今、自分の手元に土偶ビキニがないのが寂しいですね。

アイドリング!!!7号として活躍中の谷澤恵里香ちゃん。主演ドラマで前代未聞の“土偶少女”役に始まり、初めてづくしの爆笑現場の様子を振り返ってくれました！体当たりで演じたドグちゃんや共演者やスタッフとの楽しさがドラマからも伝わること間違いなし！

Ｑ　ドグちゃんに振り回される主人公・誠役の窪田正孝くんとは現場でどんな感じだったの？

「ドグちゃんと誠がけんかする時とかは、朝から一言も口きかなかったりしましたね（笑）。後半で、誠がドグちゃんに対して一瞬冷たくするところがあるんですが、自分が現場に入る前から冷たくされたりとか（笑）。撮影前から役とシーンに入られてますね。」

Ｑ　誠のお父さん役でドグちゃんたちを見守る上川隆也さんもいいキャラクターでしたね。

「今まで私が観ていた上川さんのイメージからは、誠のお父さんのようなコメディチックな上川さんは想像できませんでしたね。でもすごく新鮮で楽しかったです。ベテランの方を前にすると緊張するんですけど、緊張させない空気を作ってくださる方でした。同じ控室で過ごしてくださってて、メイクさんとかと“○○行きたいね”なんて話していると、パソコンで入園時間とか調べてくれたり、“持って帰んな！”といって差し入れのプリンを頂いたり」

Ｑ　ドグちゃんの仲間のドキゴローとの撮影は？

「放送されているのは朴ろ美さん（『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック役）が声を担当されてます。撮影中は、まだ声優さんも決まってなくて、ドキゴローの声を助監督さんがやってたんですよ。“ドグちゃーん”（太い声で）とか“ドグちゃん☆”（高い声で）とか、毎回キャラが違ってて（笑）。フツーの人形かもしれませんが、私的には本当に肩にくっついてくれてるだけで心強くて“相棒”って感覚で、愛着を持ってました。今日もいるかと思ったんですけど、今日は休暇みたい（笑）。ドキちゃん遅れた夏休みをもらってるみたい」
※「朴ろ美」の「ろ」は「王」偏に「路」

Ｑ　ご自分の肩で動かしてましたよね？

「そうなんですよ！監督によってはドキゴローが喋るとき、自分で動かすよう言われていて。それ以外は、プロの方が片手のハンドで操っているんですよ」

Ｑ　苦労したことはありましたか？

「殺陣とかアクションのシーンで、ビキニから下胸が出てきちゃうんですよね。それでカットになったり（笑）。着心地はすごくよくて。最初は恥ずかしくてバスロープとか羽織ってたんですけど、後になると街中も土偶ビキニで歩けるようになってました。今、自分の手元に土偶ビキニがないのが寂しいですね。できることなら欲しかった（笑）」

Ｑ　クランクアップ後に土偶ビキニは着ました？

「『KUNOICHI2009』（TBS系）という番組でドグちゃんの格好で出て、そのまま池に落っこちちゃいました（笑）」

Ｑ　『KUNOICHI2009』で、アイドリング!!!のメンバーが出ていましたけど、谷澤さんだけ肩書が……。

「「 “アイドリング!!!”じゃなくて “土偶アイドル”になってて驚きました（笑）。その日の急上昇検索ワード1位が“土偶アイドル”になってたんです！関東では放送されてないけど、『KUNOICHI』の出演によって、土偶アイドルが少しでも革命を起こせたかなと（笑）」

Ｑ　自分以外の出演者の部分で印象的な話は？

「特殊メイクがほんとにすごいですね。美保純さんとか、生身の体にそのまま特殊メイクしていたり。第8話の『鯉しくて』での竹中直人さんとのシーンではアドリブの連続で。大変でしたけどすごく勉強にもなりましたね。」

Ｑ　みんなノリノリでやってる感はあるよね？

「みなさん、監督が言ったことに最初は苦笑いで“えっ、これ本当にやるんですか？”とか“冗談ですよね？”みたいな感じなんですが、実際やってみると、楽しくなっちゃって、みなさんも勝手にアドリブとか入れちゃったりしていましたね（笑）。そんな楽しい現場で、それが映像でも伝わると思います」

Ｑ　もし、実際に退治したい妖怪がいるとしたら……？

「妖怪“食欲”ですね（笑）！ドグちゃんの時にスゴイ頑張って減量したのに、終わったとたん、反動が来てしまって。もう、本当に……コテンパンにしてやりたいですね！女子の敵ですよ！」