“もっと上に行きたい！”と思って頑張っています

ティーン向けファッション雑誌『ピチレモン』(学習研究社刊)の専属モデルとして活躍中の江野沢愛美ちゃんが、映画『年々歳々』で映画デビュー＆初主演！　初めての映画撮影に挑んだ愛美ちゃんに、現場でのハプニングやデビュー秘話、今後の目標などをたっぷり聞いたよ！

Ｑ　デビューのきっかけを教えて。

「ずっと雑誌の『ピチレモン』を読んでいて、“この子、かわいい”“こんな風になりたい”と思いながら、持っている洋服を合わせてみたりしていたんです。モデルになりたいとは思っていたんですけど、でも自分には向いてないような気がして。だから将来は美容師さんや保育士さんがいいかなって思ってました。でもお母さんに“avexのオーディションを受けてみれば”と言われて、それで受けたら受かっちゃって！ その後に『ピチレモン』のモデルになれました」

Ｑ　『ピチレモン』の面接ではどんな話をしたの？

「本当にやりたかったから、面接中はすごい緊張してて、編集長の方に“何の雑誌を読んでるの？”と聞かれて“ピチレモンです”って即答したら“早いね”って笑われました(笑)。ほかにもたくさん質問されて何て答えていいのか分からなかった時、私の携帯電話に雑誌の付録が付いていることに編集長が気付いて“使ってくれてるんだ”って言ってくれて。自分でも付けていることにその時初めて気が付いたので、ビックリしちゃいました(笑)。それがきっかけで自分のことがいろいろと話せるようになったので良かったです」

Ｑ　モデルをやってみてビックリしたことは？

「朝が早いこと!(笑)。いつも起きる時間には東京に集合しなきゃいけなくて、家が千葉県なのでけっこう大変です。あと撮影の合間に出るお菓子が多いこと! いつもパクパク食べてます(笑)。この前、撮影時間が押してしまったことがあったんです。マフラー特集の時で、いろんな巻き方をしなければならなくて準備が大変だったんです。それで待っている間、お菓子を食べまくりながら眠さと格闘してました(笑)」

Ｑ　朝は苦手？

「はい(苦笑)。夜はだいたい10時半から11時くらいに寝ていて、ときどき11時半くらいまで起きているときもあるから朝がつらくて、いつもお母さんに起こしてもらいます。自分じゃ起きられないです(笑)。一度起こされたら二度寝はしないんですけど、電車に乗るとまたすごく眠くなっちゃって。いつも降りたい駅の前の駅で起きるんですけど、１回、降りたい駅のドアが開いた瞬間に起きて“危ない！”ってなったことがあります(笑)」

Ｑ　愛美ちゃんにとって“これがあるから頑張れる！”っていうパワーの源は何？

「歌や演技のレッスンを受けていると、私よりもうまい友だちがたくさんいます。そうすると、その子たちよりも頑張って“もっと上の演技をしたい！”って思います。雑誌でも早く表紙に載りたい、もっと上に行きたい! て思う。多分、みんなそう思っていると思うんです。いつもは仲良くしているけど、いつかはオーディションで競い合うライバル。周りの子たちより少しでも頑張ろう！って思えるから、頑張れているんだと思います。あとはファンレターや『ピチレモン』のファンの子に会えたときとか、そういうのにもすごく励まされます」

Ｑ　春からは中学生。さらに上を目指すために、これからは化粧などにもこだわっていくの？

「んー……でも、実はメークはあんまり好きじゃないんです。マスカラとか付けたら目をこすれないし、いろんな我慢をしなきゃいけなくなっちゃうから(笑)」

Text／松木智恵(日刊編集センター)