原嶺衣奈 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「原嶺衣奈」

2011/04/15

舞台がチャリティ公演になり、意欲が高まりました!私が演じることが、少しでも力になればと

原 嶺衣奈
03年に『デ☆ビュー冬の特別オーディション』に合格して以来、女優として活動している嶺衣奈ちゃん。前回に引き続き、現在上演中の舞台『ハッチ2011』についての思いや意気込みを語ってくれました。



Q 最近は、舞台での活躍が目立つ嶺衣奈ちゃんですが、映像の仕事と舞台の違いってどんなところ?

原 嶺衣奈

原 嶺衣奈

「舞台は、やっぱり瞬発力が必要なこと!以前、舞台役者の方に聞いたのは、舞台と映像の役者の違いは、舞台は感情表現のピークをすぐに持って行くことができる、映像メインの役者さんは、徐々に高めていく表現をする、と。映像はちょっとした目線の変え方や表情の変化で表現するけど、舞台の場合は、喜怒哀楽の表現が瞬間的。舞台を経験すると、その瞬発力が鍛えられるんだと思います。 また舞台で、普段の会話のようにしゃべると『声量が足りない、もっと声を出して』と言われます。やっぱり基本的な発声方法も違いますね」

Q では、舞台ならではの魅力とは?

「まず舞台で感情を爆発させることが本当に楽しい!また舞台はナマものだから、その時その時によって、みんなの芝居が若干違って、そのことで舞台の空気やテンポが簡単に変わって行くんです。それが“怖さ”でもあり、魅力です。たとえば誰かがセリフを間違えたとしても、みんな台本が頭に入っていれば、すぐにフォローし合って、その上で芝居を作っていく。一公演一公演ずつ演じていても違います。初回と千秋楽では違うと思います」

Q 初舞台から経験を積んで、気持ちの余裕は出てきましたか?

「(初舞台の)『こもれび〜』では、最初の頃は全く余裕がなくて…。今回の作品でも初舞台の人が何人かいて、『舞台をもっと楽しみなさい』と、1年前の私と同じようにアドバイスされてるんです。私も当時は演じるのでいっぱいいっぱいで『楽しいって何!?』って思ってました(笑)。でも、舞台の魅力を知って“楽しめる”ようになったら、舞台の上で“動ける”ようになったんです。そこでやっと、『そういうことか!』って理解することができました!」

Q ところで今年は大学4年生。学生生活も最後ですが、中学生でお仕事を始めて、学業との両立は大変でしたか?

「大変だと思う時もありました。うちの親は学校に行ける時は行かせるという方針だったので、いくら前夜仕事が遅くなっても、疲れたから学校を休むというのは許されなかったんです。テスト期間に仕事が重なった時は現場にテキストを持って行ってました(笑)。でも、普通の学校生活が送れて、私という“人間”として仲良くしてくれた友達ができて、本当に良かったと思います」

Q 友達は就職活動の真っ最中ですよね。

「今、日本経済が良くなくて、新卒採用がなくなったり、採用人数が少なくなったりしているけど、なんとか頑張ってもらいたいです。 私、実はすごく焦っていた時期があったんです。昨年の11月ごろ、就活が本格化して、友達がやりたい仕事や入りたい会社が明確になってきて、友達が会社員になっていくんだと思うと『私、大丈夫かな、社会人としてやっていけるのかな』と考えて…。今は少し落ち着いて、また舞台の稽古が入って目の前のことに集中して、無駄に悩む時間がなくなりました(笑)。『みんなが好きなことをやれたら一番いいね』って言ってます。就職氷河期と言われていますが、みんな頑張ろうという雰囲気なんです 」

Q ―学生生活の残り一年でやりたいことは?

「やっぱり卒業は寂しいです。あと一年、充実した日々を過ごしたい! でも卒業論文を書かなければならないんですよね。『大学でこれをやりました!』と言えるものがほしいので、フランス語学科なので、できればフランス語で卒論を書きたいと思っています」

Q 今回の舞台『ハッチ2011』に向けて意気込みは?

「今回は、チャリティ公演になったことがすごくうれしくて。 震災が起こってから『生きるって何だろう』ということを考えるようになりました。自分は今東京で平和に暮らしているけど、同じ日本で大変なことが起きていて、被災者の方のために役立てることって何だろうとずっと考えていました。いろんな舞台が中止や延期になっている中で、今舞台をやることに迷いもありました。 そんな時に、チャリティ公演と決まって、間接的ではあるけど、役立てること、意味のあることができると思うと意欲が高まりました 」

Q 最後に、女優としての今後の目標を教えて!

「この作品で3枚目の役をちゃんとこなせれば、またひとつ引き出しが増やせる気がするんです。同じような役しかできない人にはなりたくないので、これからも貪欲にいろいろな役に挑戦したいです!」

インタビュー・終



はられいな●1990年1月6日生まれ、東京都出身。イトーカンパニー所属。これまで舞台『こもれびの中で2010』『OASIS』などに出演。特技はフランス語。


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