衣装が可愛いですね！ 新曲『夏だぜジョニー』の衣装？

中山「そうなんです〜〜!! ひまわり、可愛い!! 夏だね！ マネージャーのみぞっちが、ひまわりが好きで」
小林「みぞっち好みの衣装になってます！」

そんな新曲のお話は後ほど詳しく聞きたいんですが、まずは2014年1月にエビ中に転入という形で入った歌穂ちゃんと莉子ちゃん。事務所に入ったきっかけはスカウトだそうですが、もともと芸能界に興味は？

小林「小さい頃から歌手になりたいとは思っていたんですけど、“高校生くらいになったら頑張ってみようかな”って思っていたんです。でも、小学生のときに原宿でスカウトしてもらって。そのときは恥ずかしくて、親には『いいよ〜』って言ってたんですけど、気づいたら事務所に行ってて」
中山「気づいたら？（笑）」
小林「親から『とりあえず事務所に行ってみよう！ 話を聞くだけでいいから』と言われて行ったら、もう“入ります”みたいな感じになって（笑）」

莉子ちゃんもスカウトは原宿ですよね？

中山「はい。お母さんと買い物から帰る途中だったんですけど、実はそのとき、すっごいトイレに行きたくて（笑）。声をかけられたときは、私自身スカウトどころではなかったんです。その後にトイレを済ませて電車に乗ったとき、書類を貰っていたお母さんが『すごいところにスカウトされたよ！』って、一番両親が喜んでました」

当時、芸能界への興味はあったの？

中山「小さい頃から“CMとかに出たい”って思っていて、スカウトされた最初も女優さん志望だったんです。でも踊ることも好きだったので、ダンスレッスンを受けて、チーム大王イカ（アイドル育成集団3Bjunior内のユニット）で活動するようになったら仲間がいることがすごく嬉しくて、大王イカに入ってすぐ“アイドルになろう”って、すぐ切り替わっちゃいました」

エビ中の転入はどう決まったんですか？

小林「最初『事務所に来て』と呼び出されて、“何かやらかしちゃったのかな？”“怒られるのかな？”って思って覚悟して行ったんですよ。そしたら理事長から『エビ中に入ってほしいんだけど』と。エビ中っていったら、当時、私の中では手の届かない、大きい存在だったので『えーー！ あのエビ中にですか!?』ってすごいびっくりしました」
中山「私はある日お兄ちゃんとケンカして、お母さんに怒られてるときに、電話がかかってきて。電話が終わって戻ってきたお母さんがすごい笑顔だったんです。さっき、怒ってたのはどこいっちゃったの？っていう感じで。それで、『エビ中に入ってほしいって言われたよ』ってお母さんから報告があって、もうそのときは、さっきまで怒られていたっていうのもあるし、いきなりすぎて頭の中が真っ白になりました」

そんなエビ中は、二人が入って新体制になったけど、二人からみてグループの強みって？

小林「例えば、ぁぃぁぃ（廣田あいか）は、バラエティとかたくさん出ていて、エビ中をいろんなところに押し上げてくれる。個性はみんなバラバラだけど学芸会（ライブ）ではそれがひとつにまとまって一体感になっていて、そこがいいんじゃないでしょうか？」
中山「声もみんな特徴的だよね。CDを聴いていても誰が歌っているのかよくわかるのが、すごいなって思います。『みんな声が特徴的でわかりやすいよね』って、メンバーともよく言ってるんです」

個性的で特徴的な感じは今年2月に出演した『ミュージックステーション』でも発揮されて、大きな爪痕を残しました！ やっぱり『Mステ』出演は大きかった？

小林「学校に行ったらみんな『観たよ！』とか、『ギロッポ〜ン』ってやってくれたりして」
中山「いつもは誰からもこないのに、『Mステ』の放送後は友達から『観たよ！』ってLINEがきて、それがすごく嬉しかったです。みんな観てくれてたんだ〜って」

出たことで気持ちの変化もありました？

小林「『Mステ』に出たことによって、これからももっといろんな人が見て“あ、エビ中だ！”ってすぐわかってもらえるように、このまま“グーーン！”って行けたらいいなってますます思うようになりました！」

