――そもそも二人の出会いは？

井上想良「事務所のお芝居のレッスンで一緒になったのが最初だよね？」

綱啓永「そうそう。レッスンとかプライベート以外だと、今回の『オオカミ』が初めて」

井上想良「初めて会ったレッスンで、びっくりするぐらい仲良くなって。そこから一緒にご飯行ったり、カラオケに行ったり、プライベートでも遊ぶようになりました」

――お互い、第一印象はどんな感じだったんですか？

綱啓永「第一印象か〜」

井上想良「絶対、覚えてないだろ」

綱啓永「覚えてるよ！（笑）。僕はとにかく嬉しかったっていう記憶しかないんですよね。レッスンに通い始めて1、2年は僕が一番芸歴浅くて、年齢も若くて、一緒にご飯行ったりするような同世代の仲間が居なかったです。そこに、同い年の想良が入って来てくれて、その時に関しては、人見知りもぜんぜんしなかったし、初日で打ち解けられたんです。最高でしたね」

井上想良「僕はワタナベの養成所に通っていたので、出会う前から啓永のことは知っていたんです。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ獲って、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にも出演していることも知っていたので、そういう大きいチャンスをものにしてきた人って、もうちょっと尖ったものがあるというか、若干、下に見られるんじゃないかなって思っていて。でも、実際に会ってみたら、めちゃくちゃ気さくでナチュラルな人で、第一印象から良かった。“あ、仲良くなれるな”って思いました」

――仲良くなっていくにつれて気づいた、“意外な一面”ってありました？

綱啓永「意外と冗談とか言うタイプなんだって思いました。普段から落ち着いてるし、顔のイメージからも真面目なほうなのかなって思っていたんですけど、ぜんぜん真面目ではなかった（笑）。僕と似たところを持っていると気づいたので嬉しかったです」

井上想良「啓永に関しては、初めて会った時の笑顔を見たときから、きっと明るい子なんだろうなって思っていたんです。“うわ〜明るいし、カッコイイ人だな”って最初に思ったんですよね、あんまり言いたくないけど…」

綱啓永「ここは絶対に使ってください!!」

井上想良「だから、ちょっとおちゃらけたことってしないタイプなのかなって思っていたんです。でも、今となっては、僕のスマホの写真フォルダは啓永の変顔だらけで（笑）。そういうところは意外な一面でしたね」

――お互いに好きなところや尊敬している部分、それと逆にここは直してほしいなというところは？

井上想良「なんか結婚した夫婦の記者会見みたい（笑）」

綱啓永「ホントだ！（笑）。答えづらいな〜」

――こういう機会じゃないと、なかなかお互い褒め合ったりしないと思うので（笑）。

綱啓永「想良は、僕にはない男らしい部分を持っているなって思います。『オオカミ』とか観ていたらわかると思うんですけど、イケボで顔もめちゃくちゃ濃くて、カッコイイなと。僕はどちらかというと可愛い系で見られることが多いので、男らしさやカッコイイというのに憧れがあるんです。僕にないものを持っているのは好きな部分でもあるし、うらやましいなと。それと、嫌いなところは…」

――“嫌いなところ”ではなく、“直してほしいところ”ですけどね…。

井上想良「すげー言うじゃん！ 覚えておけよ、マジで（笑）」

綱啓永「間違えた（笑）。直してほしいところか…、別にマジでないかも」

井上想良「じゃあ、口の匂い嗅いでおく？」

綱啓永「あ〜！ しいて言うなら、口が臭いところですかね」

井上想良「おい！言い方が悪い。それは違うじゃん!! 今せっかくアシストしてやったのにさ。別に口は臭くない!!」

――どういうことですか？（笑）。

井上想良「僕自身が言うのもおかしいけど、昨日も啓永と一緒だったのですが、一昨日、晩御飯でニンニクの入った味噌ラーメンを食べたんです。次の日、（仕事で一緒になるのが）啓永だからいいかなって思って。それで、昨日も写真加工とかをしていたら寝れなくなって、朝6時くらいまで起きていて。その後、お腹が空いたので、ラーメンとお菓子を食べてきたんですけど…」

綱啓永「仕事で一緒なのが僕だったとしても、そこはちょっと気を遣ってくれよってことです。まあ、ソロカットの撮影はぜんぜん良いんですけど、2ショットで撮るときは並ぶし、鼻が曲がって表情が歪んじゃうんで（笑）」

井上想良「ブレスケアはちゃんとしてます！ 今まで臭ったことある？」

綱啓永「ないけどね（笑）」

――綱くんの好きなところと直してほしいところは？

井上想良「啓永の好きなところは、僕といるときでも、何人かで一緒にいるときでも、無意識に気を遣わせないというか。みんなに対してフラットに話をしてくれるし、ナチュラルに場の雰囲気を作る才能があるところは好き。啓永がいると、その場の雰囲気がすごく良いんですよね」

綱啓永「褒められるって気持ちいいな〜！」

井上想良「もう二度と言わんけどな！」

綱啓永「え〜〜〜〜〜っ!!（笑）」

井上想良「直してほしいところは、とにかく声がデカイ。リアクションもデカイし、いちいち声が大きいんです。だから、たまに隣に居る時にうるさいなって感じるときがある。『オオカミ』でもそうだけど、太陽LINEや月LINEが来るたびに、『うわ〜っ!!』って誰よりも声とリアクションが大きい。そこは、僕の鼓膜の問題上、もうちょっと静かにしてほしいなって思いますね」