麻生夏子 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「麻生夏子」

2011/07/29

ヒャダインさんの曲はすごく派手で“負けちゃいけない”ってメラメラします!

麻生夏子
アニソンシンガーとして『Animelo Summer Live 2011‐rainbow−』に出演を果たす麻生夏子ちゃんが、NEWシングル『エウレカベイビー』を7月20日にリリース! アニメ『バカとテストと召喚順にっ!』のエンディングでもあるこの曲について、そして夢だった『アニサマ』出演、そしてデビューのきっかけについて語ってくれました!



麻生夏子

麻生夏子

Q 久々の『バカとテストと召喚獣』主題歌!今回は『バカとテストと召喚順にっ!』のエンディング曲をヒャダインこと前山田健一さんと、作詞の畑亜貴さんとのタッグ。このタッグは3回目くらい?

「そうですね。一期、OVA、と歌わせて頂いてきて、今回で3回目です。一期の『Perfect−area complete!』ではちょっと内気な女のコだったんですけど、それがOVAの主題歌の『恋愛向上committee』で恋愛偏差値をぐっとアゲて、今回のニューシングル『エウレカベイビー』に来ると肉食系女子になっていて、というように、だんだん強くなってきているんですよね。アニメの方も、恋模様も二期で はある…かも!?っていうところもあるので、そういう部分も曲が物語にマッチしてるんじゃないかなぁって思います」

Q 楽曲の中で女のコが進化していく姿を歌声で表現するのも面白いんじゃないかなと思うんですが。

「表現するのはもちろん面白いですし、やっぱり『Perfect−area complete!』を歌ったのが結構前のことでもあるので、その時の自分の表現の仕方とは歌の取り組みも違うんです。楽曲の女のコの成長もですけど、私自身の成長もあるなって。出来ることが増えたかなってことを『エウレカベイビー』を歌っていて感じられました。デビュー当初は、こうやりたいって思ってもそれを実現できないもどかしさみたいなものがあったんですけど、それが3年目に突入して、まだまだ力は足りないんですけど、その中でも“こういう風にやりたいな”って思うことに関しては、なんとか形に出来るようになってきた気がします。」

Q やりたいことが色々と出てきそうなことは、ヒャダインさんのトラックにも刺激されそうですよね。トラックがそもそも表情豊かだから。

「そうなんですよ。メロディがすごく派手なので、歌も“負けちゃいけない!”みたいに、メラメラするんですよ(笑)。すごい変化球をいっぱい投げてこられるので、デモを聴くのが楽しみなんです。どんなことが待ち構えているのか、と、毎回ワクワクしながら聴くんです。だけどそれに負けない表現力というのを、歌で乗っけていかなきゃいけないなっていうのは、前山田さんの曲に対していつもあるし、やっていく中で色々と挑戦したくなるんですね。『エウレカベイビー』は強気な女のコの歌なので、私自身も強気になって表現していきました。トラックとのガチンコバトルですね。歌っていてすごくスタミナを使いました」

Q スタミナ!?

「使いました!スタミナも、パワーも。出せるものは全部出しました」

麻生夏子

麻生夏子

Q そんなガチンコバトルした『エウレカベイビー』ですが、なちゃーん的“聴きどころ”というと?

「落ちサビのところの“ギュッとねギュッとね〜♪”の部分の表情の入れ方は強調しました。肉食女子なんだけど、ここはデレなんですよ!強気なことを散々言ってるくせに、ちょっと落ちて、離さないけど…えへっ(照れ)…っていうのがポイントです。聴きどころです!」

Q 肉食系女子のデレってなんて言えばいいの?ツンデレ?

「ツンデレだと思います。基本的に、麻生夏子自身がツンデレなので。辛いときでも“大丈夫だもん”って強がって、それでも“やっぱりちょっとダメかも…”ってデレちゃうようなタイプなんです。だからこそこの曲の女のコの気持ちがすご〜〜〜っくわかるんです。口先では“離さない”なんて強気でいるけど、多分、本心は“こんな私だけど、離さないでね”って言ってるんですよ」

Q それ、キュンとするじゃないですか!

「萌えですよね♪だって前作で恋愛偏差値が上がってますから。それと今回の歌詞では理系的な偏差値も上がっていて、公倍数とか、そういう歌詞も入ってるんです。…まぁ、私は数学は苦手なんですけど(笑)」

Q そしてそんな『エウレカベイビー』のカップリングにはなちゃーんの作詞による『Pop step trip!』が収録されてますね。

「作詞させていただくのは今回で3作目なんです。これまでは元気で勢いのある女のコの普段見せないような本音を書いてきたんですけど、今回は4月2日に予定されていて中止になってしまったライブのタイトルをつけました。私の中でライブというのはすごく大事にしているんです。ファンのみなさんと直接お会いできるし、みんなと一緒に楽しみたいという空間でもあるからです。それで4月2日のライブをこの曲で実現する、ということと、私のライブへの想い、みんなが大好きという気持ちを込めて詞を書きました」

Q そういう意味でもこのカップリング曲が8月6日のなちゃーんのワンマンライブへの招待状のようにもなっている感じですね。

「そうなんです。昼の部、夜の部で。昼はお誕生日会を自分で開くんです。みんなに祝って欲しいなって(笑)。夜はがっつりライブの“Steps for the Future!”なんですけど、ここに“Step”を使ったのは、曲のタイトルや4月2日のライブに繋ぐ意味もあるんです。あの日のライブは中止にしてしまったけど、心の中にはあるよってことと、それを未来へ繋げるために、という意味を込めました。暗くなっているんじゃなく、前へ踏み出していこうっていう気持ちです。」

麻生夏子

麻生夏子

Q それに大好きなファンのみんなとお誕生日も祝えるし。

「去年の20歳の誕生日もみなさんにお祝いしてもらったんです。1日中キャンペーンをして、最後にお誕生会を開いたんですけど、本当に嬉しくて“また来年もやりたいね”って話していたら、実現しちゃいました」

Q やっぱり夢や目標は口に出していった方がいいんですね。

「言っていくことは大事。言わないと始まらないので、とりあえず言ってみる。出来なくても“出来る”って信じ込ませる。自分じゃダメだって殻に籠るんじゃなく、やれば出来ると信じること、口に出していくことが大事だと思っています」

撮影/大槻志穂  取材・文/えびさわなち

インタビュー・Part.2へ続く

あそうなつこ●1990年8月6日、東京都出身。スカウトを経て芸能活動をスタート。シンガー、女優、タレントとしてマルチに活躍中。最新シングル『エウレカベイビー』が発売中。8月6日バースデーイベント『みなさまあっての麻生夏子ですお誕生日会』およびLIVE『Steps for the Future!』(渋谷WWW)を開催。27日『Animelo Summer Live 2011-rainbow-』に出演。テレビ情報番組『ZIP!』(日テレ系)に出演中。スターダストプロモーション所属。


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