そんな“グーーン！”っていける曲が完成しましたね！ 新曲の『夏だねジョニー』は、夏が待ち遠しいテンション上がる曲です。

小林「これを初めて聴いたとき、体が勝手にノリノリにノっていて。ORANGE RANGEのRYOさんとシライシ紗トリさんが提供してくださったんですけど、聴き心地がとてもいい曲だなって思いました」
中山「エビ中にとっても“夏”という曲が初めてで、聴いたとき『夏の曲キタ！』って思いました。これは絶対可愛いだろうなと、完成前から楽しみにしいてたんです♪ 実際に歌っていても、テンション上がります！」

MVの予告動画も公開されてますね。

小林「夏っぽい感じのMVになるんだろうなって思っていたら、全然違っていて。私のオススメは、みんな変顔するとこがあるんですが、そこをチェックしてほしいです。相当面白いと思います！」
中山「撮影では毛皮も着たんですが、あれ本物なんですよ！ なのに、本物の白菜を抱えて、こんな高級毛皮なのに虫がついたらどうしようって心配になりました（笑）」

夏で何か印象的な思い出ってあります？

小林「小学2年生のときに、幼稚園のときから仲が良かった４〜５家族くらいでキャンプに行ったんです。ベランダがあると聞いて喜んで友達3人で走って外に出たら、アシナガバチのおっきい巣があって、びっくりした友達が私のことを置いて先に逃げてしまって……。私はハチと頭がぶつかって、『痛いーーー！！』って言いながら急いで逃げて行ったのを覚えています。頭同士でぶつかったから刺されてないんですが、針の部分じゃなくてホントよかったです」

楽しい思い出かと思いきや……（笑）。カップリングもバリエーション豊かですね。とくに通常盤の『脳漿炸裂ガール』は、メンバーの柏木ひなたちゃん主演で実写映画化が決定したボーカロイドのネ申曲のカバー。ボカロ曲だけあってすごい早口！

中山「作詞・作曲のれるりりさんに『自分は人間じゃない、違うものになった気持ちで歌ったほうが歌いやすいよ』って、アドバイスをいただいて」
小林「でも一ヵ所間違えると“あ〜〜〜”って流れていっちゃうんで、ものすごい練習しました。レコーディングのときにれるりりさんが見にきてくださって、緊張しました」

ほかカップリング曲で、気に入ってるところとかあります？

小林「私は『吟遊詩人』（ツアー会場限定盤）なんですけど。聴いていて、フワーーって幸せな感じに包まれるんですよ。これ、春ツアーの吟遊詩人のお芝居のときに使われる曲を組み合わせた曲なんですけど、春ツアーで使っている曲をCDに入れるというのは初めてで。聴いていてホント幸せなので、ぜひ聴いてください！！」
中山「『キャンディロッガー』（オンライン限定盤）が、自分的にすっごく好きな曲なんです。“大人はわかってくれないけど、バカに見えてもちゃんと考えてるんだぞ！” 子供でもちゃんと考えてるんだぞ！“みたいな歌詞が、すごいガツンってくるのがカッコイイんです」

カップリングも個性派揃いですが、エビ中メンバーも個性が光って個人の仕事も増えてきてますよね。個人的にこんなお仕事したいなと思っているものってあります？

中山「私はたくさんあるんですけど、憧れのmiwaさんのMVに出てみたいなっていうのが、今最も強い夢です」
小林「今年3月に舞台（エビ中初主演の本格舞台『エクストラショット ノンホイップキャラメルプディングマキアート』）、その前にドラマ『ロボサン』とやらせていただいて、お芝居がすごく楽しくなったので、ドラマに出てみたいです。友達役の知り合いとか、ホントにもう脇役でいいので、お芝居ができたらいいなと思っています！」

私立恵比寿中学
しりつえびすちゅうがく●スターダストプロモーション芸能3部に所属する、2009年８月に結成された「永遠に中学生」をコンセプトに「King of 学芸会」の異名を掲げて活動する8人組アイドルグループ。2014年1月に小林歌穂と中山莉子が新加入となり、新体制スタート。現在グループ初のワンマンホールツアー『私立恵比寿中学飛び出せ全十ホールツアー2015?わっくわくはるバルーンGOGO?』を開催中。個々でもバラエティや映画、舞台、モデルなど活躍の場を広げている。

小林歌穂
こばやし・かほ●2000年6月12日生まれ、埼玉県出身。出席番号11番。エビ中HPにて『週刊平凡人　エビ中ツアーを行く！』更新中。

中山莉子
なかやま・りこ●2000年10月28日生まれ、東京都出身。出席番号12番。5月20日よりスタートしたGYAO!配信連続ドラマ『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』に美少女役で出演中。