―― 一番最近芸能界デビューを果たした水瀬さんは？

水瀬裕也「僕は『ハイスクール・ミュージカル』という作品に出会ったことがきっかけです」

平野良「今さ、リメイクやってるよね。あれ観始めたんだけど、面白いよね〜！」

水瀬裕也「面白いですよね!!! 『ハイスクール・ミュージカル』を観たとき、“僕もこういう世界に行きたい！”って心から思った瞬間でした。でも、そこからどう一歩踏み出せばいいかわからなかったのですが、ちょうど本屋に行ったとき、『JUNON』を見つけて。“『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』ファイナリスト発表”って書いてあるのを見て、“来年、絶対に受けよう！”って思って、翌年のコンテストに応募しました。その結果、フォトジェニック賞を頂くことができて、やっと1歩踏み出せて、今回ようやく初舞台を経験させていただく感じです」

平野良「エリートですよ！」

辻本祐樹「そうだね！」

水瀬裕也「いやいやいや!!」

平野良「コンテスト系とかスカウト出身、認めてないから（笑）」

辻本祐樹「あははは（笑）。こっちは劇団入ったはいいけど、どんだけオーディション落ちてきたか…」

平野良「そうそう。雑草魂で来たからね。…って、俺ら『足使え！』って言ってる刑事みたいじゃん。やっぱ古いな〜（笑）」

――『Deview／デビュー』という媒体にちなみ、最近デビューしたこと、もしくはデビューしたいことは何ですか？

平野良「デビューしたいことで言うと、サウナ経営というかプロデュースしてみたいですね。芸人さんや役者もサウナ好きが増えていて、プロデュースサウナをやっていたりする人も増えているので、いつかやってみたいです」

辻本祐樹「僕はキャンプ場を経営したいな〜」

平野良「キャンパーなの？」

辻本祐樹「そう。ソロキャンプとかもするし、けっこうなガチ勢だとは思う。富士山が見えるところとかでキャンプ場の経営してみたいですね」

水瀬裕也「いいですね〜」

平野良「サウナー、キャンパーときたけど、水瀬くんはどう？」

水瀬裕也「僕は洋服がすごく好きなのでアパレルブランドを作ってみたいという夢があります。いろんな洋服屋さんを見に行くのですが、“コレ！”っていうものがなかったり、もうちょっと袖広いほうがいいな〜とかって思うことがあるので、自分の頭の中で思い浮かんだ服をいつか作ってみたいです」

平野良「サウナー、キャンパーときて、最後はデザイナーだったね！」

辻本祐樹「スタイリッシュ！」

――では最後に、今年の“る祭”を楽しみにしている皆様へのメッセージをお願いします！

水瀬裕也「このシリーズは今年で12作目ということで、本当に歴史ある作品なので、これまで観ていただいているお客様にも、初見の方にも『今回、最高だった！』と思ってもらえるような最高の舞台をお見せできるよう、僕も初めてながら精一杯頑張りたいと思います。ぜひ、劇場まで足を運んでいただけると嬉しいです」

辻本祐樹「長いこと“祭シリーズ”をやっていますが、やっぱり“明治座でお芝居ができる”という喜びは忘れずに臨みたいなと。それと毎年、毎年、必ずパワーアップしているので、そこの期待は今回も裏切らないと思います。『初めての方も絶対的に楽しめる』というお客さんからの声もいただいているので、ぜひ見に来ていただきたいです！」

平野良「舞台というのはチケット代も安くはないですし、『デビュー』読者世代の若い方々は敷居が高いと感じるかもしれませんが、それほどの価値がきっとあると思います。舞台を観たことがないという方でしたら、けっこう衝撃を受けるかもしれません。僕も舞台を初めて生で観たときの記憶って今でも覚えています。大人から見目麗しいイケメンまで、本気でバカやったり、本気で感動させたり、“人の心を動かす”というこの職業の生きざまや覚悟だったりが、生で観劇していただくことでより伝わると思います。この世界に興味があって、この『デビュー』を見ているのであれば、ぜひ一度、生の芝居を浴びに来てください！」