそれだけ親身に相談に乗ってくれて、戦略を練ったんですね。
「ありがたいです。後でマネージャーさんに聞いたら“空手だったら落ちてたかもね”って(笑)。ホントに直前まで空手をやろうとして、練習までしてたんで。あぁ相談してよかったなって思いました」
TSCの本選で披露した一人漫才はすごく完成度が高かったです。
「スタッフの方から、本選で披露するネタを書いてって言われて“絶対ムリだよ〜”って思いながら完成させました。家で練り上げて、キャラクターも設定して」
ネタを人前で披露することは学校でもやっていたの?
「中学の学校祭でも、ロンブー淳さんの『もずくダンス』を踊ったり、映画泥棒をMCでやったり、赤いシュラフを被って“た〜らこ〜た〜らこ〜”って出てきたり。そういうのが大好きで。運動会でも応援副団長をやったりしていたんです」

井上咲楽
それを人生のかかった大舞台で出来るのがすごいと思います。
「あそこまで行っちゃうと全く緊張しなくて、楽しかったです。逆に学校祭のほうが緊張したんじゃないかな。学校祭では笑いも耳に入ってこなかったんですけど、TSC本選では“あ、今笑ってる”って実感もできて楽しかったです」
すごい、プロですね! 審査員の方も絶賛してたし。でも実際はグランプリは獲れなかったんですが、そのときの気持ちは?
「グランプリの木下彩音ちゃんは、ずっとライバル視してた子で…。受賞後にすれ違ったときに“おめでとう”って言えたし、今もLINEしたり仲はいいんですけど、直後のインタビューでは“絶対にどこかで勝ちたいです!”って恐ろしいぐらいに言ってました(笑)。それは偽らない本心なんですけど、それぞれに活躍して、一緒に仕事ができたらいいなと思います」
ホリプロに所属が決まって、デビューの実感は湧きました?
「芸名が決定したことで、芸能活動が始まるんだ!って思いました。今回の番組でもすごく手をかけてもらって、沢山の人が動いているというのを実感しました。実家のロケのとき、スタッフの方が夜に家に来て、一旦帰って、また翌日に栃木に来るというのが衝撃で。自分は家に帰ったらすぐに寝られるけど、スタッフの方は長距離の車移動で疲れている中取材して下さって。それを見たら、絶対に活躍して恩返しをしたいという気持ちが固まりました」

井上咲楽
メイクやヘアもプロにやってもらえるじゃないですか?
「超嬉しいです! 特に目の周りをいじられるのが好きで(笑)、くすぐったいのが好きなんです。目をつぶって、パッて開いたときに“あ、変わってる!”っていうのがすごく嬉しくて、ニヤニヤしちゃいますね」
凛々しい「まゆげ」が印象的なんですけど、コンプレックスだったというまゆげを、TSCのパンフレットではチャームポイントと書いてますが?
「よくよく考えたら、ホリプロに入れたのもまゆげのおかげかも知れないって思うんです。高校に入って“まゆげすごいね”って友達が出来たこともあったし。TSC本選でもまゆげがなかったら『Mr.ビーン』のネタもできなかったし。ネットで写真を上げるとリプが来るんですよ“まゆげどうしたの?”って(笑)。普通の顔より印象が強くていいのかもしれない。でもイジってみたい気持ちもあるんです」
『Mr.ビーン』のネタはまゆげと大きな目があってこそですもんね。『Mr.ビーン』は元々好きだったんですか?
「実は全く知らなかったんです。でも動画を調べたらすごく面白くて。移動の電車の中で動画をずっと見てたら通信制限が来ちゃいました。動きが面白いし、演技が上手いから、もっとモノマネの完成度を上げたいなと思っています」
今後の目標はやっぱり女優?
「まずはタレントとしてバラエティに出られるようになって、そこでみんなに覚えてもらってから女優を目指せればいいなと思っています」

井上咲楽
オーディションの時、目標として石原さとみさんや有村架純さんの名前を上げていましたね。
「有村架純さんの、デビュー後もたくさんのオーディションを受けていたというエピソードを聞いて、すごく努力されている方だなと目標にしています。自分も努力しないと何もできないタイプなので、高校入試の準備は1年からコツコツやっていたし、マラソンなど走ることも好きですけどすっごく遅かったので、走りこんで体力をつけました。芸能界に入って、女優を目指すにしても、人の何倍も何倍も努力しなきゃできないと思っているから、有村架純さんみたいに粘って粘って努力していきたいです」
最後に芸能界を目指すデビューのユーザーにメッセージをお願いします。
「そんな生意気なことは言えないんですけど、強く願えば現実になるので、諦めちゃダメだと思います。私も周りから“現実見ろよ”って言われたことが凄く悔しかったので。もしそう言われても“だったらなってやるよ!”ぐらいの気持ちで、負けてほしくないです!」

インタビュー・終

カメラマン/booro(BIEI)

第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン #kawaii
決選大会レポートはコチラから!

Profile

井上咲楽
いのうえ・さくら●1999年10月2日生まれ、栃木県出身。16歳。『第40回 ホリプロタレントスカウトキャラバン #kawaii』決選大会にファイナリスト10人に選ばれ出場。一人漫才で、映画泥棒やMr.ビーンのモノマネを披露し、ソフトバンク賞を受賞した。ホリプロに所属し、ソフトバンクのソーシャルメディアのPRキャラクターを務める。

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