江野沢愛美 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「江野沢愛美」

2009/02/27

泣くシーンでまばたきしないでいたら、目が痛くて終わった瞬間に涙が(笑)

江野沢愛美
ティーン向けファッション雑誌『ピチレモン』(学習研究社刊)の専属モデルとして活躍中の江野沢愛美ちゃんが、映画『年々歳々』で映画デビュー&初主演! 初めての映画撮影に挑んだ愛美ちゃんに、現場でのハプニングやデビュー秘話、今後の目標などをたっぷり聞いたよ!



江野沢愛美

Q 本格的な演技に挑戦したのは今回の映画『年々歳々』が初めて?

「はい。CMには出ていたんですけど、あまりセリフがないし演技の時間がちょっとだったので、今回の映画で初めて大きい台本をもらいました。ずっとセリフを書いてある台本ってどういうものなんだろうと思っていて。本なんだろうな、というのは思ってたんですけど(笑)、どういう風な感じで渡されるのかも分からなくて。来た瞬間に“これが台本かぁ!”と感激しました(笑)」

Q やっぱりCMとは違うものなんだね。

「CMは絵コンテの端にセリフや“こういう表情をする”って書かれてあるんですけど、映画の台本はそういう風には書いてなくて、自分で書き込まなきゃいけないんです。でも私は何も分からなくて違うノートに書いたりとかしちゃったから、台本は真っ白(泣)。お母さん役の円城寺(あや)さんに台本についていろんな説明をしてもらったり、“次はこういうシーンなんだよ”って教えてもらったりしてました」

Q 演じるみずきは、セリフのない表情だけの芝居も多い、難しい役どころだね。

「一生懸命にお母さんの気持ちを考えていて、心の中で本当に思っていることを口には出せない女のコなんです。セリフを言った時や言った後の表情がすごく難しくて、監督さんにいろいろとアドバイスをもらいながら演じていました。泣かなきゃいけないシーンもあったんですけど、泣く演技をどうやってやればいいか分からなかったんです。そうしたら“2分間、まばたきをするな”と言われて。でもその日は風が強くて、目を開けているのもつらかったんですよ。目が痛くて痛くて、終わって“ハイ、カット”と言われた瞬間に涙が出てきちゃって。監督さんに“もう目が痛いんです〜”って(笑)。みんなも笑っちゃってたし、本当にヤバかったです(笑)」

江野沢愛美

映画『年々歳々』のワンシーン

Q 中学生と年上の設定だったけど、それは難しくなかった?

「あんまり難しくなかったです。ただ、制服を着るのは大変だなって思いました。スカートのひだとかきれいにしなきゃとかいろいろ気を使わなきゃいけなくて、面倒だなって(笑)」

Q でも早稲田アカデミーのCMで制服を着ているよね。

「ただ、映画みたいに長い時間着なくていいから、そこまで大変と思ったことはなくて。制服は、セーラー服を着ることができたんです。うれしかったです! かわいいなあって思いました。今度中学生になるんですけど、私の通う学校は昔から変わってないレトロな感じの制服で……。ほかの学校の制服はチェックとかでいい感じなのに(笑)」

Q (笑)。夏にはまた新しい映画『深海獣雷牙』が公開されるね。

「この映画では三人姉妹の末っ子役で、『年々歳々』とは正反対の役です。『雷牙』の方が自分の性格に近い気がしたんですけど、ちょっとテンションが高すぎて、途中から演技がよく分かんなくなってきちゃって(笑)。お姉ちゃん役の方と一緒にお話をして徐々に普通にできるようになってきたんですけど、最初はすごくテンションMAXで叫んだりしてました(笑)」

Q 普段の愛美ちゃんはハイテンションなの?

「(即答で)はい!(笑)。人見知りもあんまりしないです。ご近所の大人の人とかには恥ずかしくて、あんまりしゃべれないんですけど……(笑)。でも同年代のコたちとかだったら、けっこう自分から話しかけて友達になっちゃうタイプです」

Q 友達とはいつもどんな話で盛り上がってるの?

「なんだろう……学校ではみんなで羞恥心の歌を口ずさみながら踊っていたり(笑)。私がすごい上地雄輔さんのファンで、エッセー本『上地雄輔物語』(ワニブックス刊)も買ったんですけど、もう一人の友達もすっごい上地さんが好きで、シングルやDVDとか全部持ってるんです。出演してるテレビとかも全部チェックしてて、“昨日、出てたねー”って言うから“知らなかった。なんで教えてくれないのー!!”って、いつもそんな感じ(笑)。ほかに好きなのは、溝端淳平さんに佐藤 健さん、三浦春馬さんとか。でも、ナンバー1はやっぱり上地雄輔さんです」

Q この世界にいればいつか会えちゃうかもね。

「はい、会いに行きます!(笑)」

PART2につづく…

Text/松木智恵(日刊編集センター)
えのさわまなみ●1996年11月1日生まれ、千葉県出身。2007年に「avex俳優・タレント・モデルオーディション」に合格し、雑誌『ピチレモン』(学習研究社刊)の専属モデルに。CM「早稲田アカデミー」「トステム住宅研究所 フィアスホーム」などに出演し、2009年2月21日公開の映画『年々歳々』で映画デビュー。夏にヒロイン役に挑んだ映画『深海獣雷牙』が公開予定。また4月4日に開催されるファンイベント「ピチレモンフェスタTV3」にも出演が決定している。(エイベックス・マネジメント所属)

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